天聖経: 第329話

日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー

第十篇 平和思想

第四章 世界平和のための構想

第五節 世界平和のための機構 23-25

第六節 国際平和高速道路と日韓トンネル・ベーリング海峡プロジェクト 1-9

23 国家的メシヤというのは、昔のローマで言えば分封王です。その分封王は総督よりも上です。王は皇族権の血統をもって生まれなければなりません。そうしてこそ分封王になるということです。各国の大統領を中心として見れば、その大統領はカインの大統領であり、国家的メシヤはアベルの大統領です。この二つが一つになってこそ、父母が着陸できる道が広がります。それが原理なのです。

 

24 「分封王」とは天の国の総督です。王の上で教育しなければなりません。一つの国をつくって、天国に連れていくことができるその国の信仰の父と母です。新しいメシヤです。国家を代表したメシヤです。その国を助けてあげるために行くのであって、自分たちが搾取するために行ったのではありません。善の総督なのです。

 

25 アベル国連がすべきこととは何でしょうか。今、在郷軍人と現役軍人を平和圏内の平和軍と平和警察にして、善の世界をつくらなければなりません。現役軍人と在郷軍人たちで平和軍を創設しなければなりません。先生は、このような基礎をつくってきたのです。

第六節 国際平和高速道路と日韓トンネル・ベーリング海峡プロジェクト

 

1 皆さんは、国に属していますが、世界に属していなければなりません。国にしがみついていてはいけません。皆さんがエデンの園に家庭を引っ張っていく時に、東に行こうと西に行こうと、エデンの園に国境線があり、行くなと制止する人がいただろうかという話です。いなかったというのです。その基準で行かなければなりません。ですから、世界を通過しなければなりません。統一教会の名をもってどこに行っても、妨げるものがない世界的版図をもたなければなりません。そのようにしなければ、地上に天国理念を完成した立場で入ることができないというのが理論的なのです。

 

2 今や、先生がいなくても、地上において天国を自動的に実現していくことができるのです。このようにすることができるように、すべて築いておきました。ですから、霊界の地獄の門を撤廃し、天上に行くことのできる高速道路を、すべてつくっておいたのです。もし、私たちがワシントンに行こうとすれば、その過程には千万の段階があります。宿命的な差によって、少し近いか遠いかの距離があるだけであって、ワシントンにはみな行くことができます。十年かかって行くのか、百年かかって行くのかというのは、自分の努力いかんにかかっているのです。

 

国際平和高速道路建設の意味

3 霊界のように、地上も遠からず国境線撤廃運動が広がるようになります。できるというのです。それで、各民族を中心として、ロシアのクレムリンまでも霊たちが再臨して、統一教会の宣伝運動をしているというのです。先生に対して反対すれば、霊界が放っておくかどうか、見ていなさいというのです。霊界がじっとしていません。世界の後方地帯まで派兵をして、先生に反対すれば、反対する程度に比例して霊的に放っておかないというのです。

 

4 あらゆる境界線を撤廃しなければなりません。サタンのあらゆるものを清算し、平地をつくらなければなりません。個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙のあらゆる壁を先生が壊してしまい、平地にしておきました。ですから、境界線がありません。ヒマラヤ山脈のような壁も問題ありません。そのあらゆる壁をきれいに清算し、高速道路をつくっておきました。そのような壁を押し倒し、境界線を越えるようになれば、真の愛が現れるのです。

 

5 世界の国家群を見つめる時、数多くの国境線で遮られています。この国境線は誰が遮り、主権は誰が立てたのでしょうか。それは怨讐の操作によってつくられた主権であり、怨讐の操作によってつくられた国境線です。神様を身代わりするという信念をもって、それを打破していくことのできる群れ、怨讐サタンの地を処置してしまうことを覚悟し、結束して立ち上がることのできる群れは、どこにいるのでしょうか。今日のキリスト教がその群れになることはできません。

このような意味で、統一教会は自重した立場で自覚し、自覚した立場で明日の希望を再度誓いながら、きょう、自ら準備を完璧にして、前進的な目的を成し遂げるために金城鉄壁の組織を備えなければなりません。それを通して登場するところで、再び収拾する必要のない生活とともに、伝統の道を選んでいかなければ、サタン圏内で勝利のひと日を迎えることはできません。

 

6 今から反対になったものを、正しく立て直さなければなりません。皆さんは家庭を中心として小さなメシヤになり、左翼と右翼がない、一つの統一された世界をつくらなければなりません。一九八五年二月一日の三時、先生はダンベリーにいながら、イースト・ガーデンのお母様を中心として、天地の地獄の門、霊界の地獄の門と地上で遮られていたすべての塀を壊し、心情的支流がすべて通じる道をつくりました。あの地獄のどん底から天上まで、高速道路をつくりました。私たちが地上で平和高速道路の話をするのも、そのような時になったからです。それで、先祖たちがいる地獄のどん底にも行って伝道することができます。今までは、それができませんでした。先祖たちが地上の子孫を導くことはできませんでした。今は、教祖たちが教えるのです。霊界にいる祖父が地上の自分の息子、娘のところに来て、すべてコーチできる時代に入ったのです。

 

7 先生が「科学の統一に関する国際会議」で国際平和高速道路の計画を発表しました。その時、議長団はそれに反対しました。平和高速道路のうちの一つは、韓国と日本の間にトンネルを掘って、中国を中心としてシベリアを通過し、モスクワを経てロンドンまで行き、もう一つはインドを通過し、中東を通過してロンドンにまで至るものです。

 

8 ソ連を防御するためには、アメリカと日本を背景にしなければならず、その次には中国を背景にしなければなりません。中国を背景にするために、一九八一年の第十回「科学の統一に関する国際会議」で、先生が、国際平和高速道路を建設することを宣布しました。その時、「世界平和教授アカデミー」の議長団は、「議長団がこぞって反対しているのに、先生はなぜこのようなことをするのか」と言いながら反対しました。それで、先生は一言、「皆さんは、私ほどアジアを知りません。アジアについて何も知らず、歴史についても知らないではないですか」と言いながら始めました。「科学の統一に関する国際会議」には、百十一カ国から八百八十人の学者たちが来ました。そして、彼らの国の総理たちに国際平和高速道路の建設計画案を送ったのです。大学の総長たちにも送ったのです。

 

9 今は世界主義の時代です。宇宙時代が来るのです。人々の理想は、夫婦で世界を一周しながら暮らすことです。これが理想です。それで、先生は国際平和高速道路を計画したのです。これが世界的な問題になっています。この前、日本で国際平和高速道路の起工式をし、トンネルを掘り始めました。大韓民国は知らずにいますが、日本では朝野が大騒ぎしています。大韓民国では、夢にも思っていないのです。世の中は自分のものだと思って、昼寝ばかりしています。

Luke Higuchi