天聖経: 第387話
第十二篇 天一国
第二章 天一国の構造と定着
第五節 「天宙平和連合」と「アベル国連」21-22
第三章 天一国国民の道と「家庭盟誓」
第一節 純潔と一心・一体・一念・一和の人生1-7
21 この地は、サタンの血統を受け継いで、偽りの父母から偽りの愛と偽りの生命と偽りの血統が広がりました。それを中心として、今までサタンが神様を閉じ込め、天の国の民と天の国の子女を同じ立場で、自分の思いどおりに利用してきたのですが、これを初めて真の父母を中心として回復し、本然の位置に立てるので、終わりを迎えるのです。
「アベル国連」は平和のための国連ですが、「カイン国連」はそうなっていません。「アベル国連」と「カイン国連」を一つにし、「平和国連」を創設するのです。一つにならなければなりません。その上に平和の天国、国連平和王国を建てなければなりません。そのときは国がなくなるのです。宗教もなくなります。そうして、国と宗教がなくなって、一つの大家庭天国時代に入っていくのです。
22 イエス様の体をアジアで失ってしまったので、それを再び復帰して、イスラエルを解放し、ムスリムを解放し、すべての宗教圏を解放しなければなりません。宗教がなくなる解放圏、争いがない平和の解放圏をつくらなければなりません。そうして、真の父母が立つことのできる神様の理想的本拠地を、家庭から国家、世界、天宙まで設定することによって、地上天国と天上天国が発現します。それを出発するために、天上世界の統一圏と地上世界の統一圏を合わせることによって、この中で「真の父母と成約時代」を発表することになったのです。
第三章 天一国国民の道と「家庭盟誓」
第一節 純潔と一心・一体・一念・一和の人生
1 救援摂理は再創造摂理です。再創造摂理は、神様の創造原則にかなう純潔な万物、純潔な人、純潔な血統、純潔な愛を立てるためのものであり、これが創造の過程です。純潔な地上に純潔な万物、純潔な人、純潔な愛を立てるためのものが創造の理想、創造目的なので、これを成し遂げるためには、私たちの一身から抜け出さなければなりません。純潔な体を探し出すためには、サタンの基盤になっている体を打ち、サタンを追放してしまわなければならないのです。
そうして純潔な心と体、物質と精神が一つになってサタン圏を抜け出し、約婚段階と同様に、そこで三年を過ごしたのちに完成圏の祝福家庭を完成するのです。これを原理で見れば、人間の責任を完成できる立場に上がっていくということです。このような復帰路程と蕩減路程を知らなければなりません。このようにしなければ、上がっていく道がないのです。
2 血統を維持しなければなりません。貞潔な血統、純潔な血統を維持しなければならないというのです。神様が堕落したアダムとエバを追放したのと同じように、血統が汚されれば、完全に自分を除去してしまい、堕落した人と同じように、再び人類の後ろに回って戻ってこなければなりません。今後、このような純潔を守りながら生きてきた人だけが責任者になれます。この人たちが主流の伝統思想を受け継ぎ、相続していくべきです。祝福を受けた家庭が再堕落するのは、赦すことができません。
3 韓国には、家に帰ってくれば、誰よりもまず父母に挨拶をして孝を立てる伝統がありますが、それは特に女性に対して、より強調されてきました。なぜ「沈清(シムチョン)」なのでしょうか。それは、太初に女性が親不孝をしたからです。世界的な歴史を蕩減するために、一人の女性を世界で一番の孝女として立てなければなりません。これが、天国を成し遂げていくときに、蕩減復帰の第一条になります。ですかち、女性が孝女の伝統を立て、志操を守り、純潔を誇れる娘にならなければなりません。
4 皆さんは、孝子にならなければならず、孝父にならなければならず、その次に孝聖にならなければなりません。その次には、純潔、純血、純愛を中心として、家庭基盤の上で神様のみ前に孝子にならなければなりません。一人だけではありません。家庭全体が孝子にならなければなりません。そして、孝子忠臣家庭と孝子聖人家庭、孝子聖子家庭です。そのような立場で、個人から天宙まで、天の国の王権を相続できる王子、王女として遜色のない主人の代身者にならなければなりません。私たちは、常にそのような訓練をすべきです。天一国主人という言葉は、そのような意味なのです。
5 祝福を受けた家庭が純潔血統、純愛家庭を中心として、家庭的孝子、国家的孝子、世界的孝子、天宙的孝子になり、神様を「私の父」と呼ばなければなりません。内外にあるすべてのものが、心も似て、体も似て、世界も似たのです。一心、一体、一念、一和にならなければなりませんが、相対がいないのです。一和の立場で愛を投入しなければなりません。投入して、万物時代から上がっていかなければなりません。最後には、神様のところまで上がっていかなければならないのです。神様が喜べば天下が喜び、天地が和動できなければなりません。本然の創造理想を完成、完結した解放的起源がそこから出発するのです。そこまで行かなければなりません。
6 アダムとエバが神様のみ前に責任を果たしていたならば、神様が祝福式をしてくださったでしょう。祝福を受ければ、そこから善が出発し、真理の一体化、実体の一体化、心情の一体化が成し遂げられるのです。真理の一体化とは、神様が「このようにしなさい!」とおっしゃれば、「はい!」と言って、神様のみ言どおりにすべて従って成し遂げることです。
神様のみ旨から見たアダムとエバは、本来二人ではありません。アダムがエバに引っ張られて天法に背いたために二人になったのであって、本来は一人です。真理との一体化、実体の一体化が完成されたのちには、心情の一体化が完成されなければなりません。そのようになれば、神様と一体化するのです。神様は、そのようになる日を見つめてこられたのです。
7 「私」と「あなた」は、同じ位置です。すなわち夫婦一心、父子一心という位置です。一つは上にあり、一つは下にある状況では一心になれません。
父は上にいて、息子、娘は下にいるとすれば、一心になれません。同等な立場で平面的に位置していてこそ、一心になるのです。内的、外的関係が平面線上の位置に立ってこそ、一心になるのです。
夫婦も同じです。横的関係において内外関係、前後関係の位置に立ってこそ一心になるのであって、上下関係では絶対に一心になれないというのです。