天聖経: 第325話

日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー

第十篇 平和思想

第四章 世界平和のための構想

第四節 超宗教運動と世界技術平準化 12-22

12 「世界平和超宗教超国家連合」は、国連を動かすことができる最高の立場にあり、その責任を果たさなければなりません。統一教会が今から世界に対することのできる最後のプログラムがそれです。言論機関、その次には大学連盟、その次には金融界です。このように四つです。これは、最後にこの世界を収拾できる柱なので、「世界平和超宗教超国家連合」に属する問題なのです。

 

キリスト教とイスラームの和解

13 イエス様の死によって、左翼、右翼、バラバとイエス様の四大怨讐圏が対決するようになりました。再臨の時には、その世界が統一されなければならないので、左翼と右翼を一つにし、バラバ圏を一つにしなければなりません。イスラームとキリスト教を一つにして戻っていかなければなりません。このように、全体を取り戻して平和統一の道に戻っていかなければならないのです。しかし、右側のものが左側に行き、左側のものが右側に行くこともあるのです。反対したキリスト教が共産党に負けてしまう場合もあります。反対したキリスト教がイスラームに負けてしまうこともあるのです。

ですから、聖書の「先の者はあとになり、あとの者は先になるであろう」(マタイ一九・三〇)という言葉は、正に終わりの日について語った言葉なのです。これらが回れ右をするには、共産党が反対し、イスラームが反対し、そして民主社会が反対しても回れ右ができません。どのようなことをしてでも、平和統一して回れ右をしなければなりません。そのようにすることによって、神様の玉座に向かって行く道が生じるのです。

 

14 イエス様が死ぬことによって、サタンが世界を占領しました。それが歴史において再現されるのが再臨時代です。終わりの日に左翼と右翼が現れて、互いに争うというのです。それが共産世界と民主世界です。イエス様が死ぬことによって、左翼と右翼が現れて世界まで拡張されたのです。アメリカを中心とした右翼と共庭世界を中心とした左翼がそれです。イエス様の時と同じです。再臨の時に世界的な基盤に拡張されます。再臨の時、民主世界が一つになり、共産世界が一つになり、そしてイスラーム世界まで一つになるのです。それが再臨の時の使命なのです。

 

15 再臨王は、民主世界を収拾し、共産世界を収拾し、イスラーム圏を収拾しなければなりません。現在、バラバ圏がイエス様の体を占有しています。イエス様が死ぬことによって、イスラームが、祝福されたイスラエルの十二支派民族圏を占領したのです。バラバが、イエス様の代わりに生きるようになりました。生き残ったバラバ圏のアラブ圏、イスラーム圏が占領したのです。キリスト教と怨讐であり、イスラエルと怨讐です。イエス様の体を占有してすべてのものを受け継いだというのです。終わりの日になって、これを統一して反対に向くことによって、一つの天国の平和世界に行くことができるのです。

 

16 先生の使命は、第二次世界大戦の時に分かれた二つの世界を統一することです。すべて分かれました。韓国も二つの世界に分かれ、イスラエルも還故郷をしましたが、二つの世界に分かれました。アメリカも人本主義の世界、神様を離れた世界に分かれていきました。先生を中心として、第二イスラエルのキリスト教と第三イスラエルの韓国を統一することによって、アメリカを中心として世界統一圏が広がり、イスラエルの問題と韓半島の問題が解決されます。今、世界的に韓半島とイスラエル、第一次と第三次のアダム国家が問題です。これさえ統一すれば、平和世界が訪れるようになります。それを全うすべき責任が統一教会と先生に残っているのです。

 

17 イスラームとキリスト教の戦いをそのまま放っておけば、人類は滅亡します。原子爆弾も使い、その次には生物化学兵器まで使うとすれば、世界大戦どころではありません。一個人が部落を滅ぼし、一人が都市全体を滅ぼし得る時代に突入しました。力をもってしては駄目です。いくら闘っても、それで終わることのできない時代が来ました。

ですから、今まで数十年の間、宗教界の連合活動をしてきました。「イスラエルの神様とムスリムの神様は違う方ではない。ほかの宗教の神様もキリスト教の神様も同じだ」という「神様会議」を通して一つにするのです。そのように超宗教運動を世界的にしてきたのであり、超民族運動を今までしてきたのです。

 

18 イスラーム圏が、長子権をもって故郷に帰ってくるイスラエルに反対しました。ですから、イスラエルとイスラームを一つにしなければ、世界に平和がありません。国家同士も歴史的に二つに分かれています。今、世界は、宗教を中心とした中近東のイスラエル地域の問題と、民主主義思想と共産主義思想を中心とした韓半島の問題があります。それで、宗教と思想を背景にした二大陣営の衝突によって第三次世界大戦が起こるとすれば、地上の人類は全滅するようになります。そのような危機の渦中に立っています。これを誰が平和の世界に収拾するのでしょうか。先生のほかには、収拾できる材料をもっている人がいないのです。

 

19 左翼と右翼が転換できる契機を先生がつくったのは歴史的事実です。誰も否定できません。世界で一番の問題がイスラエルのユダヤ教、キリスト教、イスラームの争いです。これを誰が和解させるのでしょうか。今まで、これに手をつけた人がいませんでしたが、初めて先生を中心として連結されるのです。ですから、世界平和の問題が根本的に解決されていくという事実を、知らなければなりません。歴史的転換時期に立っているのです。

 

20 イエス様を中心として左側の強盗と右側の強盗がいました。左翼と右翼、一方は「神様はいない」と言い、一方は「神様はいる」と言います。今は、右翼と左翼がみな崩れましたが、バラバが残っています。これはサタン側の代表宗教です。これを主が来て、天の側の宗教に吸収しなければなりません。共産主義を天の側の国に吸収しなければなりません。それで、先生が「世界平和宗教連合」をつくったのです。これをつくって、先生がシリアのようなイスラーム圏を中心として、平和を主張できる条件を既にみな立てたのです。

 

21 キリスト教とイスラームが争うようになる時は、民主世界と共産世界の紛争は問題ではありません。宗教は恐ろしいものです。今、悪魔は、宗教戦争を起こそうとしています。そうして、キリスト教文化圏をはじめとして、霊的な基盤をすべて自分の側に引き込もうというのです。このようなことが起こる前に、それを防御するために、平和主義者として先生が背後で通じ合うようにするのです。

 

22 バラバ圏がイスラームです。イスラーム圏がユダヤの国の十二支派を占領しました。イエス様が死ぬ時にこれができたので、イエス様が再び来る時は、右翼を収拾し、イスラームを収拾して平和の世界に行けるようになってこそ、この地上にイエス様の復活的統一と平和の理念が成就されるのです。

その次に、何でもって統一するのでしょうか。「頭翼思想」です。左翼と右翼を消化できるのは真の愛だけです。その次には何をするのでしょうか。教育です。家庭において神様が教育できなかった子女教育、兄弟教育、夫婦教育、その次に父母教育をしなければなりません。そのようにして、平和な天の国の祝福を受けることができる家庭にならなければならないのです。

Luke Higuchi