天聖経: 第447話

第四章 真の人間 1-2

1. お父様の形状に似ていくようにしてください

愛するお父様!ここに集まった子女たちの心情をあなたは御存じですので、彼らの体の細胞までも、慈悲深いお父様に向かって動くようにしてください。彼らの心と体のすべてが、お父様が運行される愛のみ手に包まれるようにしてください。彼らを全体的な和動の要素として現してくださり、あなたのみ言を証するために、命を差し出して走ることができる天の勇士たちとして、この時間に聖別してください。

お父様、集まった大勢の子女たちを哀れみの心で御覧ください。あなたが許諾される命のみ言を頼りとして、一段階上がっていかなければならない運命の復帰路程が残っていることを知っておりますので、愛のお父様、愛のみ手を広げて不足な私たちの手をとってくださり、導いてください。私たちが心と体を一つにしてぬかずきましたので、お父様、み手を携えて導いてくださり、抱き起こして私たちの心を天の心に入れ替えてくださるよう、切にお願い申し上げます。

きょう、ここに参席した数多くの群れを祝福してくださり、お父様の命の役事と感動の役事、そして復活の役事が現れることを許諾してください。今日、私たちがもっているあらゆる現世の観念をお父様のみ前にすべて明らかにし、温柔、謙遜な幼子の心情でお父様のみ前に出てまいりましたので、お父様、恩恵のみ手で再創造の役事を起こしてください。聖霊の火を現してください。秘密にしていた愛を現してくださり、これらによって終わりの日に塞がっていた死亡圏の門を開き、お父様の勝利の栄光を現すことを許諾してくださるよう、愛するお父様、切にお願い申し上げます。

今ではもう、多くのみ言は必要ないことを知っております。集まった子女たちが多くのみ言を受けていないと思ったとしても、許諾された恩賜を相応に受け、その使命をやり遂げることができるようにしてください。天のお父様、許諾された約束のみ旨を成し遂げようと、天に向かってこの時間に約束し決意いたしましたので、空いた器があればすべて満たしてください。お父様の十分な恩賜に酔って感謝することができ、お父様に栄光をお返しできる子女たちとして立ててくださり、お父様が愛することのできる子女たちとして復帰される恩賜を、この時間に許諾してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

伝える者の心と受ける者の心を一つにしてくださり、天の動きに私たちの心が動き、天の動きに私たちの体も動いて、お父様の形状を、心と体で、手本として似ていくことを許諾してください。切にお願い申し上げます。残された時間も、哀れみに満ちた御命令のみ言で役事してくださることを願いながら、愛する主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一二九五六・七・一)

全体目次

 

2. 復活の役事を起こしてください

あちらこちらと歩き回り、生命の道を求めてお父様のみ前にぬかずいた私たちであることを悟らざるを得ないのでございます。きょう、お父様を「アバ、父よ」と呼べる立場に立ててくださった恩賜と、私たちが知らない間に無限の苦労を意に介さず、私たちを保護し、分別してくださって、この立場まで導いてくださった恩賜に何をもって報いることができるでしょうか。報いる何ものも備えられていないのでございます。体を捧げても、その恩賜に報いることができず、心すべてを捧げても、お父様の御苦労の功績の前に、頭を上げられない不足な者たちであることを、この時間に感じざるを得ないのでございます。

天のお父様、ここまで導いてくださったお父様に、私たちを生かすべき責任もございますが、私たちを通して栄光の一日を御覧になるべきお父様の御事情があり、願いがおありだということを知っております。また、このような私たちを御覧になり、慰安を受けようとなさるお父様であられることを思うとき、足らない私たちに望みをもたれ、歴史路程の幾多の峠を耐えてこられたお父様のみ前に、面目がないことを感じざるを得ないのでございます。

私たちの血肉がお父様の御心情を思いやることを知り、私たちの骨が一つの人格を構成できる形態を備えたとするならば、それ自体がお父様の不変の姿を証し得る、一つの構成体となるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。細胞の一つ一つまでもお父様に属し、栄光をお返しすることのできる、神聖で栄光ある実体をどれほど待ち焦がれられたことでしょうか。歴史路程において、私たちの先祖たちは、そのような姿でお父様に侍ることができなかったのでございます。天に従いながらも、時には恨み、時には背き、選民であることを誇りつつも、それを放棄してしまうこともあった歴史的な事実を知っております。

お父様、このような恨多き血統を受けた私たちでございますので、きょうは自信をもって「神様を信じる」と言っても、あすには天に背き得る、悪の世界に近い立場にある者たちでございます。このような私たちを、お父様、哀れにお思いください。お父様、支えてくださり、新しい生命に躍動する復活の役事を起こしてくださることを、切にお願い申し上げます。今日まで、地上に生まれては逝った人も多く、今も生まれては逝く人が大勢おりますが、お父様の事情や心情に対して痛哭する人がおりませんので、今日私たちが、お父様の事情と心情に対して痛哭し得る者たちとなるようにしてください。

天と地を嘆き、人類を嘆き、歴史を嘆き、堕落した先祖を嘆くことができ、私がお父様に侍って、ために生きようという心に満ちあふれた息子、娘たちが、地上に多くなるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。誰に会うためにこの場に出てきたのでしょうか。着飾った人に出会うためではなく、美しい人に出会うためでもございません。醜い痕跡を残し、傷ついた者たちが、尊厳あるお父様の性相に似るために出てまいりましたので、お捨てにならずに抱いてください。

私たちの心情と心が頼る所がなく孤独であることをお父様は御存じですので、この時間に慰労してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。このような心情をもって顕現され、永遠の命の主体として私たちを導いてくださり、私たちの心と体に入り込む命のみ言を施してくださり、お父様の恩賜を感謝して、敬拝をお捧げできるこの時間となることを許諾してくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

この時間にみ言をもって向き合おうと思いますので、お父様、ここに共にいてください。伝える者と受ける者の間に間隔があるとすれば、それがサタンの入り込む隙になることを分かるようにしてくださり、そこがサタンの狙う死亡圏となり得ることを分かるようにしてください。伝える者の心と受ける者の心が一つになり、お父様の心情につながって立ち振る舞える時間となるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

韓国の各地に広がり、孤独にひざまずいて訴えるあなたの息子、娘たち、困難に苦しむ彼らに目をかけてください。最後まで耐える者が救いを得るとおっしゃいましたので、忍耐によってお父様の栄光を高め、お父様の姿をこの民族に、実体によって証して余りあるよう導いてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。集まる多くの教団と数多くの人類を祝福してください。主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九五九・九・六)

Luke Higuchi