天聖経: 第458話
第六章 真の万物 6-7
6. 祭司長の責任を果たす子女たちとなるようにしてください
お父様、天地万物をお造りになったお父様の心情を、きょうこの時間、畏れ多くも推し量ってみるものでございます。万物の中心であり、幸福と喜悦の中心である心情を土台とした家庭が、全宇宙に結ばれなければならないのが創造本然の希望であり、目的だということを思うとき、今日のこの地は、あなたの願いと事情と心情を中心として一体となれないまま、堕落の歴史を繰り返してまいりました。このようなことを思いながら、歴史的なすべての足らなさを、もう一度悔い改めることのできる私たちとなるよう導いてください。
死亡の世界からまだ抜け出られないまま、あすの希望のために闘いの道に走っていかなければならない数多くの人間たちを、お父様、哀れんでください。また、現世をはねのけ、お父様が成そうとされた創造理想の地である本郷の地に向かって走っている、今日の数多くの聖徒たちを、哀れんでくださいますようお願い申し上げます。
過去、現在、未来に責任を負って役事してこられ、逆境の中の逆境を経てこられたお父様の心には、恨が多いことを、お父様、私たちは知っております。お父様の心情と理想の前に、数多くの人々がその永遠の理念と心情をたたえ、謳歌していなければならなかったにもかかわらず、お父様の心に釘を打ってしまった悲しい過去をたどってみるとき、あなたの心情がどれほど悲しかったかを感じながら、あなたのみ前に頭を垂れてひざまずき、贖罪の祭壇を築かなければならない私たちであることを、もう一度心の奥深くに銘記するようにしてください。
あなたのみ前に勝利の祭壇を備え、祭司長の使命を果たす子女たちがいない現実を御覧になるお父様は、私たちだけでも、天の十字架を代わりに背負える腹心になってくれることを念願していらっしゃるのを知っております。お父様、命懸けで責任を果たし、死ぬことがあってもお父様の恨と悲しみを解いてさしあげるために、お父様の真の孝子、孝女となり、忠臣、烈女になろうと、お父様のみ前に両手を挙げてお誓いした私たちでございますが、実績を備えて、お父様がお喜びになるところで孝誠と忠誠を尽くすことができなかった、不孝で不忠な私たちであることを嘆息せざるを得ないのでございます。
しかし、天よ、私たちをお見捨てにならず、私たちをして最後の勝利を約束されたその日まで、自分の職責と使命を果たせる真の子女となるよう、役事してくださることを切にお願い申し上げます。
お父様、長い歴史路程の中で数多くの日々が流れてきましたが、そのどれか一日でも、あなたがお喜びになられたでしょうか。そのような歴史の流れの中で、この地上に「真の父母の日」を捜し立てられ、また「真の万物の日」を捜し立てられました。お父様、きょうが正にあなたが苦労して捜し立てられた「万物の日」でございます。あなたが苦労してこられた摂理をもう一度回想しながら、きょうこの日を迎えてみますと、感慨無量の心を抑えることができないのでございます。
きょうは、お父様がこの日を「万物の日」として策定したその日から、四年目を迎える歴史的な日でございます。流れていった路程の中で、悲しみと悲嘆の悲惨な逆境を歩んでまいりましたが、あなたの大きな摂理のみ旨の前に、必勝の一日を約束しながら準備してきた日々だったことを改めて感じるのでございます。お父様、過ぎし日の逆境が大きければ大きいほど、それが今日の大いなる感謝の条件として現れることを思うとき、千回、万回、感謝しなければならない私たちであることを悟るようにしてくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。
今、四方に散らばっていたあなたの息子、娘たちがここ青披洞教会に集まりましたので、この者たちを主管してくださり、この日を心に留めるようにしてくださり、この日によってお父様が築いてこられた祝福の日を立てられるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。韓国の各地に広がっている大勢の統一の群れが、この日のためにひざまずき、精誠を尽くして敬拝しておりますので、そのような子女たちがいる所には、すべてあなたの慈悲のみ手が共にあるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。
また、世界万邦であなたのみ名を呼び求め、敬拝を捧げる大勢の子女たちがおりますので、彼らにも自ら共にいてくださることを切にお願い申し上げます。また、この途方もない宇宙史的な使命を背負い、人知れず孤独な道で開拓者の悲しみを抱きかかえ、身もだえする大勢のあなたの子女たちがおりますので、お父様、彼らを心に留めてください。お父様、人知れず開拓者の道を歩む逆境がどれほどつらいことかを、私たちは知っております。あなたもそのような場で今まで闘ってこられたがゆえに、そのような事情をよく御存じでいらっしゃいますので、お父様の事情と通じることのできる者たちをお立てになり、彼らをして世界史的な責任を完結するようにしてくださり、勝利の約束を成し遂げて、お父様のみ旨を身代わりして勝利の盾を立てるのに不足のない働き手となるよう役事してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。
