天聖経: 第345話

日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー

第十一篇 礼式と名節

第三章 礼式と儀式

第一節 祝福式 12-22

12 堕落によって汚された血統を継承したので、これを転換しなければなりません。これをしなければ原罪を脱ぐことができず、原罪を脱がなければ、真の子女として祝福を受けられる段階に上がっていけません。原理がそのようになっています。堕落によって生じた原罪を脱ぐ血統転換、すなわち血肉を交換する式が聖酒式です。

 

13 聖酒式をしたということは、真の父母の愛、真の父母の生命、真の父母の血統関係において祝福の血を受けたので、真の父母の血族になったことを意味します。死ぬような死地において先生が血を入れ、先生が血を注いだ人のようにしてあげるのが祝福です。聖酒を飲んでこそ、祝福してあげるのです。血を与えたのと同じです。

聖酒式をする順序は、女性が先に聖酒を飲みます。祝福を受けるときは、女性が男性よりも先になります。聖酒の半分を、女性がまず飲むのです。

 

14 聖酒式は、蕩減復帰式です。聖酒式は天使長の立場でするのです。ですから、血統とすべてを捧げるのです。それが復帰する条件になります。ここでお母様を通じて、先生がするのです。皆さんも全く同じ立場です。聖酒式を挙行することにより、皆さんが父母の立場と同じ位置に復帰されていくというのです。

聖酒は、女性が先に受け取ります。女性がまず先生に敬拝して聖酒を受け取り、半分だけ飲みます。その次に、男性が女性に敬拝しなければなりません。女性が半分飲むときには、男性は頭を下げているのです。このときは、女性が母の立場にいます。母の立場と同じです。そして、女性が半分を飲んで残った物を男性にあげ、男性が飲むことによって関係が結ばれます。それで、男性も対等な位置に行けるようになるのです。

 

15 天使長を通してエバが堕落したので、復帰歴史においては、エバがアダムを通して天のみ前に立ち、天使長を復帰しなければなりません。そのために行うのが聖酒式です。聖酒式をするとき、先生が女性に先に聖酒を与えますが、それは失ったエバを復帰する式なのです。聖酒式をすることによって霊的に一つとなり、心情的に一つとなり、肉的に一つになるのです。絶対的な内約です。

 

16 聖酒は、何となく作られるのではありません。ただ、そのままできるのではないというのです。サタンと神様の立ち会いのもと、霊界にいる数多くの天使の立ち会いのもとに作られるのです。そこには、皆さんが知らない二十一種類の物質が入っています。万物世界と人間の復帰歴史の過程で形成される、すべての物質が入っているのです。

聖酒を作るときは、霊界の霊人たちが来て、「どうか一杯だけ飲ませてほしい」と言います。聖酒を飲めば復帰されることを知っているからです。そのため、群れになって来て、しきりに「私たちにも恵みをくれないか」と言います。先生にはそれができることを知っているのです。しかし、先生は、霊界のための先生ではありません。地上のための先生です。ですから、「お前たちは待ちなさい!」と言って、苦労した皆さんにあげたのです。

 

17 聖酒には、父母の愛を象徴するものが入っています。その次に、血を象徴するものが入っていなければなりません。ですから、それを飲めば、父母の愛と一体になり、血と一体になるのです。このようなものが聖酒の内容です。聖酒は、地と海と空を象徴し、全体を象徴する物で作られた酒です。聖酒には、三種類の酒が入っています。それ以外に、すべての万物を象徴する物が入っています。これを飲むということは、霊的に生まれ、肉的に生まれることを意味します。この式がなければ、原罪を脱ぎ、血統を転換することができません。血統が転換されなければ、完成基準を通過して、神様の愛と一体になれません。ですから、聖酒式はそのすべてのものを蕩減する式なのです。

 

18 皆さんが祝福を受けるとき、血統転換式をしました。血統を転換するためには、聖酒がなければなりません。聖酒が出てくるためには、二十一種類の聖別された物質がなければなりません。それは、空中で実を結ぶ物と、地で実を結ぶ物と、地中で実を結ぶ物、その次には、鉱物世界、植物世界、動物世界で最も貴い物、このように二十一種類の聖別された物質で作られるのですが、そのすべての物がサタンの讒訴条件に引っ掛かってはいけません。そのように作って、七ヶ月間寝かせるのですが、そこに不祥事が起こってはいけません。それは、簡単に出てきた物ではないのです。

 

祝福式と蕩減捧式と三日行事

19 エデンにおいて、神様は、アダムとエバの結婚式をしてあげられませんでした。神様が結婚式をしてあげることができず、自分たちで勝手に結婚し、サタンの血統が連結されたのです。祝福式は、これを抜いてしまって、再び神様の血統につないであげる式です。そのため、神様を父として侍り、堕落のない解放の天上天国、私たちの本国で暮らせる国民証を伝授してあげる式が、この祝福式です。

 

20 約婚式をしたあとに聖酒式があり、その次に結婚式があります。この約婚式と聖酒式は、何かの前例に従って行う式ではありません。堕落したすべての内容をもう一度象徴的に再現させて、それを蕩減するために行う不可避的な行事です。アダムとエバは、どの段階で堕落したのでしょうか。約婚段階で堕落しました。すなわち、完成という目標を見つめて、成長する過程で堕落したということです。

ですから、約婚の目的は結婚です。アダムとエバが約婚した立場で結婚を誤って堕落したので、その誤った結婚を否定し、神様を中心として新しく、正して越えていかなければなりません。これを否定するのも、適当に否定することはできないのです。堕落した内容と反対の内容をもたなければなりません。

 

21 聖水式は、祝福儀式です。聖水式は洗礼と同じです。イエス様は洗礼を受けましたが、聖婚式はできませんでした。結婚できずに逝ったのです。妻も子女もいません。家庭もありません。先生は、生命を懸けてこの日を取り戻してきたのです。

 

22 統一教会の祝福を受けた家庭は結婚式をしましたが、その結婚式は教会内における結婚です。国家内における結婚ではなく、世界内、天宙内における結婚でもありません。ですから、祝福も、教会の祝福と国の祝福がなければなりません。世界の祝福、天国に行って永遠の祝福式を経てこそ、本然の世界に帰れる道があるのです。

統一教会の祝福を受けるとき、簡単に、便利に、先生の知らないところでこっそりと祝福を受けたとしても通じません。国家祝福を経なければなりません。そこには経歴がすべて出てきます。その次に、世界祝福を経なければなりません。そして、天上に行き、大入会式と共に入籍式を経て、十二支派の編成を終えたあと、神様を中心として真の父母があの世に行き、位置を定めて座ってこそ、万民も順番に位置について座るようになるのです。

Luke Higuchi