天聖経: 第210話
日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー
第七篇 地上生活と霊界
第四章 再臨復活と神霊の役事
第一節 末世と再臨復活 1-9
1 今の時は、どのような時でしょうか。全世界を見れば、たくさんの人たちにノイローゼ現象が起きています。霊的世界と肉的世界が交差するので、そのようになります。これが交差するときは、先に善の人に来るのではありません。ニュースを早く知るのは誰ですか。善の人が先に知るのではなく、反対する怨讐が先に知るのです。善の側のニュースを、怨讐たちが早く把握しようとするのです。それと同じように、霊的世界が地上に臨むときに、善霊たちが先に地上に臨むのではなく、悪霊たちが先に地上に臨むのです。
終わりの日の現象
2 エデンの園で堕落することによって、天使長を中心としてエバが怨讐になり、エバを中心としてアダムが怨讐になりました。お互いが怨讐になりました。すべて怨讐です。ですから、皆さんの子女も怨讐です。信じられないのです。終末になれば母親、父親までも怨讐になります。兄弟間が怨讐になります。国同士が怨讐になり、すべての関係がばらばらになる時が来ます。その時になれば、人倫道徳がどこにあるでしょうか。世界の風潮がそのように吹きすさんで方向が分からなくなり、どのようなものが善で、どのようなものが偽りなのか、判断できない時が来れば、その時が終末だということを知らなければなりません。その時が正に今です。
3 この世の終わりの日とは、どのような時代でしょうか。全世界の人類が個人的な愛を絶対視する時代になれば、この世の終わりの日だというのです。堕落した愛を中心として見てみるとき、そのような結論が出てきます。世界的に個人的な愛を中心とする時代が終わりの日です。国の愛や、民族の愛や、あるいは家庭の愛などというものが、すべて否定された立場で自分の愛のみを中心としていき、人間の倫理や道徳観念に立つのではなく、動物的愛の道を行く時代を言うのです。
4 皆さんの心と体も闘い、夫婦も闘い、父と子も闘っています。すべてが終わりの日になって混乱が起こります。先生のみ言を中心として、霊界自体が、今まで自分が信じてきた信仰で大混乱が起こります。地上に再臨するためには、統一教会の皆さんと子孫たちに実績がなければなりません。実績がなければ再臨することができません。
再臨できる全体的蕩減路程を先生が歩んだのです。先生が、神様を身代わりしたアベルの王です。本然のアダム家庭において、カインがアベルの命を奪いましたが、歴史時代において、それが継続して今まで下ってきたのです。ですから、神様がサタンの血統の世界に対して干渉することができません。霊界に行った聖人たちや先人たちも、なぜ終わりの日になって、一時にこのようにすべてひっくり返るのでしょうか。それは避けることができません。一度にひっくり返ったというのです。
5 今のこの時は、神様のみ旨がこの地上に現れる時です。今日、この地上にはカインとアベルがいます。マタイによる福音書第十三章にあるみ言のように、この地上には毒麦と麦があります。またヨハネによる福音書第十章のみ言のように、門に入っていく真の羊飼いがいると同時に、門を通らずに別の所に越えていく偽りの羊飼いがいます。ですから、間違えれば、私たちの教会でも、まさしくそのような現象が現れることを直視しなければなりません。(003-207, 1957.11.01)
6 聖書では、終末にメシヤが来ると教えています。メシヤという言葉は、三つを復帰すべき人を意味します。それは、永遠の真理、永遠の人格、そして、真の父母として子女のために生きる真の愛です。それで、イエス様が「新郎として来た、自分の新婦を求めるために来た」と主張されたのです。末世において、再臨主は堕落と反対の経路を行かなければなりません。
7 主とは主体です。それで、その主が堕落した世界に来られる時は、真理を語らなければなりません。人がその真理を聞けば、心と体がその主に属するようになるでしょう。人間が堕落した時、彼らは泣きながら、悲しみの涙を流しながらサタンに引かれていきました。しかし、彼らが帰ってくる時は、喜びをもって神様のところに導かれていかなければなりません。そのような運動が終わりの日に起きなければならないのです。すなわち正反対のことです。
人間は、サタンの言葉に引かれて越えていったので、堕落世界のすべての人々は、再臨主のみ言、彼のメッセージに導かれて越えてくることができます。ですから、彼のみ言は、天使長の言葉より優れていなければなりません。そして、神様が認める位置に立たなければなりません。ですから、権威をもってすべての人間を導くのです。
8 終わりの日には、髪に油を塗って密室に入って祈りなさいと言いました。人の言うことを聞いてはいけない時です。新郎の言うことだけを聞かなければならない時です。牧師も、信仰の同志も、最後の峠に行けば「私」の後援者になりません。「私」は天国に行き、彼は地獄に行くようになっていれば、地獄に行くその人が「私」にしがみつきます。愛する友人が水に溺れた時、助けようと水に入っていけば、その人がしがみついてくるのと同じです。その時は、同情してあげることができない時です。
いかなる指導者も、「私」の生命を救ってくれません。そのような時が来ます。そのような時を先に迎えた地域、国家、教団、社会では、混乱が起こります。互いに信じられないというのです。牧師が長老を信じられず、長老が牧師を信じられず、一般信者が党会(牧師と長老からなる議決機関)を信じられず、教派は教派同士で信じられず、社会や政党も互いに信じられません。国民が大統領を信じられず、大統領が国民を信じられず、民が国を信じられない中で身もだえするのです。四方を見つめれば、信じられない混乱した世の中です。その中で自分が自分を信じ、天が認めることができる信仰の位置を探しなさいというのです。(010-203, 1960.10.02)
9 今、地上に霊界の混乱が起こります。混乱する霊界が地上を襲ってくるというのです。ですから、最近、ノイローゼ現象が起きたり、半精神病患者や半分気が狂った人が多いのです。ぶつぶつ独り言を言う人々が次第に多くなります。数千億の霊人のいる霊界が、この地球星に襲来するというのです。なぜ襲来するのでしょうか。宗教が自分の位置を探すことができなかったからです。宗教が自分の位置を確立できず、人々が水平線となり、天を中心として垂直に立つようになっているのに、すべて倒れたというのです。
ですから、霊界がこの地球星に向かって襲来します。気が狂った人のことを、霊に取りつかれたと言うではないですか。霊が何をしようと人に入ってくるのですか。利用してしまおうというのです。良心的な人々、さらには文人や芸術家のような人々は、普通の人よりセンスが良いのです。アンテナが高いというのです。ですから、今日そのような人々がそれに先に接して、ノイローゼ現象や世界的な終わりの日の現象が起きるのです。(030-176、1970.3.22)