天聖経: 第324話
日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー
第十篇 平和思想
第四章 世界平和のための構想
第三節 国連と世界平和 19-21
第四節 超宗教運動と世界技術平準化 1-11
19 私たちが計画しているのが、超宗教国連をつくることです。超国家国連はあるので、超宗教、超国家、超NGO(WANGO)を中心とする新しい文化創造を中心として、このような組織をつくらなければなりません。新しい宗教国連の中には、国家が入らなければならず、その次には政治、経済分野の人々が入らなければなりません。その次には男性と女性です。男性と女性が入らなければならず、その次には青年が入らなければなりません。そして、超教育連合をつくらなければなりません。ですから、一つの国の形態でやらなければならないのです。軍隊も今、NATO(北大西洋条約機構)を中心として、超国家的軍事連合をつくる計画です。
20 世界に宗教議会をつくらなければなりません。宗教者たちを中心として、一つの国をつくることができるので、サタン世界で闘っているものを完全に清算することができます。ですから、宗教議会を中心とした国連機構を編成することを考えています。それが話だけではなく、今、その仕事をしています。その次には何かというと、女性国連をつくろうというのです。それで、「世界平和女性連合」をつくっています。女性連合を中心とした国連機構をつくるのです。今後、女性連合が結成されれば、世界の頂上クラスの妻たち、大統領夫人、首相夫人、王妃、すべてが女性連合に入ってくるようになっています。彼らが入ってくれば、国連に送るのです。
21 宗教と政治は、怨讐関係だったということを知らなければなりません。これが国連にまで来ました。国連は、体の政治体制を中心とした世界の結合体です。ですから、全世界的なこの結合を否定できる時が来ました。今、先生が来て、心的なものを中心として、国連に宗教が加入しなければなりません。心と体が分かれましたが、体の国連があるので、心の国連がなければなりません。その次に、女性の国連がなければなりません。天使長側の男性だけを主とした国連ではなく、女性のための国連がなければなりません。エバを失ったので、エバを取り戻さなければならないのです。
第四節 超宗教運動と世界技術平準化
1 今までは、分裂的な基準に立っていましたが、今や、時は民族的な観念を超越し、天的に見れば兄弟社会国家時代に入るようになります。ですから、すべて、国連機構のもとに兄弟です。ところが、兄弟がけんかをするのです。カインとアベルが争ってきました。今や、平和的な兄弟にさえなれば終わるのです。それで、世界は兄弟という同等な立場にあるので、アメリカがもつ財産を分けようというのです。その財産は自分たちがつくったものではなく、父母から相続したので分けてあげるのです。残り物を分け与えれば与えるほど、災いになります。ですから、今の時は、必ず天を第一とした心情の世界にならなければなりません。
2 人類が生きるためには、白人と黄色人種が一つになって黒人を生かす運動をしなければなりません。そのようにしなければ、平和の世界が訪れることはできません。それを、これから統一教会がしなければなりません。霊界に行くようになるとき、白人が別々に行き、黄色人種が別々に行き、黒人が別々に行くのではありません。一つになるのです。
超宗教、超人種、超国家運動
3 神様の愛を「私」が所有できる栄光の立場を訪ねていこうとするので、怨讐までも愛するのです。神様には国境がないので、国境をなくさなければなりません。ここにおいてのみ、一つの世界が広がるようになります。ここにおいてのみ平和が広がります。ここにおいてのみ、霊界と肉界が一つになって、通じることのできる道が生じるのです。
4 人間を手先にして操ってきたいかなる主義、思想、いかなる宗教理念によっても、世界の平和と統一を成し遂げることはできません。このように、すべて道が塞がっているので、真の仏教徒も待ち望み、真のキリスト教徒も待ち望み、真の哲学者も待ち望み、真の思想家たちも待ち望む一つの理念、社会、国家、世界、天下を統一できる一つの理想が出てこなければならないのです。
5 今、一カ国主義の時代は過ぎ去りました。民族主義の時代は過ぎ去りました。人間がいくらあがいても、神様が行く統一の公式路程を完成するためには、一つの民族だけではいけないのです。連合民族、総合民族を通して成し遂げられるというのです。
一つの平和世界は、単一民族に従うのではありません。そして、宗教もやはり、民族を越えてアジアと世界、天地をすべて包容できる能力がなければならないという結論が出てくるのです。
6 世界的に教団が一つになって、今、平和の理想世界、統一された天国の世界を望むというとき、それは絶対的な神様の願いなので、二つということはあり得ないのです。絶対的な一つの世界であるはずなのですが、その世界を中心とした天国理念は、超国家的、超人種的にすべてのものを勝利して超えた位置で成し遂げられるのです。
7 宗教は今、天の国を追求し、理想世界と極楽を望んでいます。神様と人間が最大に幸福で、最大に平和な所を、平和の世、天国だというならば、その天国の主権者は誰かというのです。その主権者は神様です。その次に、その民は超人種的な民です。そこにおいては、髪の色や顔の色が問題ではありません。神様は、超人種的な国の大王なのです。
8 宗教者たちがすべきことは、平和の世界を成し遂げることです。一つの平和世界をつくらなければなりません。ムスリムでもクリスチャンでも、誰彼を問わず、皆が平和の世界をつくって、永遠に一つの希望的な人類として残らなければなりません。この思いだけは一致しています。
9 宗教を見ると、自分の教派第一主義を中心として、すべて排他的です。このような環境になっては、これから世界にとても困難な時代が来るというのです。これから一つの平和世界を構成するときに、宗教が何かの助けになるでしょうか。この宗教の壁を崩さなければ、宗教が人類の平和に莫大な被害をもたらすだろうと考えるので、超教派的なことをするのです。
宗教は、国境を越え、数千年の文化背景を超え、超民族的に信者たちを包容しているので、この壁を崩すのはこの上なく難しいことです。四大宗教であるキリスト教、イスラーム、仏教、儒教は、みな数千年の歴史を経てきました。これから、これらが対立して争うようになると、世界の平和は破壊され、人類は滅亡するというのです。このような各教団に、いかにして闘わずに一つの平和の世界に向かい、互いに交流しながら連合体制をとらせるかということが問題です。これは、私たち人間よりも、天が、霊界がそのように志向することを願うので、その願いに従って先生は、統一教会を中心として、世界的な運動を展開しているのです。
10 心と体、超宗教圏と超政治圏が一つにならなければなりません。超宗教超国家連合です。「超」というのは、今までの世の中とは異なります。今までは、横的な基準を中心として人間同士で考えたのであって、神様は含まれませんでした。しかし、超宗教には神様が入るのです。神様を中心として統一するのです。神様の願いは宗教の統一です。国家の統一です。ですから、国家と宗教を統一するのです。宗教と国家を統一して、心情一体圏で全天宙を代表した、天地を代表した、全体を代表した一つの結実体として、解放された地上に着地しようというのです。
11 真の家庭の神様の息子、娘、神様を中心とした家庭ならば、絶対的なその家庭自体が超教派、超宗派、超国家理念をもつのです。世の中にあるものを超越する超宗教超国家連合です。今までの宗教圏では、世界の問題を解決できません。今までの国家の名前では世界を収拾できません。「超」という言葉を入れて、超宗教、超国家をいうのです。神様を中心とした内情的な実像が、現実社会と一致できる実体的な基準を中心として、最適に体系化されるものが現れてこそ、解決方法になるのです。