天聖経: 第461話

第七章 地上生活と霊界 4

4. すべてのものが標準化されるように祝福してください

愛するお父様!「愛勝日」を策定したこの日をもう一度、思いながら、六回目として迎えるこの日の上に、お父様、愛と恩賜によって共にいらっしゃってください。

世の中のすべての人々は死の峠を最も恐れ、死亡の障壁を怨恨の障壁のように思いますが、統一家においては死の障壁が第二の蘇生を創出する一つの開門になることを宣布し、恨多き歴史時代の死の峠を越えていったすべての霊人を、新しい関係の中で束ね、地上世界と天上世界が分かれたものを、死の障壁をかき分けて連結させ得る「愛勝日」を策定するようになったという事実を、感謝申し上げます。

愛が勝ったというのは、死亡圏に勝ったことを意味いたします。その死亡圏がいくら激しく、強く、堅固であったとしても、神様の愛の権限をしのぐことはできないことを世界的に宣布するようになり、この子女を中心として、父母様の愛の心情と、神様の愛の心情を中心として、死の峠を崩し得る勝利の日を、この興進君が逝くことにより、この地上に策定できたことを感謝申し上げます。

愛するお父様、今やこの息子を中心として、地上から旅立つ前に、父母様は約束をいたしました。相対決定とその直系の子女を後代において一支派として編成することを決定いたしましたので、今後、地上にいる薫淑嬢と共に興進君が天上と地上を束ねられるように、天と地を縦的に束ねられるようにしてください。そのために、あなたの愛する娘、薫淑嬢が天と地のために精誠を捧げる一切の心を、神様と父母様のために生きた生畜の祭物となって歩む生涯路程を、興進君と共に束ね、万民解放、家庭的解怨成就の道理を果たすようにしてください。

この家庭がこのように地上で過ごしてから逝くことにより、天上世界のすべての家庭的編成も自由に成され、内的なすべての霊人も恵沢を受けて、家庭的勝利圏内で方向を備えて、未来の希望をもてる霊界と肉界を同伴し、選び立てた家庭となるように祝福してください。この家庭を中心として、これから養子を直系の子女と連結させ、万民解怨成就の祝福の土台を成し遂げていくこの家庭の将来に責任をもち、導いてください。

興進君自身は、この家庭が地上世界の主人であると同時に、天上世界のすべてのものを収拾し、この家庭的関係を束ねることができ、新しい天上世界の家庭を編成するときに、開拓者の責任を兼ねてくれることを願います。

きょう、このような「愛勝日」の祝祭の日をもちましたので、お父様自ら共にいらしてください。この日を喜んで設定された、満五年前のその日を思いながら、悲惨で寂しく、悲しく、惨めな環境を収拾し、お父様、この息子が歩める道をえり分け得るその日を心に留め、祝福なさった「愛勝日」が、万世に輝くようにお許しください。

「父母の日」と兼ねていますので、「父母の日」の行事のすべての礼物を中心としてこの日を施行し、このように祝う祝祭の日をもてることをお父様がお許しになり、興進君も許して受け取ってくださることをお願いいたします。

今や一九八九年となるこの年は、統一家の誇らしい祖国を中心として、今までは祖国というその基台を一つの表題として、一つの立て札のように受け入れて、縦的な闘いを恐ろしいほどにしてまいりましたが、その縦的な闘いの基台を向上させられないときには、いつでもさすらいの者となってまいりました。失った先祖の歴史を、父母様が一九八八年を送りながら、今やこの頂上の縦的基盤を確定し、横的、世界的な宣布をした基盤を中心として、縦的基台と横的基台をつないであげられる韓国の地が、これを受け継げるようにしてくださった恩賜に感謝いたします。

