天聖経: 第269話
日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー
第九篇 家庭教会と氏族的メシヤ
第二章 氏族的メシヤ
第一節 氏族的メシヤの宣布11-21
11 氏族的メシヤを宣布したのと同じように、そのような時がやって来るので、皆さんも自分の故郷に帰っていかなければなりません。先生も今、故郷に行きたいのです。ソウルにいたいと思いません。皆さんが還故郷活動をし、その余波が北朝鮮をしのぐときは、先生の故郷が自然に上がってくるのです。争うことなく、そのまま通じるというのです。ですから、北朝鮮以上の精誠を尽くして心情的故郷として、カナンの地を編成するのが統一家の使命です。それで、「氏族的メシヤになりなさい」と言うのです。
12 なぜ氏族的メシヤを韓国とともに、世界に宣布したのか分かりますか。韓国ですれば、世界の国家すべてが先生を中心として一つになるのです。霊界においてどれほど総動員されるか、考えてみなさいというのです。「この時だ!」と、すべて目を光らせ、「解怨成就できる、何千年、何万年の歴史を蕩減できる良い時が来た」と言って、すべて降りていくことを願っているのです。
13 氏族的メシヤとして祝福家庭を配置し、イエス様完成、自己完成、アダム完成の三代先祖の基準を立てておいたので、この地上にいるすべての人間をかき抱ける自由な環境に入っていくのです。そのため、氏族的メシヤ宣布をすることになったのです。これは、神様の摂理において、これ以上ない福音です。人類歴史の終末であり、解放の日がここから始まるのです。南北統一は、適当にやって展開するのではありません。これを組み合わせていってこそ、可能なのです。それが家庭的基準と氏族的基準に連結されたので、国家的基準に連結されます。ですから、統一教会と政府が一つにならなければならないのです。
14 イエス様が失敗したのち、皆さんに氏族的メシヤを委任し、堕落したアダムと同じように自分を中心として結婚した自分の父母を、今の時を迎えて祝福という神様の天恵によって、堕落していない父母の立場に立てるというのは、途方もないことです。夢のような話だというのです。そのようなことを完成するために氏族的メシヤを宣布しました。一人のイエス様が氏族的メシヤ、国家的メシヤになるために送られたのですが、先生は全世界の祝福家庭を氏族的メシヤとして発表したのです。
15 真の父母の承認を受けることによって、天の側の公認を受けたことになります。カイン・アベル、父母、神様にまで公認を受け、そのすべての忠誠心と精誠を見てかわいそうに思い、「そうしなさい」と言えるようになるとき、再び祝福を受けられるのです。このような曲折があるので、神様が仕方なくこの峠を解決してくださるのです。神様が解決してくださらなければ、橋を渡ってくることができません。これが真の父母と重生です。真の父母がいなければ、重生する道がありません。そのため、氏族的メシヤが家庭的メシヤの橋を逃せば、重生できる道が塞がってしまいます。
先生は、このようなことを知っていたので、人類を解放させるために氏族的メシヤを宣布したのです。これは、世界的な革命的事件です。特権的、特赦的事件です。このように、一日のエバの失敗によって億千万年の間、多くの被害を受けつつも復帰の道を手探りしながら来た天がどれほど悲惨か、真の父母の代をつないだ数千代のアベル的存在の犠牲がどれほど悲惨かを知らなければなりません。それがアダムとエバを復帰するための歴史路程だったのです。
氏族的メシヤのための条件
16 今、先生が皆さんにメシヤという名を与えました。皆さんは氏族的メシヤです。皆さんは、氏族的メシヤとして何をすべきでしょうか。国家的メシヤ、世界的メシヤ、天宙的メシヤになるためのすべてのものを準備しておいたというのです。山のように大きな宝物を、皆さんのために準備しました。皆さんがメシヤになりさえすれば、宝石の山のようなこれらのものを、すべて相続するのです。水道管のようなものが連結されて水が流れ落ちていくように、皆さんに相続されるのです。皆さんがこの価値あるものを相続することに失敗すれば、皆さんの子孫が皆さんを讒訴します。
