天聖経: 第147話
日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー
第五篇 真の家庭
第四章 真の子女の教育と家庭天国
第六節 真の家庭と家庭天国 3-14
3 神様は、愛の王であられ、主人であられます。もし愛の王になられ、新郎になられたお方が神様ならば、相対者である皇后が必要だという話は、絶対的な原理です。神様のみ前に、絶対的なそのお方の前に愛の相対になることができるのは、真の人間だというのです。皆さんはお金を必要とし、知識を必要とし、権力を必要としますが、妻がいないとすれば、みな無駄なことです。夫には妻が必要であり、子女が必要であり、妻には夫が必要であり、子女が必要なのです。そのような愛の対象が暮らす所が家庭です。
神様の愛の対象である男性と女性が一つになって、その愛で息子、娘をもって幸せに暮らせるその家庭こそ、神様の真の愛を中心とした地上天国の最初の出発の基地になります。私たち人間も愛する相対が自分より何千万倍、無限大の価値ある存在として現れることを願うのと同じように、神様も自分の愛する相対が無限の価値の存在になることを願うのです。そのような人が真の人間です。そのような男性と女性が正にアダムとエバだったのです。
4 堕落によって神様は、アダム家庭の真の父母と息子、娘たちをすべて失ってしまいました。神様がもつことのできる真の息子、娘がいませんでした。神様の真の愛を中心として、血統的な関係をもてる神様の家庭がなかったというのです。堕落した父母によって、偽りの愛と、偽りの生命と、偽りの血統を結ぶことによって、私たちの心と体の闘いが起こり、アダムとエバが怨讐になりました。そして、アダムの息子、娘たちの間に殺戮戦が起こりました。神様がこれを復帰するための救援摂理が復帰摂理です。
ですから、失ってしまった真の心と体が一つになった息子、娘となり、絶対的に一つになった夫婦にならなければならず、息子、娘が絶対的に神様の真の愛を中心として完全に一つとなって、神様と永遠に共に暮らせる真の家庭を完成して、新婦格であるキリスト教と連結させ、神様と血縁関係を結ばなければなりません。そのようにして、神様の真の愛で統一された家庭、氏族、民族、国家、世界を再び編成することが神様の救援摂理の完成なのです。
5 神様が宗教を立てた目的とは何でしょうか。神様が最も愛する息子、娘、神様の骨と肉が一つになる、そのような愛する息子、娘を中心とした家庭、氏族、民族、国家を形成することが神様のみ旨です。
それでは、メシヤはいかなるお方でしょうか。永遠な神様の真の愛を根として地上に来られ、すべての宗教が願う理想を完成すべきお方が再臨のメシヤです。そのようにして、失った真の愛を中心として、真の生命と真の血統を全地上に連結させ、理想家庭として取り戻そうというのが、神様の救援摂理の目的だったのです。
6 万物は人のために存在しますが、歴史全体は何に帰結するのでしょうか。物質と子女と父母、言い換えれば家庭の基準に帰結します。これが宇宙の根本です。父母がいなくて子女が生まれることができません。父母から生まれた子女が、父母を中心として万物を主管しなければなりません。アダムとエバも万物を主管しなければなりません。これがすべて一度に適用されるのです。
7 人類の先祖であるアダム家庭が破壊されたので、これを復旧しなければなりません。イエス様は、堕落していないアダムの代身として来なければなりません。ですから、イエス様は、二番目のアダムとして来られたお方です。人類の最初の先祖であるアダムは堕落した先祖になったので、神様は本然のみ旨を立てるために、堕落していない真の先祖としてイエス様を送ったのです。そのような真の先祖を中心としてアダム家庭を復帰しなければならないのです。
8 あらゆる事件が家庭から起こりました。すなわちアダムとエバの家庭から起こったというのです。神様をアダムとエバの家庭から追い出しました。男性と女性が誤って一つになったことによって、追い出したというのです。
また、天使世界も男性と女性が誤って出会ったので、追放されました。万物世界を失い、それから人間の価値を失い、人間の愛を失った、このすべてのことは、男性と女性が誤って出会ったためなのです。
