天聖経: 第385話
第十二篇 天一国
第二章 天一国の構造と定着
第四節 天一国入籍と定着 47
第五節 「天宙平和連合」と「アベル国連」1-9
47 「双合十勝日」という勝利の日を迎えることによって、今から神様が日の主人であり、月の主人であり、四季の主人です。この地上の王権を中心とする、天地が統一された愛の王の主人、真の父母の王の主人、真の師の王の主人です。真の王の中の王の時代を迎えるのです。
そのため、自分がどのような民族かということ、歴史的な伝統を中心に今まで生きてきた基盤を、完全に忘れてしまわなければなりません。そうして完全に革命した基盤の上で、今や神様完成と真の父母完成と天地人父母完成を成し遂げて地上に定着し、新しい後天、新天新地の愛の永遠の主権世界に出陣する世紀末的な転換点に立ったことを知らなければなりません。
1 天宙は、天地が一つになったことを意味します。天宙の「天」の字は、「二」と「人」が合わさったものです。その次に「宙」というのは、安全地帯です。「由」は自由、平和を意味します。二人の平和な家、天地を身代わりした二人が永遠に自由に暮らせるのが天宙です。これは神様の家です。個人的な神様の家、氏族的な神様の家、民族的な神様の家、国家的な神様の家、天宙的な神様の家です。
「天宙平和連合」と「アベル国連」の創設
2 平和!この「平」の字は、二つの世界を連結させるのです。夫婦から連結させ、水平になります。「平」の字の中心は、真の愛、真の生命、真の血統です。永遠のものです。横的なものは一代です。しかし、縦的なものは永遠です。血統は永遠なのです。そして、「和」の字は禾偏です。米(禾)にみ言(口)を合わせたのです。肉的にもみ言を食べるのであり、霊的にもみ言を食べるのです。霊肉で食べるのです。み言を通して平和世界を成し遂げなければなりません。
3 私たちが国連大会をする前に、「第一次イスラエル真の愛平和統一更生運動は、神様の祖国創建の理想である」と宣布しました。この標語を中心として、第一次エルサレム宣言、第二次ワシントン宣言、第三次ソウル宣言をしました。そのようにして、初めて第四次イスラエル圏を出発するのです。四次イスラエル国が現れていません。一次も失敗、二次も失敗、三次も失敗したので、今からその国を建てるための中心に立って宣布するのです。
4 今から天一国をつくり、平和の王権を代表した世界的な「アベル国連」をつくらなければなりません。「アベル国連」は「天宙平和連合」です。「国際連合」が「カイン国連」です。「国際」の代わりに「天宙」です。天地を代表した「アベル国連」が兄国連となり、「カイン国連」の役割を代替できなければなりません。
5 アダムが堕落したあとにひっくり返ってしまったものを、再臨主が回って包囲し、正しく合わせておくことができる時代圏に入ったので、「カイン国連」に対して「天宙平和連合」なのです。「アベル国連」は本然の国連です。そうして、サタン世界のない平和の天国世界に前進するのです。
6 「アベル国連」によって完成した国連ができれば、その国連法に従ってすべてのものが変わるのです。朝になると、万物のすべての芽は朝日の方を向きます。地獄がない場所に定着する過程を経なければ、天国に入れません。「正午定着」という言葉は、清算しなさいという意味です。
夜と昼が分かれます。それは誰も分かりません。瞬間に分かれるので、知ることができないのです。春と夏が瞬間に分かれるのですが、その瞬間が分からないのです。十二時になるのも瞬間です。一秒の間に入れ替わるのです。それと同じです。夜と昼が分かれて二つになっていたものが、昼の世界に越えていき、「正午定着」になるのです。
7 皆さんが先生以上にやろうというときは、世界がただそのまま勝利の版図の上で存続できますが、先生を送って後悔するようになれば、皆さんの子孫と三代において、ある程度の蕩減を受けなければなりません。ですから、いかなる困難があっても、この「アベル国連」をつくらなければならないのです。「天宙平和連合」です。そして、一つの地です。「天宙平和連合」の地は、二つではなく一つです。
悪の人が善の人の命を奪うことはできず、善の人に血を流させることはできないのです。そのような地は、「天宙平和連合」の所有でなければなりません。これに対して反対する人、補充しないで自分のお金を使い、自分の一身の個人的享楽のために生きる人は滅亡します。利己主義の親玉は、闘争の概念をもって善の世界を破壊しようというのです。そのように減縮させるので、滅びるのです。自分個人が滅びても国を生かさなければならず、国が滅びても世界を生かさなければならず、世界が滅びても神様を生かさなければなりません。そのようにすれば、世界の道理をすべて実践する基盤から出ていくので、解放、釈放を中心とした太平聖代の世界にならざるを得ないのです。
8 新しい善の王権を身代わりした「天宙平和連合」ができ、その次に「アベル国連」と平和の王権が現れます。今からは、善だけが栄え、悪は退きます。そうして、地球星が完全に神様の主権の中で善の王権統治下に帰る基準になります。この時代は、アダムが十六歳で堕落した基準を越え、二十一歳になって完成祝福につながることができるときに越えていきます。「アベル国連」をそのような基準で見るのです。
「アベル国連」と平和王国、王権と王国ができたので、サタン世界の悪の人々とすべての物、器物は、この平和王国の都に接することができないのです。天宙の国、天一国の国道圏には闘争のための軍需物資が往来できないので、平和が来ざるを得ないのです。そのため、聖書のイザヤ書第二章第四節にあるように、すべての兵器を溶かして農機具を作り、平和の王の地を開墾するということが成し遂げられるのです。
9 「天宙平和連合」を宣布するのは、独立するときの独立宣言と同じです。宣言文と同じ内容です。父子関係の家庭を中心として、定着する内容を明らかにしたのです。血統と相続権、相続権の上に創造の偉業、それは父子関係にすべて入ります。神様の代わりに対等な位置で生活し、相対できる天運を完成させることができるので、地上、天上天国の理念を完成させる、相対的な基準から離れることはできないのです。