天聖経: 第460話
第七章 地上生活と霊界 2-3
2. み旨の勝利に同参できるようにしてください
愛するお父様、忘れもしない祖国に帰ってまいりました。この国の将来を、お父様が責任をもってください。幼い統一教会の群れが、この国と民族のために昼夜を問わず、多くの涙を流したことを私は知っております。精誠を捧げる群れの終末は、勝利とともに連結され、最後の栄光とともに連結されることを知っております。精誠を捧げる途中には困難が伴うものであり、血と涙の出る犠牲が求められるという事実もよく知っております。
自分に勝利しなければならず、家庭の十字架を克服しなければならず、さらには氏族と民族を越えて国家を中心とした十字架の路程も克服すべき、民族的な使命が残っていることを知っております。また、今後は、世界史的な十字架の山頂に向かって前進すべき、非常に大きな十字架の路程が待っていることも知っております。
これだけではなく、霊界を中心としてあなたの心情的な路程を開拓しなければならず、現在、私たちが十字架の道を通して、後世の路程を開放すべきであるという驚くべき事実も知っております。小さくは私たちから家庭を通して、民族、国家、世界を通して、霊界を通して、お父様のみ前にまで行くべきその道は、歓迎の道ではなく、迫害と悲しみの擦れ違う環境の中で開拓すべき、行脚の路程であることをよく知っております。
過去の数多くの宗教者は、この道をはっきりと知ることができずに、個人的な十字架の路程、家庭的な十字架の路程、もしくは社会と国家的な十字架の路程において、すべて倒れていきました。ここに集まった統一の群れはこれを克服し、最後の十字架路程をお父様の心情を中心として突き抜けなければならないという事実を知りましたので、今日、韓国の地で困難を顧みず、多くの苦労をしたことを知っております。この者たちを祝福してください。あすの希望とともに、あなたのみ旨の勝利に同参できる栄光の群れとなるようにしてくださることをお願いいたします。
今、この場に共に御臨在ください。伝えるみ言があなたの喜びのみ言として、すべての人の心に植えられるようにお許しくださり、ここに向かって、心を合わせて祈祷する全世界の統一の群れであるあなたの子女たちを、一律的な恩賜と愛によって抱いてくださることを、愛のお父様、切にお願いいたします。お許しくださった恩賜のこの場を感謝申し上げ、すべてのものをあなたがまずお受け取りくださることを願いながら、真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九八二・九・二六)
3. 永遠に願うみ旨のとおりに成してください
愛するお父様、千里遠程の果てしなく遠い復帰の道において、分別のない幼い者たちを前にして、このように話すことにためらいを感じながらも、仕方がありませんでした。このような痛哭の事情を、この地上の人間世界においては誰も知らず、そのような事情を前にして生死を懸けて決戦をなした人が、あなたの目の前には一瞬たりとも現れなかった、ということが歴史的な事実でございます。
この息子がみ旨を知ったその日から、これを担うためにすべてのものを忘れて闘うことができ、狂ってこの道のために駆けてこれた力と健康、そして、信念を賦与したのは、私自身ではありませんでした。あなたの恵沢によって、今日、滅びの烙印を押されることなく、勝者の印を残して万世に趣向を凝らせた事実を考えるとき、ただただ、感謝申し上げます。
このような驚くべき天の祝福をここにいる幼き二世たちの前に、ただそのまま、受難の道なく伝授したいのが私の本心ですが、いまだ国がその位置に達することができず、世界がその位置に達するまでには三年路程が残っております。すべての精誠と喊声を携え、エリコ城を陥落させるべき最後の瞬間が目前にありますので、敗者の烙印を各自の行く道に残さないで、勝者の道を残すために、この師が歩んだ歴史的な道を重ねて感じさせてください。
また師の家庭において成された、興進君と数多くの兄弟が先に蕩減の祭物として、その穴を埋めるために逝った恩徳を思うのでございます。彼らが父母のために孝行を尽くしたいと思ったすべてのことが地上に残っているので、東西、四方に垣根となるために努力する祝福二世になるというときには、滅びの道はあり得ないという事実を知っておりますので、切にお願いした言葉が審判の条件とならず、賛美と栄光の条件として、この者たちの生涯路程においていつまでも輝くように、お許しくださることを切にお願い申し上げます。
幼い心をもって両手を挙げて決意したすべてのことが、地に埋まることなく、たいまつのように生涯路程を照らし、暗い世の中においてあなたに引かれ、感謝しながら我知らず受難の峠を越えていけるように導いてくださることを、切にお願いいたします。残された生涯において愛の偉大なみ手がより一層共にあり、試練の峠において自信満々たる二世としての権威を現せるように、お父様が祝福なさると同時に、誇ることのできる姿として激励してくださることを、重ねてお願いいたします。
お許しくださったこの一年が、恥ずかしくない年となるように、そのような行跡に向かって前進しようと決意いたしましたので、永遠に願うみ旨のとおりに成してください。すべてがうまく行くことを願いながら、真の父母のみ名によって切にお祈りいたしました、アーヂュ。(一九八六・一・三)