9 復帰の家庭とは、どのような家庭でしょうか。歴史的な願いの実体です。神様は今まで六千年の間、この一つの家庭を取り戻すために摂理されました。この歴史的な願いの実体がどこで完成されなければならないのでしょうか。正にこの現実社会で完成されなければなりません。未来に完成されてはいけません。現世に完成されなければなりません。それが完成される時が終わりの日です。これが歴史的な願いの基準であり、現世の万民の願いの基準です。人類の過去、現在、未来の願いの基準です。人間に生まれてきては逝った数多くの聖人、賢人も、この家庭を慕ったのです。
10 来られる主が新婦を迎えることによって、初めて復帰の家庭という言葉が現れます。再び探し出すべき復帰の家庭、それは人類が希望する家庭です。六千年の歴史の中で信じてきた数多くの宗教指導者が、数多くの怨讐の執権者たちや為政者たちに犠牲になりながらも懇切に希望したのは、主が来られて彼らの恨を解くということでした。
しかし、彼らの恨みを解くには、主お一人ではできません。一人でできたなら、既にしていたでしょう。ですから、天の家庭が出てこなければなりません。天の家庭が編成され、この地上に新しい足場を固めなければなりません。そうして、心情の爆弾をもってサタン世界を爆破させることができなければならないのです。
11 私たちの恨とは何でしょうか。アダムとエバがエデンの園で、真の父母として、真の家庭を完成して歴史を出発することができなかったことです。これは、人類の恨である前に神様の恨です。神様が人間を造られた目的は、そのような家庭を立てて、この地上に平和の王国を創建することでした。それにもかかわらず、その家庭が壊れていくことによって、神様は六千年という長い歳月の間、恨を抱かれ復帰の歴史を繰り返してこられました。その過程で、数多くの恨の峠道を数えきれないほど踏み越えて、今までの歴史を歩んでこられたのです。そのような歴史に責任を負い、解決するために来られるお方が再臨主です。それでは、再臨主は何をしなければならないのでしょうか。家庭を完成しなければなりません。家庭を完成するのも空中でではなく、地で完成しなければなりません。それでこそ、そこから氏族が現れ、民族が現れ、国家が現れ、世界が現れるのです。
12 来られるイエス様は、必ず神様が願う家庭を立てなければなりませんが、その家庭は真の家庭でなければなりません。今まで人類は、真の愛を追求してきました。どのみち偽りの愛の形態が、家庭や社会に存在してはいけないのです。ですから、万民が共有できる神様の愛を中心とした、人類全体が願う最大の愛を中心とした一つの真の家庭が出現しなければなりません。
そのような家庭が現れなければ氏族を編成できず、そのような民族が現れなければ国家や世界を形成することができません。ですから、神様が人類の前に提示した救援摂理において、人間が対することのできる最高の基準と、神様が願う最高の理想的基準点は家庭にあるのです。
13 歴史時代のすべての宗教は、今まで一人の男性を求めてきました。今までの宗教は、相対をもつことを許諾せず、新しいものを許諾しませんでした。そのようにしていては、滅びることになります。一人の男性を求めてきた歴史時代において、男性を探し出したと言える基準まで行けば、そののちには女性を探し出さなければなりません。女性を探し出すための運動を提示したのが統一教会です。ですから、統一教会は家庭を探し出す教会なのです。
14 今までの宗教の目的は、個人を救うことでした。しかし、統一教会は個人の救いよりも家庭の救いを目的とします。救うとしても家庭を救い、天国に行くとしても自分一人では行きません。統一教会の救援観は、夫は天国に送り、妻は地獄に送ろうというものではありません。二人とも天国に行こうというものです。また父母を地獄に送るのではなく、父母に侍り、また息子、娘も連れて天国に行こうというものです。
統一教会は、自分が愛する家庭、自分が愛する氏族まで、一切を連れて天国に行ける道理を教える所なので、ほかの宗教とは次元が違います。今までの宗教は独身生活を強調しましたが、統一教会は家庭を重要視します。家庭を中心として行くのです。その家庭は、世界のための家庭であり、神様のための家庭です。これが、統一教会の教会員たちが行くべき道であり、今後、皆さんが生活していくべき道なのです。