天聖経: 第263話
日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー
第九篇 家庭教会と氏族的メシヤ
第一章 家庭教会
第三節 家庭教会の完成 5-13
5 先生は、個人的メシヤ、家庭、氏族、国家、世界、天宙的メシヤの道を開拓してきました。個人的基盤も、家庭的、氏族的、民族的、国家的基盤も、既にすべて築いておきました。このような道を開拓してくるとき、サタンは全面的に反対しました。先生は、迫害の生活、連続的な迫害を越えるための闘いの路程を歩んできたのです。
第二次世界大戦後、英米仏が、エバ国家とアベル国家とカイン国家が一つになり、先生と一つになっていたならば、その時、世界的に出発していました。国家を越えて世界を中心として、自動的な国家編成に入っていくというのです。その時そのように出発したならば、迫害がなく、個人的な歓迎、家庭、氏族、民族、国家、世界的な歓迎を受けながら、一つになった環境において家庭教会編成と氏族的メシヤ編成を行い、神様と父母様を中心として家庭定着は成し遂げられたでしょう。その時もやはり、家庭を中心として、カイン・アベルを中心として、母親を中心として新しい家庭を編成し、氏族と民族を連結して国家を形成し、世界と通じるはずだったのです。
6 新しい世界に越えていくときは、宗教もなくなります。家庭教会だけが残るのです。真の父母を中心とした家庭です。家庭は、真の父母の伝統を中心とした、その愛によって連結された一本の木のような理想世界、統一された世界です。霊的な世界は見えない神経系と同じであり、見える世界は血管系と同じです。この二つの世界が調和統一されるところで、私たち人間の相反した体と心が一つになるのと同じように、この世界と霊界が完全に一つにならなければなりません。
7 家庭教会は、第一に、子女たちが失敗したことを代わりに蕩減してきた父母様の世界的蕩減路程を相続するためのものです。第二に、イエス様が失ってしまった氏族的メシヤ圏を蕩減することによって、氏族的メシヤ圏から国家、世界まで行くためのものです。この二つを蕩減しなければ行くことができないのです。これを解決するためには、不可避的に家庭教会を経なければなりません。そのようにしなければ、天国に行けません。
皆さんは、家庭教会を通して血と汗を流さなければならず、涙を流さなければならず、ひどい扱いも受けなければなりません。そうして、父母様が苦労した事情を知らなければなりません。今からは迫害がなくなるので、先を争って統一教会の原理を知ろうとするのです。先生の願いは、それです。従ってくる子女たちに、苦労の道を残すことはしないのです。
8 イエス様当時の氏族的メシヤ圏は、真の父母圏のための国家基準、世界基準、天宙基準の蕩減条件を立てた基盤でしたが、今、私たちの時代は、真の父母に侍り、真の父母の蕩減条件の基盤の上に立ったというのです。家庭教会の基準は、イエス様が失敗した基準を蕩減するものです。皆さんの責任分担である五パーセントを蕩減させるためには、その条件を集約して、何回も行うところを一度に蕩減することが不可避です。皆さんは、どこで蕩減を受けますか。家庭教会をすることによって、個人的に蕩減を受け、家庭的に蕩減を受け、氏族的に蕩減を受け、民族的に蕩減を受け、そして、国家的に蕩減条件を立てていけるのです。
9 私たちは、一生の間苦労しても、天のみ前に面目を立てることができません。父母様に出会ってこのような恩賜の時代にいることに感謝し、涙を流しながら感謝する生活を続けなければならないのが統一教会の教会員です。自らの本然の姿を探し出すために聖別された生活をし、ありとあらゆる忠誠を尽くしても、顔を上げられない罪人の後継者であることを忘れてはいけません。ですから、父母様が行く道に協助しなければなりません。父母様がすべきことは、もはやすべて終わりました。皆さんがしなければなりません。家庭教会活動を一生懸命にしなさいというのです。
10 家庭教会の責任者から、一代、二代、三代で続けて伝道をすれば、千人、二千人、何千人が家庭教会運動をするようなことが起こります。そのようにして入籍時代に入り、名簿を作ることになるのですが、名簿はいい加減に作ることはできません。家庭教会を通さなければ、名簿記入ができないのです。天の国の族譜編成ができません。祝福を受けた家庭でも抜いてしまうのです。そこから落ちるのです。
それを知って、天が提示するすべてのことを急いでしなければなりません。地上でせずに霊界に行けば、霊界に行って永遠にしなければなりません。地上で解決できずに行けば、大変なことになるというのです。その期間には、食べること、着ること、寝ることを考える余裕はありません。そのように行くべき蕩減路程が残された人生がどれほど悲惨かを知り、生きている間に皆さんが蕩減していかなければなりません。
11 家庭教会は、ゲッセマネの園、十字架の絶頂から始めなければなりません。さらには、ゴルゴタの絶頂から始めなければなりません。イエス様がそのゴルゴタの丘で亡くなるとき、同情した人は一人もいませんでしたが、私が死のうとするときには、数多くの人々が同情するのです。そのような基盤、環境をもってから死ねるということが、どれほど幸せかというのです。皆さんが死ぬときに逃げ出すペテロではなく、皆さんの代わりに「私が死にます」と言える群れを地上で備えることができる、自由な環境をもったのです。このような歴史的伝統を蕩減すると考えるのです。
12 真の父母を中心として、氏族的メシヤになれる責任者を選び、任命できる時代に入りました。ユダヤ教を中心として、イエス様が当時、ザカリヤ家庭とヨセフ家庭を連結すべきだった基準を立てられなかったことを蕩減復帰するのです。それを蕩減復帰してこそ、父母の位置に入っていけます。そのようにしてこそ、国を通じて世界に行けるのです。この基盤をイエス様がもてずに亡くなったので、これを蕩減するためのものが家庭教会運動です。キリスト教が反対したのを、ここで皆さんが代わりにその基盤を受け継いだという条件を立てることによって、その氏族を通して民族と国家と世界に行ける道が連結されるのです。
13 キリスト教が願った個人的メシヤではなく、家庭的メシヤとして真の父母に侍り、世界に行くための準備をするのが家庭教会です。それで、国のメシヤと世界のメシヤに侍り、一つの世界に越えていくのです。真の父母が来るので、真の父母を国家と世界のメシヤとして侍り、メシヤ理想天国に向かって前進するのです。そうすることによって、失敗したキリスト教が氏族的に受け入れた立場で、新しい統一教会を通して世界的な父母に侍って地上天国に前進することを知らなければなりません。