天聖経: 第243話
日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー
第八篇 信仰生活と修練
第三章 真の父母に似るための信仰生活と路程
第一節 復帰摂理による信仰生活 1-13
第一節 復帰摂理による信仰生活
1 新しいメシヤを迎えるべきこの時に、私たちが果たすべきことは、イスラエルの復帰歴史をもう一度やり直して、サタン世界のどんな思想の侵犯も受けない、絶対的に神様のみ言を信じる信仰者になることです。そのような信仰者が必要です。世の中のどんな栄光や栄華があったとしても、それに揺さぶられることなく、それを断ち切って新しいメシヤのために立ち上がることのできる、分立された人にならなければなりません。そうすることによって、神様の愛の圏内に立てるという歴史的な公式路程を、私たちは知ったのです。
復帰原理の道
2 皆さんは、原理講義を何度も聞いてみたでしょう。その中の一つが復帰原理です。これは、堕落した人間が神様を訪ねていく公式です。その公式は、何を通して行くのでしょうか。言葉を通して行くのでもなく、知識を通して行くのでもありません。心情を通して行くのです。アダム家庭を見るとき、カインとアベルの位置も、心情によって決定されます。誰が神様をより愛するかということが問題であって、神様の愛を誰がよりたくさん受けるかということが問題ではないのです。
3 「統一原理」は、人間が神様の息子、娘になる原理です。神様の忠臣、烈女、神様の孝子、孝女になろうという原理でもあります。本心をもった人間は、誰でもイエス様の兄と姉にならなければならず、弟と妹にならなければならず、神様のみ前に忠男忠女、孝男孝女にならなければなりません。このような統一教会の原理は、過去にもなく、これからの未来にもない、一つしかない原理です。このような面で、誇りをもつにふさわしいものです。
歴史的な数多くの宗教の道主たちと闘って、神様の公認を受けた原理です。遠くない将来に、統一教会が世界を動かす時が来るでしょう。この大韓民国が問題ではありません。「統一原理」は、より偉大な真理、より偉大な思想、より偉大なみ旨、より偉大な生活観、より偉大な行動観として、万民が従うべき歴史と、時代と、未来の結果体なのです。
4 人間は、原理原則に従っていかなければなりません。春になれば種を蒔き、夏になれば生い茂り、秋になれば実を結び、冬になればすべて整理して、新しい生命の根源を自分の内心に備えなければなりません。そうしてこそ、再び春が来たときに、再び植えることができる種になります。これは、今後、皆さんが父母になって、皆さんと同じ息子、娘を生まなければならないということです。皆さんの息子、娘を、皆さんのように育てなければならないということなのです。
5 復帰は、創造の原理原則を中心としてなさなければなりません。本来、アダムとエバを中心として永遠なる愛の法度を立てたので、その法度に従わなければなりません。その法度を否定すれば、天理を破壊することになるのです。ですから、人間はもちろん、神様まで否定されてしまう立場になるので、そのため再創造過程を通して収拾してきたのです。
サタン分立路程
6 天は、私たち人類が憎くて審判するのではありません。人類をこのようにしたサタン、悪を支配してきた主人公、神様を裏切ってきた主人公を打って分立させることが、神様の摂理の目的です。私たち人間を捕まえて死の大釜に放り込むことが目的ではなく、人間を蹂躙して、この地を惑わしてきたサタンを撲滅することが神様の目的です。
ですから、「この道を離れなさい。この道を避け、出ていって闘いなさい。怨讐とみなしなさい」と皆さんの心に警告しています。良心をもつ人には、行けば行くほど、「あなたはここから離れなければならない」と警告するというのです。
7 サタン分立は、そのままではできません。サタン世界の人たちが好む道では、絶対にサタン分立ができないのです。サタン世界で一番難しいこと、サタン世界の人たちが一番嫌がることをしなければなりません。十字架の道、受難の道、犠牲になる道は、サタンが嫌がります。ですから、底辺に下りていかなければなりません。サタンは上がろうとするので、私たちは底辺に下りていくのです。底辺に下りていって、サタンを分立させなければなりません。分立しておいてこそ、責任分担圏が生じるのです。