今からは、いくらサタンが悪辣な反対の歴史を誇るとしても、この縦的基盤の上に韓国という歴史的な縦横の基台を中心として国家的理念圏を立てたことを、踏みつけられないことを知っております。そして、今やすべての国を代表した統一家の群れが、国境を越えて世界に散らばった子女が、一つの食口となり、祖国光復のために歩むときに、忠誠を尽くしたどんな民族よりも忠誠を尽くすことにより、今やこの道を妨げるサタンの基台がないことを知っております。

サタンは、長成期完成級から出発したため、今や祖国を代表した韓国の位置を設定したことを、完成期完成級を中心として真の父母様の愛を中心とすると同時に、神様の愛に一体となることにより、責任分担圏を撃破してすべての天の国と地上の障壁を崩し、万民のすべての障壁を崩し、アダムとエバの過ちの因縁を打破し、それを蒔いたことを歴史的な勝利の結実として身代わりし、アダム国家とエバ国家の二世たちを中心とした国家的次元の愛の基台である家庭を輩出することにより、縦横の関係を、家庭を中心として拡張できる世界的関係をもたせてくださった恩賜に感謝申し上げます。

このようになることにより、万国の希望の基礎が韓国となるでしょう。今後の韓国、この国が行くべき道は私たちが標本となり、この国が踏み締めるべき道は、私たちが踏み締めた道がこれから伝統として全国民に拡散し、拡散したその伝統が自分の後代を中心として横的基盤を受け継いだ縦的後継歴史を創出することにより、新しい世界への祝福の基台を継ぐ時が来たことを感謝申し上げます。今年からこのことを出発いたしますので、全霊界と肉界、イエス様と興進君、その次には四大宗教指導者、地上に来た孝子、忠臣、烈女がここに隊列を共にして、地上行路の歩調を備えられる天使長圏の責任を完遂することにより、地上アダム圏を保護し、そこに向かってくるすべての悪の世界を自ら除去できる、自由な前進的地上天国が顕現するための環境的開拓と実体的開拓が成し遂げられることを願うものでございます。

お父様、幾千代を通して望んだ願いの一切が、今や韓国の地に設定されたことを哀れんでくださり、この民族の頑ななすべての心を解消させ、この民族を騒がせるすべての悪党の群れを自ら制御でき、これが収拾されるように、お父様、霊界のすべての霊を動員して命令してくださり、統一家に危害を加えようとするすべての外的勢力を防備して、霊的な天使長圏が地上の堕落した天使圏を屈服させられる前進的出発を、特に「愛勝日」を期して、この日の祝福とともに、万民の前に宣布されることを切にお願いいたします。

ここに集まったあなたの子女たち、父母様を中心として直系の子女たちが集まりました。祝福を受けたすべての外的世界の先祖を代表した家庭と三十六家庭、七十二家庭、百二十四家庭、四百三十家庭、そして、二十一カ国を連結してこのような祝賀を展開していることを、百二十カ国を代表した者として受け取ってくださり、ここから地の果て、全体、どこでも自由に戻ってこられる循環的路程が、お父様の主管圏において主管を受けられる勝利の天国として前進するようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

この「愛勝日」の勝利の権限を知っている私たちは、み旨の道の前に死を受けて越えていける自主的な恩賜を許され、天の特権的な子女の権限をもってこのすべての生涯をお父様のみ前に生畜の祭物として顕現したことを感謝し、お父様の希望の天国と新たに復活節をもって全宇宙を統括できる愛の指導的な直系の隊列に参加できる解放者として、すべての生死の境を知り、実践できる群れとなるようにしてくださることをお願い申し上げます。そのようにすることにより、韓国の将来が死のない峠に前進できるよう、お父様、保護してくださることを、切にお願いいたします。

万万歳の恩賜と愛がこの日とともに、万国を韓国の基盤と連結させ、天国の父と万々の霊人と地上の真の父母の家庭と束ね、死亡圏を解消できる記念の日として受け取ってくださることを、お父様、切にお願いいたします。このすべてを真の父母のみ名によって宣布し、お祈りいたしました。アーヂュ、アーヂュ、アーヂュ。(一九八九・一・二)

Luke Higuchi