天聖経: 第264話

日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー

第九篇 家庭教会と氏族的メシヤ

第一章 家庭教会

第三節 家庭教会の完成 14-22

14 今、先生が皆さんを取り戻すために働いてきたことを理解し、皆さんも家庭教会を訪ねていき、先生が皆さんにしたのと同じようにしなければなりません。それでこそ、天が孝子という名で印を押し、天の国に連れていくのです。ところが、皆さんは、先生にばかりついて回ろうとします。「家庭教会は嫌だ。先生の行く所にだけ行く」と言うのですが、それではいけません。

いくら父が大統領だとしても、大統領の位置をそのまま自分が引き継げるでしょうか。大統領になるためには、大統領になれる基盤を築かなければなりません。皇太子として生まれたとしても、王になるためには、王になれるすべての法度と規則を学ばなければなりません。備えなければならないのです。

人類歴史の最後の路程において、真の父母様の言うことを聞いて基盤を備えれば、神様が「お前は孝子だった」という印を押し、天の国の孝子として天国に送ろうというのです。これがどれほど驚くべき愛でしょうか。その基盤が家庭教会です。皆さんも、天の国に孝子、孝女として行きたいでしょう?家庭教会を通さなければ、孝子、孝女の印をもらう道がありません。天国は孝子が入る所です。息子であっても、ならず者は入れません。孝子の名をもって行かなければならないので、孝子の名の印を押してもらうためのものが家庭教会です。

 

15 家庭教会は、イエス様が失敗した氏族的メシヤ圏と、キリスト教が失敗した世界国家編成基盤を復帰するために、私たちが行くべき不可避的な道です。統一教会で言えば、統一教会がアベルならキリスト教はカインなので、カイン家族の代わりにカイン教会とアベル教会を連結しようとすれば、家庭教会がなければならないのです。イエス様が失敗したことを成就させ、キリスト教が失敗したことを成就させるためのものが家庭教会です。このようにして一つになり、家庭教会を中心として統一教会と真の父母が一つになってこそ、天国に入れます。一つの世界に行くのです。

 

16 先生が悲惨な歴史をすべて経て、人間に対して最高に簡単で強力に提示することができ、サタンと神様のみ前に提示できる一つの条件として立てたのが家庭教会です。家庭教会は、皆さんが倒れれば起こし、難しいことがあればすべて慰労してあげられる場であり、皆さんが責任分担の過程を何事もなく通過できる自然な環境だというのです。また、その中には迫害するものがあるかもしれませんが、環境全体が迫害する時代を越えて、歓迎する時代の境界線からこれを出発したというのです。

そうして、皆さんがここで勝利することによって、先生と神様が六千年間願ってきたすべての理想の基地が確立されるというのです。皆さんは今、先生に接ぎ木するのです。そうすれば自動的に成長します。それでは、成長するために必要な肥料は、どこで手に入れるべきでしょうか。反対してきた家庭教会のすべての地域で、大きな木として育てられる肥料を得るのです。皆さんには肥料が必要です。そのような種類の肥科をどこで手に入れるかというと、迫害から手に入れるのです。それが肥料になるのです。

 

17 私たちは、家庭教会をすべきです。家庭教会をする目的を、はっきりと知らなければなりません。蕩減復帰の道が残っているからです。コブの歴史にイスラエル民族が従っていかなければならず、モーセの歴史にユダヤの国が従っていかなければなりません。また、イエス様の歴史にキリスト教が従っていかなければならず、統一教会の先生の歴史に統一教会の教会員が従っていかなければなりません。

従っていくのですが、その行く道は簡単ではありません。四十年間の再蕩減路程を歩いていかなければならないのです。もしキリスト教とアメリカが韓国独立とともに統一教会を受け入れていれば、私たちが家庭教会をする必要はありません。

一瞬にして世界国家が編成されたでしょう。そのようになれなかったので、四十年間の再蕩減路程が残されたのです。これは、真の父母様が歩まれた道なので、子女たちが行かなければなりません。ですから、今まで四十年間、個人蕩減復帰、家庭蕩減復帰、氏族、民族、国家蕩減復帰をしてきたのです。個人蕩減復帰をするときには、必ずサタンと闘って勝たなければなりません。

 

18 皆さん、白人が「私は白人の家だけ訪問し、黒人の家には行かない」と言ってはいけません。その反対にしなければならないのです。そうしてこそアメリカが生き、世界が生きます。イエス様がこの地上に来て、王権を中心とした長子権を相続することに失敗したため、終わりの日にこれを世界的な基準に上げて、再び回復しようとするのが神様のみ旨です。これからは、先生がいなくても、家庭教会を中心としてこの基盤が築かれるので、自動的にその長子権は立てられるようになっています。

 

19 家庭教会とは何でしょうか。家庭教会は、統一教会が迫害の歴史において、先生を中心としてすべての歴史的蕩減基準、すなわち個人蕩減世界的基準、家庭蕩減世界的基準、民族蕩減世界的基準、国家蕩減世界的基準、天宙蕩減世界的基準の蕩減路程でチャンピオンの継承権を勝ち取り、全体に勝利したサインを受けて決定してきたものです。家庭教会においてのみ、すべての蕩減条件を払って定着できるのです。

 

20 統一教会において世界的蕩減、すべての蕩減の版図を縮小して現実化させたのが家庭教会です。これを氏族教会に発展させなければなりません。韓国には同姓が多いのです。その同姓を連結すれば氏族になり、民族になり、国家になります。そうなれば、統一教会を中心として家庭教会を始めたので、氏族圏教会が始まり、民族圏教会が始まり、国家圏教会が広がっていくのです。

なぜそれをしなければならないのでしょうか。イエス様の解怨成就をしなければならないからです。イエス様の解怨成就をしなければ、皆さんを結婚の場に立てることができないのです。イエス様を解怨成就しようとすれば、カイン家庭とアベル家庭、カイン氏族とアベル氏族がいるのですが、カイン家庭とカイン氏族を救わなければなりません。

 

世界基盤造成のための祭物

21 なぜ氏族的メシヤになるべきなのでしょうか。それは、イエス様の恨を解いてあげなければならないからです。先生の恨を解かなければなりません。アダムの恨を解いてあげなければならないというのです。アダムの恨とは何でしょうか。理想家庭をもてなかったことであり、イエス様の恨は理想の国をもてなかったことです。そして、先生の恨は理想世界をもてなかったことです。アダムの願い、イエス様の願い、先生の願いを解くことのできる蕩減条件として必要なのが、正に家庭教会です。家庭教会は、家庭を完成させ、国を完成させ、世界を完成させる条件になるのです。先生はこのような原則から話しているのです。

 

22 先生が統一教会の指導体制を率いていく時は過ぎました。平面的拡大時代になったので、家庭理想をもった自分の氏族を中心として拡大すれば、世界は自然に復帰されます。その氏族拡大方法が家庭教会です。このような総決算的公判廷が生じました。

皆さんは、これから祝福家庭として父母に侍って一つにならなければならず、皆さんの息子、娘がいれば、そこで父母である皆さんが、神様の愛を中心とした所有物決定権に対する判定を受けなければなりません。皆さん自身がそのようにすべきであり、皆さん夫婦がそのようにすべきであり、皆さんの息子、娘がそのようにすべきです。旧約時代、新約時代、成約時代と同じく、神様の愛の判定権を、真の父母によって代わりに受け取ったという条件を相続しなければなりません。真の父母の所有権を決定したのちに天国に行くのが原理なので、これを相続できなければ、天国に行く道は絶対にあり得ないのです。

Luke Higuchi