8 愛の関係が結ばれれば、必ず主管されるようになっているのが原理です。この原理を立てておかれた神様御自身が、原理を否定することはできません。サタンが法に背いて介入したからといって、サタンを打ってなくしてしまうとすれば、神様御自身が立てられた愛の原理自体をなくしてしまうことになります。ですから、仕方ありません。
歴史的なすべての問題が、ここから起こってきたのです。ですから、アダムとエバを分立させて、故障したものを、故障していないのと同じ立場に修理してきたのが、救援摂理歴史なのです。
9 祭祀を捧げるところでは、必ず血を流すようになります。人を中心として、サタンと人間の権限を中心として、悪神と人間の権限を中心として、歴史過程で闘争が起こってきましたが、これを分立させなければなりません。しかし、人を裂くことができないので、神様は、人間の代わりに祭物を設定しました。人間の代わりに祭物を立て、天の側に属するか、サタン側に属するかを分けました。ですから、祭物を捧げて勝利するようになるとき、初めて堕落した天使が占領していたその基準を乗り越えることができるのです。祭物の宗教は、このようにしてきたのです。
10 サタンを屈服させなければなりません。何によってサタンを屈服させるのでしょうか。み言と一つになった基準をもって、屈服させなければなりません。それ以外には方法がありません。堕落とは、み言と分離してしまったことです。み言と一つになれなかったことが堕落です。
ですから、蕩減復帰原則において、み言を中心として一つになることによって、人格が復帰されるのです。人格が復帰されたということはどういうことであり、み言と一つになったということはどういうことでしょうか。堕落していない人の立場に立ったということです。その堕落していない人は、天使長を屈服させる権限を備えた人です。ですから、皆さんは、最前線に出ていき、サタンを屈服させて戻ってこなければ、神様の愛の世界を許諾されないのです。
11 蕩減条件が必要なのは、サタンを分立するためです。皆さんの血統を中心として、サタンが体の中に根を下ろしています。皆さんは、サタンの血を受けたというのです。ですから、生まれ変わらなければ、天の国に行けません。再び生まれなければなりません。重生の原理がここにあります。生まれ変わらなければならないということです。血統が違うので、接ぎ木されなければなりません。ですから、蕩減条件を立てようとすれば、皆さんのすべての生活を否定し、先生のすべてのものを中心として、接ぎ木されなければならないというのです。
堕落以前の立場に復帰
12 堕落以前にあった心情の園は、どこに行きましたか。堕落以前の高い位置で、神様と楽しみ、喜ぶことのできる世界は、どこに行きましたか。これを失ってしまいました。アダムとエバが神様の愛を受けるだけでなく、神様から「あなた方は私の永遠の息子、娘だ」という認定を受けて、天使長までもアダムとエバに屈服し、あらゆる万象が彼の命令に順応する立場、満天下を主管しなさいと堂々と立てることができる立場で堕落したのではありません。天使長に引っ張り回される立場で堕落しました。主人の息子、娘として、息子、娘の位置と息子、娘の権限を備えられない立場で堕落したのです。
13 神様は、堕落以前の本然の善の立場にいたアダムとエバに、天地をまとめて、ここに神様の実体まで合わせて遺業として与えようとされました。天地を与えると同時に、創造主まで与えようというのです。これ以上に大きな遺業がどこにあるでしょうか。
人間が堕落したその日から、神様は、天を収拾し、地を収拾し、人間を収拾して「あなたのものであり、私のものだ」と言うことができる日に向かって歩んでこられました。「あなたであると同時に私であり、あなたの家庭であると同時に私の家庭であり、あなたの社会であると同時に私の社会であり、あなたの国であると同時に私の国であり、あなたの世界であると同時に私の世界だ」と語ることを願われて、神様は、今まで歩んでこられたのです。神様は、天地全体の遺業を独りで抱え、その遣業を相続してくれる人間を求めてこられたのです。