今、第一、第二、第三の教会が新しい任地に責任をもち、首都ソウルに向かって進軍の歩みを合わせていく時ですので、お父様が自ら彼らと共にしてくださり、命令してください。そして、勝利の一日のために永遠に勝利の盾を掲げ、祭司長の責任を果たして余りあるあなたの子女たちとなるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。お父様、私たちは時間がたてばたつほど、途方もない責任と使命が生じることを感じるのでございます。お父様、この民族の運命に責任をもっていきながら、精誠を尽くしてお父様のみ前に報いなければならない時間と、この民族のために最後の決断を下さなければならない時間が目前に近づいたことを見つめ、感謝の心と感激した心でお父様のみ前に新たに誓い、約束できる私たちとなるようにしてくださり、その誓ったことを実践し、実績を万民に贈物として分けてあげられるあなたの子女たちとなるよう役事してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。
霊界の数多くの霊人たちも、この日を望みながら蕩減される標本的な一日を願っていることを知っております。お父様、きょう私たち自身を立て、霊界と肉界を連結させ得る立場で生死の判決を下さなければならないこと、そのような重大な責任が私たちに負わされていることを知っております。きょうここに、このように集まれる時間を許諾してくださったことを、感謝申し上げます。今もこの時間のために至る所で、欽慕の心情をもってお父様を呼び求めている大勢の子女たちをかき抱き、保護してくださり、孤独な道を行く子女たちのあらゆる事情を自ら見抜いてください。喜びと栄光の一日であるきょうに、十分な恩恵で満たしてくださることを願いながら、すべてを真の父母様のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九六六・六・一九)
7. 奉献転換式を宣布しますので受け入れてください
愛するお父様!全世界が方向をそろえ、一つの国、宗主国を求めて天国に向かっていける、高速道路を走っていかなければならない時代にまいりました。ここでは、地獄が解消され、嘆息していた全人類、天上世界と地上世界の人たちが解放される時代をもつようにしてくださいました。天が父母様を愛することによって、今、父母の国を立て、長子圏の国を決定いたしました。
韓国の十二人と日本の三十六人を中心とするエバ国、母の国が責任を果たせなかったことを、彼らが一つになることによって四位基台的な基準を復帰し、天使長の世界になっていたアメリカを初めて祝福できる時代になったのでございます。今、韓国、日本、台湾、フィリピン、カナダ、イギリス、そして、第二次世界大戦を起こしたすべての国々が加担し、第二次世界大戦の直後に真の父母を中心として成し遂げなければならなかった統一王国時代を身代わりし、家庭的な王国を編成するために、祝福の道を苦労して開拓していた真の父母を、協助してくださったお父様に感謝申し上げます。夢のような事実を開拓するための路程を、お父様が苦労して開拓されていたその日々を、私は知っております。誰も知らないこの道を歩まれ、峠を越え、山を越え、大洋を渡り、大陸を渡り、これを展開するために、統一家の人々がどれほど冷遇され、涙を流したでしょうか。
この涙の功労をお捨てにならないお父様の愛によって、父母様の国を条件的に、代わりにお捧げし、子女の国まで代わりにお捧げし、キリスト教を中心とする統一王国圏を立て得る解放的な世界へと前進するようになったのでございます。
これによりまして南北統一はもちろん、日本と韓国が一つの国になり、台湾とフィリピン、そしてカナダが人種を超越して一つになった基準で、アメリカを中心として一つの家庭的子女の縁をアダム家庭で立て、神様の愛をすべて受けなければならなかった上下の愛、左右の愛、前後の愛の圏を成したのでございます。家庭的な理想の愛の基準を中心として定着できなかったあらゆるものを、天下の国々を中心として、再び安着できる基盤を真の父母が宣布し、それを成就させた基盤をお父様のみ前に奉献いたしますので、受け入れてくださることを切にお願い申し上げます。
今、お母様が韓国の十二人と母の国の日本を中心とする台湾とフィリピン、カナダの三十六人、そして天使長の国まで連合させて一つになる場をおつくりいたしました。初めて彼らが一つになった基盤の上に、父母様と一つになり、神様のみ前に父母と子女が一つになった、全体の条件的な勝利の境界線を越え得る約束の時を迎えて、このような式を挙行いたしますので、喜びの心で受けてくださることを切にお願い申し上げます。
過ぎていくあらゆる諸条件が歴史的な宣言となり、摂理史的な勝利の立て札を立てる圏内となり、愛主権の完成世界へ、天宙全体に神様が自由に往来でき、サタン世界の痕跡を除去させて愛の覇権をもった主権をもって治められる、愛の大王様になることを許諾してくださるよう、祝福してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。このような「奉献転換式」を宣布いたしますので、お父様、受け入れてください。真の父母様のみ名によって再度、再度、再度、宣言、宣言、宣言いたします。アーヂュ。(一九九八・五・二六)