天聖経: 第383話

第十二篇 天一国

第二章 天一国の構造と定着

第四節 天一国入籍と定着 22-35

22 祝福家庭は今後、整備しなければなりません。夫婦の日記を書くのです。その次に、息子、娘の公認を受けて入籍しなければなりません。すべてのものを清算して越えていかなければなりません。その時は、サタンがついてこないのです。そのように深刻な時が来ます。ですから、祝福を受けた家庭は、これからすべて日記をつけなければなりません。こっそりと過ごしていてはいけないのです。

 

23 気力をなくし、ただ敷居の向こうを見つめながら「ああ、年老いた」と言うほど年を取っても、伝道しなければなりません。自分の母親、父親を天の前に入籍させてから霊界に行かなければ大変なことになるのです。皆さんの父母、そして先祖、兄弟や親戚、姻戚を中心として、歴史的に偉大なことができるこの時代、このときを迎えた統一教会の祝福家庭であることを知らなければなりません。

 

24 今まで、皆さんに伝道しなさいと言ったのは、威信を立てさせてあげるためです。これから族長を立て、新しい入籍時代が来るとき、その仲間に入れてあげようというのです。実績があってこそ入れてあげられるようになっています。天国も同じです。天国も、誰もが行くのではありません。自分の実績によって行くのです。

 

25 今後、世界が十二支派を中心として入籍しなければなりません。入籍するときは、皆さんの一生を、統一教会に入ってきてから今までのすべてのことを一つ一つ記録しなければならないのです。教会から何か一つ、ふろしき一つでも持っていったのであれば、それを記録しなければなりません。それが霊界に記録されたコンピューターの記録と合わないときは、入れないのです。

 

26 天国の財産とは何でしょうか。今、天国に国民がいないので、天国の国民を復活させて、連れていく以外に道がありません。天国の国民がいなければ、霊界における財産もないというのです。ですから、皆さんが生んだと言っても、皆さんの息子、娘ではありません。

日本の一億二千万すべてが神様の国民になる道を探さなければなりません。いかにして数多くの日本人を、皆さんの息子、娘と共に天国の国民として入籍させるのでしょうか。その数字が、皆さんが霊界に定着するにおいて礎石になるのです。それがなければ、いくら統一教会の会長を何十年したといっても、すべてが無駄だというのです。今までは、統一教会が反対を受けていたので不可能でしたが、今や全世界的に先生を尊敬するようになったので、可能なのです。

 

27 真の父母と一つになって伝統を相続し、皆さんの家庭が主体的伝統として万国を治める基盤となり、主体性をもつことができる家庭になるとき、天の国の皇族圏内に入籍するのです。そのようにして入っていく所が天国です。天国は、誰もが入る所ではありません。その道を行こうと三代が決心しなければなりません。祖父母から父母、夫婦、息子、娘まで、段階は四段階であり、系列は三代です。

 

28 今や、皆さんの行く道には反対がありません。先生がすべてつくってあげました。すべて塞いであげました。すべて崩してあげました。ですから、皆さんは、先生をどれほど崇拝しなければならないでしょうか。皆さんの子孫は、皆さんが迫害時代に先生を崇拝していた以上、何百倍も崇拝できる家庭の伝統を残さなければ、天の国という本貫(ほんがん)(先祖発祥の地)に入籍するのが難しいというのです。皆さんの何倍も先生に侍ることができる基盤を、皆さんの息子、娘につくっておかなければ、離れていってしまうのです。押し出されてしまうというのです。

 

29 これから、神様の国を中心として入籍時代が来ます。十四万四千の群れに入ろうと言うではないですか。十四万四千とは何か分かりますか。入籍時代に向かって進もうとすれば、自分の氏族圏が天の国の故郷の地と同じ立場にならなければなりません。それでこそ、天の国の入籍時代に氏族的に入籍するのです。個人救援時代は過ぎ去ります。一国の大統領が統一教会に入教して宣誓すれば、その国の人々も天の国の家族になり、教会が提示する礼式さえ経ていけば、すべてサタン圏から抜け出すのです。

 

30 入籍時代が来れば、大韓民国の民という名では通じません。愛を中心として、すべての民族を克服しなければならないのです。家庭を否定し、氏族を否定し、民族を否定し、国家を否定し、世界を否定し、天上世界の地獄までも、霊界の地獄までも否定して、悪魔まで否定しなければなりません。それを肯定するのが堕落です。このように落ちたので、反対に上がっていかなければなりません。

 

31 祝福を受けた人は、結婚できなかったイエス様より良い立場に立つのです。ですから、氏族が反対することなく、先生を歓迎できる時代が来ました。氏族的メシヤとして百六十家庭を糾合するのは、たやすいことです。問題ありません。早くこれをしなければなりません。この活動をしなければ、皆さんが追い出されます。

世界の人が行列をつくって入籍するときに、皆さんがそこから外れれば、どのようになるのかというのです。入籍できる数が四千万を越えれば、ふろしきを包んで南米に、アフリカに行かなければなりません。嫌でもそのような時が来ます。大移動時代が来るのです。

 

32 国があってこそ入籍が始まります。出生(しゅっしょう)届、婚姻届、死亡届を出すのです。統一教会の数多くの家庭が祝福を受けましたが、今は誰も手続きができません。国がないからです。新たにしなければならないのです。それで、大移動が起こるのです。北方の人が南方に、南方の人が北方に行くのです。今後、手続きをする順序によって国と支派が異なってくるのです。大移動が起こるというのです。

 

33 天の国が地上に建設されれば、すべての人を天の国に帰化させなければなりません。そのため、統一されまいとしても、統一されざるを得ないのです。これは、強制ではありません。自分から願い出なければなりません。これにより、入籍する日が始まるのです。その氏族が入籍する順序によって、先に入籍すれば先祖になります。残りは、その前に頭を下げなければなりません。

 

34 今からは、氏族圏が発足するのです。神様が主管するのではなく、皆さんの一族を天国氏族化する時代に入っていきます。ですから、先祖が役事(働き)して、我知らず統一教会に行くようになるのです。春が訪れれば、葉が無理やり生えるのではありません。自然に生えるのです。ですから、徐々に朝日が昇るその世界が目前に追ってきたので、解放された姿で、神様の子女の名分を中心として、威風堂々と天地の大主人として闘いに出るのが私たちの義務であり、使命だということを忘れてはいけません。

 

35 今は国がないので、教会の中で祝福しましたが、将来は国に入籍しなければなりません。氏族的メシヤの責任を果たしてこそ、国に入籍できます。国に入籍し、世界に入籍して、真の父母が主体であれば、世界の家庭が客体として一つになり、神様に侍ることのできる家庭を献納してこそ、天宙的祝福家庭の理想が形成されます。それが地上天国と天上天国です。

Luke Higuchi