天聖経: 第330話

日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー

第十篇 平和思想

第四章 世界平和のための構想

第六節 国際平和高速道路と日韓トンネル・ベーリング海峡プロジェクト 10-21

10 万民が平和で幸福に歩むことのできる平坦な大通りを整備しなければなりません。そうして、気分良く何百マイルもの速度で走ることのできる国際平和高速道路を造らなければなりません。たとえ後代の人たちが、誰が整備したのか知らずに感謝することもないとしても、このような道を整備しておかなければならないのが私たちの使命なのです。ですから、私たちは、直線的で平坦な大路を整備しなければなりません。

 

戦争のない平和公道

11 世界平和を成し遂げるに当たって、問題は戦争です。戦争をなくすためには、アジア次元で空港を管理しなければなりません。飛行機で兵士も送り、武器も送っています。今後、先生が国際平和高速道路をつくって、「この高速道路で軍事機具を運搬してはいけない!」と言えば、世界は戦争をすることができません。勝手に空港も使用できないというのです。飛行機もそのように共同で運用することになれば、契約制になります。それで「この飛行機はすべてのアジア国家が活用すると同時に、アジアに被害をもたらす物は絶対に運送してはいけない」ということになれば、戦争はますますなくなるようになります。港と高速道路もそのようにすれば、今後、戦争をすることはできないのです。

 

12 世界は、徐々に交流するようになります。それで先生は、一九八一年に国際平和高速道路を建設することを提唱しました。それは、国境なく往来するものです。国境がありません。四車線の道路を中心として、左右の四キロメートルずつ、その八キロメートルは不干渉エリアです。日本なら日本が平和高速道路に通じるその左右の八キロメートルの外は干渉できますが、その中は絶対に干渉できないようにするのです。そのエリアを、どこでも絶対不可侵エリアとして設定し、世界のすべての人々が往来できるようにするのです。そこに入れば国境がありません。

 

13 サタンが数多くの障壁を積み上げましたが、先生がそれをすべて押し倒して清掃したのです。一直線の高速道路を造りました。世の中でも、天と同様にこのような高速道路を造るのです。統一教会の教会員たちは、海があればトンネルを掘って走り、山があればトンネルを掘って走らなければなりません。なぜでしょうか。真の愛は直短距離です。直線の道です。上下、前後、左右を見ないのです。

 

14 平和の達成、これは先生の全生涯の希望です。一九八一年、ソウルで第十回「科学の統即に関する国際会議(ICUS)」が開かれました。百カ国以上の国家の著名な学者たちが集まった会議でした。先生はその会議で、国際平和高速道路の建設案を発表しました。この巨大な計画が実行されれば、東京からロンドンまで自動車で行くことができるのです。国際平和高速道路が人々を一つの人類家族として団結させると考えます。現代の技術は、人類が一家族として暮らすことを可能にしてくれるでしょう。

 

15 日本は、先生と昔は怨讐の国でした。しかし、アジアの国として、兄カインの文化的な背景において、福を受ける先発隊として立て、交流させようというのです。それで、これを連結させるために、北朝鮮を通って中国大陸を通る国際平和高速道路の建設を計画するのです。それは日本人がしなければなりません。そのようなことを先生がしたというのです。歴史の上で、理論と共に実際の行動を通して「正しい」と言える証拠的基盤を、ダンベリーを通過してもって出てきたので、ここから統一の運勢が拡大していくのです。

 

16 国際平和高速道路圏の理想を具体化するために、私たち統一教会を中心として、日本とアメリカと中国に居住する韓国の僑胞を結束させ、技術圏を形成するでしょう。そうなれば、日本とアメリカの方向も自動的に一致し、世界的に自由を保障される新経済基盤の上に、国際平和高速道路圏を発展させるでしょう。このようにして、歴史的宿願だったアジアの自由通路が成り立ち、黄色人種の大移動が実現されるのです。私たちは、ここアジアを基点にして、絶対価値である神様の愛を中心として現実的統一経済圏を実現し、東西新文明を結合して新しい世界の平和を具現しようというのです。

 

17 先生が今、提唱するのは国際平和高速道路です。今後、あらゆる宗教のブロックを動かすのです。極東の儒、仏、仙、インドのヒンドゥー教、中東のイスラーム、ヨーロッパのキリスト教文化圏の総団長たちを動かし、青年の核心要員をしっかり動かせば、どの地域でも人を登用できます。今日、宗教者たちが世界全体に貢献したものがありません。自分の教団のためには貢献したものがありますが、世界の人類には貢献したものがないのです。

この国際平和高速道路の建設計画は、本当に才覚のあるアイデアです。このプログラムなら、教団ブロック、極東なら儒、仏、仙を中心として、宗教者の動員は問題ありません。そのような意味で、韓国と日本の教団がアジアのために貢献することができるように、そこに加担しなければなりません。その次には、インドのヒンドゥー教を束ねるのです。そのように束ねれば、人はいくらでも動員することができるのです。

 

18 今後において、日本で問題になるのは材料の問題です。日本が原材料を供給されるにあたって、アメリカや自由世界が大々的に歓迎すれば分かりませんが、ブレーキをかけるとすれば、日本が行くべきただ一つの道は、中国から原材料の補給を受けることです。ですから、そのために一九八一年、先生が世界的に宣布したのが国際平和高速道路です。国際平和高速道路を建設することによって、大陸と連結し、東南アジアから西欧社会、またはシベリアまで連結しようというのです。そうなれば、自動的に原材料を補給できる基盤を築き上げるのに非常に大きな貢献をすると考え、このような計画を宣布したのです。

 

日韓トンネル建設の意義

19 アジアに影響を及ぼすものが日韓トンネルです。今や、日本と韓国が鉄道を中心として交通路で連結されれば、世界の物流が、アジアとアメリカ、太平洋圏の三分の一は韓国を通過するようになります。それで、韓半島が統一されてトンネルさえ通しておけば、韓国を通してたくさんの物流を汽庫で運ぶことができる時が来るのです。

 

20 日韓トンネルを掘り始めたのはかなり前のことです。日本から韓半島を通して中国まで道を開くようになれば、南北統一は問題ありません。そうなれば、今後、日本にも希望があるでしょう。大陸の無限の資源を供給することのできる道を整えようと考えるのです。

 

21 日韓トンネルを掘るのです。国際平和高速道路を造って中国まで連結し、ロシアまで連結するのです。韓半島で連結させることができます。韓半島は高速道路の中心地です。世界の政治思潮の観点において、出発の基地が極東です。先生が生まれた故郷の地です。祖国が基地なので、すべてのものの出発がここから始まります。そうなると、韓国は輸送基地になり、文化交流の焦点になるので、世界の文化がこの基地を中心として平準化に従っていかなければなりません。ですから、韓国の位置が重要です。先生は二十年前からこのような話をしたのです。


Luke Higuchi