天聖経: 第323話
日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー
第十篇 平和思想
第四章 世界平和のための構想
第三節 国連と世界平和 7-18
7 国際連合は体です。体に心の世界をもってきて結びつけなければなりません。それが宗教圏の「世界平和宗教連合」です。宗教圏を結びつけてこそ、心と体が一つになります。その次には、母としての「女性連合」をもってきて、結びつけなければなりません。その次に、「青年連合」をもってきて、結びつけるのです。四大団体を国連にもってきて立てれば、今後、国連が平和統一をすることができ、一つの世界へ行ける方向を提示できるようになります。
8 今日の国連は、一つになるために新しい政治理想を成し遂げようと、一つの世界的な政治機構としてつくられましたが、その内部で一つになれない複雑な問題が、外的な問題よりも多くなれば、外的に一つになろうとすること、それ自体も崩れていきます。共産世界も、労働者と農民を中心としてすべて一つになろうと、外的には主張していますが、内的にはやはり分裂しているのです。
9 国連は、国の形態をもつことができませんでした。国連は政治風土に染まり、正常に機能していない状態になっています。家庭がつくられるためには、父と母がいなければならず、息子、娘がいなければならないのですが、国連には主人がいません。誰が誰なのかも知らないのです。平和の世界に向かう新しい国連の構想は、先生以外には立てることができません。家庭の王を中心として、失ってしまったすべてをここで接ぎ木することによって、一つの世界的な王権を中心とする国家になるのです。
アベル国連
10 今の国連はカイン的なので、アベル的な国連をつくらなければなりません。ですから、大韓民国は、大韓民国の責任者たちが責任をもちなさいというのです。今後、大韓民国が世界に行くことができる道を、ここでつくらなければなりません。先生は、大韓民国がどこに行くべきなのかを知っているのでほかの人々が夢見ることもできないことをしているのです。
11 平和のための国連機構のようなものをつくらなければなりません。今の国連機構は、頭だけがあるのであって、手足がない機構です。「世界平和教授アカデミー」というものをつくって、その看板だけつければ、国連総会もすることができます。「あなたたちは、国連総会で政治家たちだけが集まるではないか。私たちは、平和のための使節たちだけが集まる」と言いながら、新しいアベル的な国連総会をつくろうというのです。現在の国連総会は、頭だけあって手足がないので、全身が麻痺しているのです。
12 今や平和の時代が来ました。アメリカが世界平和の先導国になろうとすれば、モデル国家がなければならないのです。南北を統一しなければならず、中東を統一できる道を、先生が国連機構を中心として提示するのです。既存の国連機構をカインの立場に立てて、新しい国連機構をつくってアベルの立場に立てて、カイン・アベルを中心として天のみ旨と一つになるようにしなければなりません。ですから、平和のモデル国家として解放されたそのモデルをもたなければ、平和を主導することはできないのです。
13 中国問題に関して、私たちが国連で三日断食の祈祷をしながら、台湾の加入問題を議論したことに意味があります。中国が問題だというのです。サタン世界で見れば、金日成主席の北朝鮮がアダム国家だとすれば、中国はエバ国家であり、ロシアは天使長国家です。ですから、反対に一つにならなければなりません。ロシアと中国と台湾まで一つにならなければなりません。「島嶼国家連合」や「半島国家連合」や「大陸国家連合」などによって、すべて束ねておいたので、それを国連に建議しようと思います。アベル的な国連をつくらなければなりません。現在の国連は方向感覚を失っているので、世界人類には必要ではありません。そのような時代に移っていきます。ですから、国連を中心とした統一王国時代に移っていきます。そのような条件を備えて、万全の準備をしたのです。
宗教国連
14 全世界に散らばっている宗教者たちが団結して、いかなる民族や主権も勝てない世界的な主権をつくらなければなりません。そうして、寝ている国連を目覚めさせなければなりません。今は、共産主義が反対すれば、国連は全く身動きがとれません。ですから、宗教国連を早くつくらなければなりません。そのあとで、左と右の世界を収拾して、神様のみ前に捧げることが宗教者たちの使命なのです。
15 今、神様のみ前に現れた家庭は、堕落した家庭です。堕落した世界を越えて堕落していない家庭になってこそ、神様の理想家庭が現れます。理想家庭が現れても、理想家庭から理想国連を中心として理想世界全体の体制を備えた新しい時代が来なければなりません。そこからモデルが現れるようになります。理想家庭を中心としたモデル世界になります。モデル世界は、家庭から出発しなければなりません。家庭から出発して、国家、世界を越えて、カインとアベルが一つになった超アベル国連がスタートするのです。
16 世界の国連形成と同時に、全世界の宗教国連になり、「外的な国も一つであり、内的宗教も一つにならなければならない」と主張していたなら、今日、統一教会が新しい宗教理念をもって現れても、反対してはいけないという時代に立っているでしょう。宗教国連と世界国連が一つになって、「一つの兄弟であり、神様のみ旨に真実に仕える孝子であり、国を愛することができる所がどこか」と言って探し、研究していたならば、統一教会は反対を受けなかったのです。「世界はこのような思想でなければならない」と言ったでしょう。
17 政治体制では国連が生まれました。その反面、宗教国連は生まれませんでした。宗教国連が生まれなければなりません。宗教国連を中心として国連が一つにならなければなりません。これが生まれないことによって、今日、共産党が入るようになってしまいました。その使命を果たせなかったために、このようになったというのです。それで、先生がアメリカのアイゼンハワー元大統領に会い、「あなたが外的世界の共産党を調整できる機構をつくらなければならない」と提案したのです。「共産党を防ぐための備えをしなさい」と言ったのです。
18 先生の計画は、今から宗教国連をつくろうというものです。全世界の宗教者たちが国連をつくらなければなりません。その次には、女性たちを中心とした女性国連をつくらなければなりません。なぜそうしなければならないのでしょうか。政治は体を代表したものです。これがサタン側の基地です。詐欺的なところが多く、だましてでも自国のためにしようというのがサタンの考えです。このサタン世界を調整するのは、心の世界であり精神世界です。この地の人類の中には、神様を信じる者がいて、神様を信じない者がいます。神様を否定する人と神様を肯定する人の二つの輩からなっています。神様を否定する人は人本主義であり、世俗主義であると同時に、個人主義に陥るのです。それは神様と関係なく、悪魔と関係があります。体の世界の国連がつくられているので、心の世界、宗教世界の国連がなければならないのです。