天聖経: 第274話

日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー

第九篇 家庭教会と氏族的メシヤ

第二章 氏族的メシヤ

第三節 氏族的メシヤの役割 7-16

7 個人が勝利して家庭をもてば、家庭は氏族と民族と国家と世界の峠を越えていかなければなりません。ですから、個人の願いは、天の側に立てる家庭を探すことです。家庭を探し出しておいて、「今まで祝福の問題を中心として、千辛万苦の受難の道を克服してきたが、もう結婚したのでこれで終わりだ」と言いながら、こそこそ昼寝でもしてみなさいというのです。勝手気ままに暮らしてみなさいというのです。そこは、サタンが世界的に包囲し、国家的に包囲し、民族的に包囲し、氏族的に包囲している圏内です。

個人が安息しようとすれば、家庭がなくてはならないので、今まで家庭を探し出すために闘ってきたのです。また、家庭が安息しようとすれば、氏族圏がなければなりません。氏族が垣根となって、吹きつける風と、その他のすべてのものを防いでくれなければなりません。そのような責任を身代わりする舞台をつくらなければ、平安な家庭で生存することはできません。そのためには、親戚を中心として、族長にならなければなりません。ですから、皆さんに、氏族的メシヤの使命を果たしなさいと言ったのです。

 

8 氏族的メシヤにとって、家庭がその教科書です。自分の先祖が顕現したのが祖父、祖母であり、母と父は現在の代表であり、皆さんは未来の代表です。この三時代を縮小したのが、氏族的メシヤの愛の教科書です。そのように一つとなった心情を中心として、世界の東西南北のどこに行っても、そのように暮らすことができ、そのように接することができれば、世界には祖父、祖母のような人、母、父のような人、兄弟のような人がすべているので、そのように温かく接し得る天の国の民として、天の国の愛を所有した人になるので、天国に行くのは問題ないというのです。

他人を自分の父母、兄弟のように接することができる雰囲気になれば、霊界とすぐに連結されるのです。皆さんは、家庭において、そのような生活をしなければなりません。そのような雰囲気を造成するために、今から氏族的メシヤとして還故郷しなければなりません。それが皆さんの使命です。いくら難しくても、克服しなければならないのです。

 

9 イエス様は、氏族的メシヤになれませんでした。ですから、完成時代に父母様の子女になれる資格がありません。それによって、父母が誤ったすべてのものを蕩減し、新約、旧約の蘇生、長成のすべてのもの、歴史的な全体を総合して一度に燃やして捧げるためのものが、家庭教会の祭壇です。これを完成して勝利すれば、世界でも天上世界でも、どこにでも行ったり来たりできる通行券をもらえるのです。

 

10 絶対信仰、絶対愛、絶対服従の上に祝福家庭が成立するのですが、その祝福家庭は天の所有権、天のすべての国と世界を抱ける位置の家庭です。絶対信仰、絶対愛、絶対服従する心をもって天の国に行き、血統を復帰したのです。絶対血統転換、絶対所有権転換、絶対心情圏転換をしたのです。すべて取り戻してきました。氏族的メシヤを通して絶対血統を転換し、絶対所有権を転換し、絶対心情圏を転換した氏族が多ければ、国は自然に救われます。最後となるのです。きれいに清算されます。

これは、自信満々に活動する「私」の手にかかっています。「私の活動いかんにかかっている」という自信をもって、出征するのです。私たちは、真の父母の息子、娘なので、真の父母が勝利した全世界を私たちが収拾し、父母が主張すべき所有権を私たちが父母の代わりに主張しなければならないことを自覚すべきです。それをすべてもらって、父母に連結するのです。それが国家復帰のための氏族的メシヤです。

 

故郷ですべきこと

11 父母様の写真を掲げ、統一教会の旗さえ掲げれば、それで天の国の一族になるのです。天の国の一族にしてあげようというのです。それで、旗を掲げたことを批判して、罰を受けた人がいます。本当に不思議です。先生に対して後ろ指をさした人の手が病気になり、幾晩も祈って悔い改めて、ようやく治るということが起こるのです。なぜでしょうか。天運が訪ねてくるのですから、個人の運勢で防ぐことはできません。宿命的な道です。変えることはできません。

モーセが杖を持っているとき、それを仰ぎ見た人は、すべて生き残りました。統一教会の旗を見つめて、出掛けるたびに敬拝し、帰ってくるたびに敬拝し、真の父母様の写真を見ながら、出掛けるたびに敬拝し、帰ってくるたびに敬拝すれば、生きるというのです。

 

12 統一教会の旗を揚げるのは、「通り過ぎる統一教会の教会員は、おなかがすいていればここに入ってきて、お昼どきなら昼食でも食べていき、休んでいきなさい」という表示です。そのため、いつもお客さんをもてなす準備をしなければならないというのです。父母様を身代わりしてそのような準備をしなければなりません。ですから、部屋もなければなりません。父母様に侍ることによって救いを得るのですが、父母様が来られないので、父母様の代わりにお客さんに侍ろうというのです。この思想は、天の最高の基準に平準化思想を連結させるためのものです。そのような意味で、お客さんを神様のように、父母様のように侍りなさいというのです。そのような人は福を受けます。

 

13 家庭復興会をしなければなりません。皆さんの一族を中心としてするのですが、その復興会は、全体の氏族を代表した復興会です。それは、韓国だけでなく、世界の数多くの祝福家庭が氏族を連結させた、その氏族を代表した復興会だと思わなければなりません。そのような復興会に、世界の人が同参するのです。今日、韓国にある統一教会は、韓国が基地となることによって、氏族基盤を中心として世界を代表して復興会ができるのです。これがどれほど福なことか分かりません。

 

14 今から故郷を訪ねていって、氏族復興会をすれば、それは歴史的な復興会になるのです。これは国を探し立てようと、万歳を叫んだ三・一運動以上の驚くべき事件です。歓迎を受けられる立場で、天理が動いていける環境をもったのです。このような舞台で、自分の氏族を動かせなければなりません。先生がここに帰ってくるのに、四十年かかりました。蕩減復帰の道がそうなのです。世界舞台において、サタンの讒訴を分立させなければなりません。帰ってきて、国家基準でこのように防御し、氏族的メシヤ権を設定することによって、東西南北に通じる世界的連携が形成されるようにするのです。

 

15 故郷に帰り、これからは灯台を立てなければなりません。灯台は夜、暗い所に光をともすのです。何の灯台でしょうか。東西統一と南北統一の灯台の明かりをともしなさいというのです。これからは聖地に火をともし、その火が消えないようにしなければなりません。オリンピックのときにともす聖火のような火を用意して、東西南北の統一の灯台に、私たちの中央の聖地を中心として聖火を一つともせば、夜の灯台になるのです。

それで皆さんは、その灯台に火をともすたびに、「東西南北に立ち寄るすべてのかわいそうな哀しい魂を解放させるべき生命の灯、この生命の灯をつないであげる灯台の灯心となり、油となろう」という祈りと、精誠で補給してあげなければなりません。その灯が消えるまで、私たちの教会で守らなければなりません。

 

16 真の心情を、本郷の地に植えなければなりません。これを植えられなかったのが堕落ですが、今や帰る時が来たので、早く植えておこうというのです。ここに、あらゆる精誠を尽くさなければなりません。ですから、皆さんは、皆さんの一族の族長家庭にならなければなりません。これから故郷に帰り、真の祭物を捧げ、真の愛の種を植えて、希望の祖国が明けてくる、その日のために前進しなさいというのです。

Luke Higuchi