天聖経: 第208話
日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー
第七篇 地上生活と霊界
第三章 永生のための地上生活
第四節 祝福家庭と永生 9-19
祝福家庭の霊界
9 祝福を受ければ、天国に行くことができる道がすべて開かれます。祝福を受けた家庭でも、堕落の行動をした人がいますが、祝福を受けた家庭の霊界の中に楽園が生まれます。祝福を受けた家庭たちの楽園、祝福を受けた家庭たちの地獄が生まれます。それは、神様の主管圏内にあり、善の天使たちが協助したのと同じように、すべての霊界が祝福を受けるようになっているので、祝福を受けた霊人たちが先祖の位置にあれば、先祖の位置でこの地を協助するのです。今後、先祖の子孫が地に出てくれば、地で祝福を受けるようにして、その直系の子女たちを保護するようになっています。そうすることによって、サタンと関係ない新たな世界に越えていくのです。
10 地上で祝福を受けた夫婦は、永遠の世界である霊界に行っても一緒にいます。この世の中の夫婦、息子、娘がいかに多くても、霊界に行けば、分かれてばらばらになります。分かれて、みなどこに行ったのかも分からないというのです。相対的な関係がなければ会うこともできません。心霊状態の基準によって、みな霊界で分かれるというのです。しかし、先生が語ったように、愛を中心として一つになれば、そのまま一族が霊界に入っていくというのです。
11 霊界に行っても、誰かが「地獄に行きなさい」と言うのではありません。自分が求めていくのです。自分の程度に合うところを求めていくのです。統一教会も、すべて同じ圏内に行くことが目的ですが、自分の心霊状態の基準によってとどまるようになります。
それでは、祝福を受けた家庭は、どのようなところが違うのでしょうか。祝福を受けた家庭は、離れようとしても互いに離れることができません。霊界に行くようになったとき、自分の妻が責任を果たせなければ、共同責任を負って夫が解怨してあげなければなりません。妻が誤っても引っ掛かり、夫が誤っても引っ掛かり、息子、娘が誤っても引っ掛かるというのです。家庭が共に入っていくべきところが天国なので、その家庭を一つに統一しなければなりません。その家庭の一員が誤れば、その一員の誤ったことを解怨成就できるまで、蕩減されるまで待たなければなりません。ですから、いずれにせよこの地上で完成していかなければなりません。
12 皆さんが及第生になれずに霊界に行けば、保護館での生活をしなければなりません。何千年も待たなければなりません。祝福を受けた人々も、息子、娘たちがみな、「お母さん、なぜ私をこのように生んだのですか。なぜここに引っ張ってきたのですか」と言わないと思いますか。皆さんの息子、娘たちが黙っていると思いますか。皆さんの家庭のレベルはみな異なっています。ですから、すべて自分のレベルに合ったところに行って、長い間とどまるのです。
そのようになれば、皆さんの先祖が、息子、娘たちが、「どうしたのですか。なぜそのように良くすることができなかったのですか。何ですか、それは」と言いながら讒訴します。そうなれば、皆さんはそれに相当するだけの長い時間、そこにとどまらなければなりません。それほど簡単なことではありません。ですから、地上でしなければならないのです。先生が「やりなさい」と言うことを、みなやらなければなりません。
13 私が一歩ずつ歩んで越えた道を中心として、再び先生に代わって報告し、解放・釈放圏の位置に立たなければ引っ掛かります。天国に入っていくことができません。カインとアベルが争う人たちは、霊界に入っていくことができないのです。天が制限するというのです。ですから、統一教会員がいくら祝福を受けたとしても、天国の門に入っていくことができなくなれば、自分たちが誤ったことによって霊界に祝福家庭の楽園が生まれ、地獄が生まれるのです。
14 十年後、百年後に霊界に行って、「神様!私はここに来ました。父母様を知ったので、父母様がいらっしゃるところに行きます」と言ったからといって行くことができますか。氏族的メシヤの使命、国家的メシヤ、世界的メシヤ、天宙的メシヤの使命を連結させることができなければ、天国に入っていって自由に生きることができません。どれほど恐ろしく深刻な立場かというのです。現在の状況を考えれば、それをどうやって否定でき、除去できるのかというのです。
15 皆さんも、祝福を受けて自分勝手に生きれば、すべて脱落です。証明書だけもっているのであって、実体がありません。実体世界が天国になるので、天国に入っていけば、実体をもたずに証明書だけでは駄目です。先生もそうです。いくら再臨主だといっても、霊界の実体圏がなければ地上の実体圏を主張することができません。ですから、霊界解放をしなければならないのです。
16 毎日、主体的世界である霊界の事実を知らなければなりません。皆さんが御飯を食べようと、子女たちを教育しようと、先祖が残した生活の記録よりも、自分の国の伝統よりも、先に霊界の事実を知り得なかったことが恨です。それを知ったので、真の父母と共に、天地父母と共に生活する立場で、天地父母の実情と天上世界と地上世界を理解して、自分の理想的基準に障害となるものは、いかなる犠牲があっても取り除くべき責任が各家庭にあるというのです。
解放された中心家庭になることができていません。自分の国と自分の世界を越えていくべき立場にいるので、これができなければ、霊界で成し遂げられなかったその段階にとどまるようになるのです。
17 今までサタンの血統によって生じた楽園や地獄を完全に取り除いてしまい、最高の神様に近い理想的な祝福家庭を中心として高位層の天国が生じ、その下に家庭的楽園が生じるのです。そして、仏教や儒教の中間霊界があるのと同じように、家庭的中間霊界が生じます。数多くの階層が生じます。その次には、家庭的監獄が生じます。監獄が生じれば、それはサタン圏内の地獄の監獄ではありません。今までは、子孫たちが先祖を救うということが起きましたが、今の時は原則的長子権が生じて蕩減がないので、兄や父母たちは、地獄に息子、娘や親戚がいて、知っている人がいれば、いつでも行って助けてあげられるのです。橋を架けてあげるのです。ですから、早く復帰されるというのです。
18 天国は、本来家庭が入っていけるようになっているところです。祝福家庭が霊界の最高の位置に入っていきましたか。家庭も、世の中の、堕落圏内の八段階の圏内を抜け出ること
ができなければ、そこにそのままいるので、祝福家庭はすべて解放されたのですが、家庭的天国と家庭的楽園と家庭的中間霊界、家庭的地獄が生じるのです。しかし、ここはサタンが主管していますが、永遠なものではなく、先祖たちが行って橋を架けてあげ、全体を引き上げてあげるのです。ですから、復帰が早いのです。今、宗教圏を中心として再び教育をしています。
霊界に行く時の最高の贈り物
19 霊界の神様のみ前に行く時、もっていける贈り物は何ですか。それは、お金でもなく、学者、博士の名誉でもありません。自分の愛する夫と裕福に暮らした、そのようなものではありません。そのようなものは贈り物になりません。そこには、世界のために生き、神様のために生きた愛をもっていかなければなりません。それが残るのです。
ヨハネによる福音書第三章十六節に、「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった」と、神様が世の中を愛すると言っています。それで、ひとり子を与えてくださいました。ひとり子は世の中を愛するために来た人です。ですから、愛を中心として信じれば滅びません。救いを受けるのです。主人が世界を愛するので、世界を共に愛さなければならないというのです。