天聖経: 第211話
日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー
第七篇 地上生活と霊界
第四章 再臨復活と神霊の役事
第一節 末世と再臨復活 10-18
第二節 神霊の役事と霊的現象 1
10 今から、数千億の霊人たちが、地上を占領するために攻略を仕掛けてきます。ノイローゼ現象がその一つです。さらには、二〇〇〇年代を超えると、その時は悪霊に通じ、善霊に通じたりなどして、すべて霊的に通じるかもしれません。戦争をするなと言っても闘わざるを得ません。そのような時が来るかもしれません。それを防備することが「統一原理」の使命です。
高いアンテナにはピッピッと音が出てきます。それがノイローゼ現象です。最も恐ろしいのは、悪霊だけを動員して地上を攻略してくることです。そのような場合に、どうするのかが問題です。いくら人が地球上にいっぱいになったとしても、悪霊に攻略されてしまいます。それで、神様はそこまで準備していらっしゃいます。善霊たちを中心として霊界の基台を広げてきているのです。(055-30、1972.04.23)
霊人の再臨復活
11 皆さんが地上で自分が備えるべきものをすべて備えることができず、サタンにそっくりそのまま心を奪われた立場で霊界に行けば、実体の行動をどのように展開させることができるでしょうか。それは、非常に難しいのです。もし皆さんが、この地で責任を果たせないときは、皆さんの子孫を代わりに立てなければなりません。自分を救ってくれるメシヤのような立場にその子孫を立て、彼らを助け、彼らの事情を見ていきながら協助してあげなければなりません。彼らをして、皆さんが生きている時にできなかった責任分担を成し遂げることができるように協助しなければならない立場に置かれるのです。これが再臨復活の現象です。
12 本来の人間は、サタンの支配を受けず、神様の直接主管圏内で暮らさなければならないのですが、堕落することによって堕落圏に暮らすようになったので、そこから抜け出すためには、個人として蕩減し、家庭として蕩減しなければなりません。これを蕩減せずには、抜け出すことができません。
霊人は、必ずその時代ごとに再臨現象を経て現れるので、それぞれの段階が輪廻、すなわち生まれ変わる現象として見えるのです。皆さんも同様です。皆さんが個人的にただ信じて死ぬようになれば、家庭をもてなかったので、家庭基準、氏族基準、民族基準、国家基準、世界基準といった段階をすべて越えていかなければなりません。ですから、何億万年かかるかもしれないのです。それは無限に相当します。
13 イエス様が死を通して、天と地の前に望みのすべてを実在的に証したことを、私たちはよく知っています。最後の十字架の途上で、「もしできることでしたらどうか、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの思いのままにではなく、みこころのままになさって下さい」(マタイ二六・三九)と祈ったイエス様は、その心に死の恐怖が襲えぱ襲うほど、望みの日が近づいてくることを、誰よりも感じていたのです。肉身の死が過ぎたのちには、新たな望みの世界が展開することを感じ、その世界を憧憬したというのです。肉身の死以後に永遠の自由の体で復活することを願ってそれを憧憬したので、死んだのちに復活の栄光を受けることができました。
14 先生に中心の根、中心の幹、中心の芽が連結されています。それを個人的に、家庭的に主流にして、中心の枝、中心の根、中心の幹、中心の芽がすべて一貫した流れになっています。生きているというのです。再臨復活をしたのです。枝として再臨主に連結すれば、すべて生きるようになります。こうすることによって、アダム家庭から世界基準まで、一度に復活した立場に立つというのです。数万年の間に繁殖したものを数年間で接ぎ木して完成させるので、地上の個人天国から家庭天国、天上天国まで、一度にすべて完成することができるのです。
15 先生が霊界と地上界の二重の仕事を一度にすることはできないので、霊的基準を中心として興進君を霊界の司令官として立てました。神様を中心として再臨主が地上に来るのと反対に、先生を中心として地上から天国の再臨主の立場で送るのです。先生が分かれた霊界と肉界を統一し、霊界に真の父母の愛の関係をもてなかったことを中心として、息子に命じて祝福の権限をもたせ、生きている父の代身者として霊界の復活圏の役事をさせるのです。重生式、復活式、永生式ができるようになり、地上に覇権的基盤ができたので、この基盤を中心として第一イスラエルの国、第二イスラエルのアメリカ、第三イスラエルの韓国を中心として、その境界線を撤廃してしまうのです。
16 今はもう先生が心配することがありません。放っておいても、そのまま進みます。その代わり、霊界から再臨するのです。三時代の霊界、旧約時代、新約時代、成約時代に、救援するための神様の摂理のみ旨が成し遂げられなかったのですが、それがひっくり返ることによって自動的に成し遂げられます。旧約完成、新約完成、成約完成をすることによって、自動的に摂理が方向を定めていきます。
ですから、霊界も神様を中心として霊界の方向に進み、地上も地上を中心として先に進むのではなく、本然の基準を中心として長子権を復帰し、神様、天宙父母と地上の再臨主、天地父母が新たな主義で祝福を中心として血統の決着をつけることによって、ここから平面的に進むのです。そのようにして、自動的に地上天国と天上天国が開門されます。ですから、ここでひっくり返して霊界全体が下りてくるようになります。
17 私たちは、復活の日を待ち望まなければなりません。地上を通じて、天を復活させなければなりません。私たちは、復活の根拠地が天上だと思っていますが、違います。この地です。この地が中心です。復活の根拠地も解決点も、この地にあります。この地で復活が成し遂げられなければ、天上の復活、人間の復活、万物の復活、地獄の人間の復活も、単なる言葉で終わってしまいます。
ですから、まず地上に復活した人が出てこなければなりません。霊界には、地獄と中間霊界と楽園と天国がありますが、今まで天に忠誠を尽くした人々は、すべて楽園に行っています。イエス様も楽園に行っています。復活の目的を果たすにおいて、間接目的地は霊界であり、直接目的地は地上です。霊界は復活させるべきところであり、地上は復活すべき所です。ですから、まず地上で、「私は復活した。復活の目的を終結した」と言うことができてこそ、天上天国に行くことができます。
18 天地開闢とは何ですか。最初の復活に同参できる資格を備えた人々とは、どのような人々ですか。祝福の門を通過した人々です。ですから、八十歳の老人たちも再び春を迎えなければなりません。不思議に思うかもしれませんが、祖母や祖父たちも、再び結婚しなければならないという話です。なぜならば、第三イスラエル国家をつくり、また第三イスラエル国家の民になるためには、祝福の門を通らなければならないからです。
第二節 神霊の役事と霊的現象
1 霊界と地上世界は、断絶された別の世界ではありません。一つの根本の存在原理のもとで相互交流し、授受する相関関係にあります。私たちの教会も、本来神霊を通じて統一する神霊協会として出発しました。神霊とは何ですか。一時的、配分的な霊力や霊的作用のことを言うのではありません。真の愛を中心として霊界と人間世界が調和し、共鳴することができる神様の愛の力です。ために生きて投入する真の愛の生活を通じて、人の心に感動を与えることはもちろん、霊的世界の協力も得る運動が統一教会の運動です。