天聖経: 第268話

日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー

第九篇 家庭教会と氏族的メシヤ

第二章 氏族的メシヤ

 第一節 氏族的メシヤの宣布 4-10

4 統一教会の教団は氏族です。「私」の血が共に動くのです。私が涙すれば、氏族が涙しなければならず、私が喜べば、氏族が喜ばなければなりません。それは血族です。五色人種(あらゆる人種)を越え、文化背景の異なるすべての国家基準を越え、壁を取り払って一つにまとまった、新しい天の国創建のための民族です。

この民族が聖なるものとなるときに天の国の「創国」が顕現し、聖なる創国の民族として生きていくときに「創世界」が始まり、その世界の上に天宙的な地上天国と天上天国が連結されるのです。それは言葉だけで成し遂げられるものではありません。個人において最後の決定をし、天地に宣布しなければならず、家庭を中心として最後の宣布をしなければならず、氏族を中心として最後の宣布をしなければなりません。

 

5 今や、氏族を中心として最後の宣布をするときです。先生は、そのようなことを先導するために、万民族と万国家に代わって、天地に勝利の絶対的条件、一つの方向性の絶対的条件を立てなければなりません。そのようにしなければ、国に入って氏族を団結させ、公義の法度に従い、最後の解放を前にして宣布することができないのです。

「サタンは退け」と宣布すれば、皆さんの先祖が皆さんの家庭に入ってきて、主人の振る舞いをするのです。変わるのです。「私たちの家庭は、天を愛するとき、夫婦で愛し合う以上に愛し、子女を愛する以上に愛し、もっている所有物全体を犠牲にし、一家を祭物にして、私の氏族を代表して天の家庭に育て、民族解怨を成就するためにこれをしますので、お受け取りください!」と言えば、受け取ってくださるというのです。統一家は民族解放のための場で、天のみ前に祭物的家庭環境として捧げる決意を固めなければなりません。

 

6 皆さんは、氏族的メシヤです。カイン氏族を探し出せば、アベル氏族は自動的に見つかります。その運動をするのです。それでこそ、天上世界に行った皆さんの宗主となる先祖から、善の人は地上に来て蕩減条件を立て、恵沢を受けていくのです。これは、家庭教会の基盤がなければできません。いくら一人の自分の先祖が助けてくれたとしても、家庭基準は家庭基準に立っているのであって、氏族、民族、国家に連結する道がないのです。

しかし、先生がこれを連結したのです。それで、ダンベリーの刑務所に入っていながら、天上世界と地獄の門を開き、霊界の地獄から天上の宝座まで、高速道路を造っておいたのです。神様の恵沢圏内において、善の霊人は誰でも地上に降りてきて伝道し、一段階ずつ引き上げていける高速道路を造っておきました。父母が誤って、多くの壁ができたので、真の父母が開いておいたのです。それをすべて開き、伝授方法を提示しておいたので、天の国と地上世界を連結できる一つの基地が、家庭教会です。人工衛星が基地から飛んでいけるように、角度を定めてあげれば飛んでいくのです。そのような基地が家庭教会です。

 

7 今は、イエス様が果たせなかった理想の家庭基準を成し遂げて配置するときですが、それが家庭的メシヤの派遣です。家庭的メシヤとしてどこに送るかというと、自分の血族、自分の親族に送るのです。先生は、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界の蕩減路程を歩みました。ですから、皆さんは、先生のような蕩減蹄程を歩まなくてもよいのです。先生は、皆さんをイエス様の立場と同じ氏族的メシヤとして送るのです。皆さんは今、結婚した立場にいます。そのような基盤の上にいます。それは個人、家庭、氏族が一つに連結されるのです。

先生はいつも、すべてのものが天に連結される蕩減路程を歩みました。皆さんはそのような路程を通過できませんでしたが、それでも皆さんを祝福してあげました。祝福を受けたのは、イエス様よりも良い立場を意味します。サタンは祝福を受けた皆さんを讒訴できません。なぜなら、真の父母を中心として血統が連結されているからです。それを見れば、サタンも、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界のどの次元においても讒訴できないのです。それが神様の最終的な観点です。絶対に讒訴できません。それが解放の境地です。それで今回、氏族的メシヤを宣布したのです。

 

8 氏族的メシヤになりなさいと宣布したというのは、皆さんが先生の代わりに責任をもってすれば、天が後援するということです。先生が困難な中で開拓していた、その時代に後援した役事を、霊界では今も間違いなく行っているというのです。その時は、反対を受ける中でも、統一教会を氏族的復帰時代に発展させたのですが、今は反対もされないので、どれほど発展するでしょうか。

今まで統一教会の教会員が十字架を負って迫害を受けたのは、長子復帰時代なので、長子を復帰するためです。長子復帰時代にとても苦労したのですが、皆さんの父母復帰時代には、長子復帰時代よりもっと苦労しなければなりませんか、してはなりませんか。もっとしなければなりません。そのため、氏族的メシヤは、イエス様の解怨成就をしなければならず、先生の解怨成就をしなければなりません。

 

9 自分の一族の前で、氏族的メシヤを宣布しなければなりません。聞こうが聞くまいが行うのです。任せられた責任をしっかりと遂行しなければ、誰が打たれるのでしょうか。天が代わりに引っ掛かるのです。そのような時が来ます。それで、氏族的メシヤを宣布するのです。そのような時を越えていくために氏族的メシヤを宣布したので、今、行動を開始しなければなりません。

すべて故郷に行かなければなりません。もし故郷に行けそうになければ、国を生かしなさいというのです。故郷に行けなければ、南北のために生きなければなりません。氏族的メシヤの責任を果たせなければ、北朝鮮を救うことのできる民族的メシヤの責任を果たすと言わなければなりません。そのように努力すれば、氏族的メシヤ圏を越えるというのです。

 

10 イエス様は、氏族の代表であると同時に民族、国家の代表になるはずでしたが、自分の家庭的父母権をもつことができなかったので、亡くなりました。それで、統一教会は、今、兄弟圏を解放したので、父母権を解放しなければなりません。今日、氏族的メシヤを立たせることによって、統一教会に反対していた皆さんの父母を、堕落したアダムとエバとして再び復活させ、探し出された家庭の資格を天の国の権限をもって認定し、公布するのです。それが氏族的メシヤ宣布の目的です。

なぜそのようにしなければならないのでしょうか。父母の基準を中心として、堕落していないアダムとエバを立てられなければ、その生まれた故郷を天の国の故郷に連結させる道がありません。本来、堕落していない故郷で生まれるときは、本来の父母から生まれるはずですが、堕落したために逆さまに接ぎ木したのです。ですから、その故郷においても、堕落していない本来のアダムが、父母としての王権を身代わりして生まれ、統治できた基準を、代わりに立てなければなりません。

Luke Higuchi