17 神様は、皆さんを助けてくれず、先生も皆さんを助けてくれず、先生の直系の子女たちも助けてくれず、教会の食口も助けてくれません。ですから、先生が勝利した道に自ら従っていかなければなりません。先生が過去に歩んできたのと同じ道を歩まなければならないのです。その次に自由があり、その次に新天地が展開するのです。
今までのメシヤは、男性一人しかいませんでしたが、これからは家庭的メシヤだというのです。今まで一人としてのメシヤは反対も受けましたが、これから家庭的メシヤが定着する世の中になるときには、反対する人がいないのです。必ず氏族的メシヤの責任をもち、各自が故郷に帰って、「私は氏族的メシヤとして帰ってきた!」と言いながら、誇りなさいというのです。これは、皆さんと皆さんの子孫のためです。イスラエル民族が十二支派に土地を分配するときと同じです。今やカナンの地に入ったのです。
18 自分のことだけを考えてはいけません。祖父母を見て回り、一番遅くに眠らなければなりません。血と汗を流して稼ぎ、自分の息子、娘、家族だけでなく、一族を養わなければならないのです。荒野路程にいるのと同じです。モーセの前にいる六十万人は、食べ物があれば、自分の家庭だけを養ってはいけません。支派を越えてモーセの前にもってきて、「死ぬとしても一緒に死のう」と言わなければなりません。百日、食べていける物を一日で食べてしまうとしても、十二支派の長は、モーセの前に持ってきて捧げなければならないのです。このような生活をしなければ、心情的紐帯関係を家庭から氏族、民族、国家、世界に連結できません。外的な国家と世界は、先生が蕩減復帰基準を立てたので、連結される基盤を築きましたが、皆さんの氏族的基盤は、先生が築いてあげることはできません。これは氏族的メシヤの責任です。
19 イスラエル民族が、カナン七族の文化と伝統に従ったことが問題です。それで、イスラエル民族が滅びたのです。それが重要です。今は違います。私たちが中心です。滅びゆく外の世界には希望がありません。「皆さんが唯一の希望だ」と言って、彼らが仰ぎ見るのです。皆さんが一つになって、今からはメシヤとしての責任を完遂しなければなりません。
神様がヨシュアとカレブに語ったように、「強く、また雄々しくあれ」(ヨシュア記一・六)というのです。長子権復帰のために父母を有し、天を有し、すべてのものを備えたこの地上の基盤をもったので、一気に押していきなさいというのです。後ろから神様が支えてくれ、真の父母と真の家庭の力が要塞のように、後ろから皆さんを保護してくれるのです。一つの道へ前進さえすればよいのです。それが勝利する道です。
20 皆さんの父母から受け取った、今まで生きてきた習慣性をもっていてはいけません。皆さんの息子、娘を、今から本当に教育しなければなりません。そのまま放っておけば、祝福を受けた家庭がすべて滅びます。ですから、メシヤの責任をもたせ、立たせるのです。それが「歴史的最高の時代」に生きるということです。霊界と肉界が、天地が見つめ、宇宙が見つめる、このような愛の驚くべき時期を占有する主人にならなければなりません。
21 氏族的メシヤがなぜ貴いのかというと、家庭の前において中心に立っているからです。先生は、世界的な国の中心になっていますが、皆さん自体にはそれがありません。皆さんには、五パーセントの実績がないというのです。そのため、先生が世界を愛し、国を愛したのと同じように、皆さんは神様を愛するように自分を愛し、夫、妻を愛し、自分の家庭を愛しなさいというのです。子女を愛するように自分の家庭を愛し、妻、夫を愛するように自分の家族を愛しなさいというのです。国を愛し、世界を愛しなさいというのです。そうすれば、国と世界は先生が既に連結しているので、自然に連結されるのです。