422.韓鶴子総裁御言選集4 文鮮明先生が見た韓鶴子総裁

第4巻 第22回

第5部     真の父母宣布と清平摂理

3. 清平摂理と霊人祝福 その②

洪順愛大母様の聖和

大母様が統一教会を中心として歩み始められたその日から、残忍な恥辱の道も感謝しながら耐え忍んでこられることによって、統一教会の信仰的な礎を模範的に示してくださった歴史的事実に感謝します。お母様の行く道を築くために、内外において耐え難い心情的な痛みに耐えながら、勝利の一時を祈ってきたすべての日々が、今や祝福の一時として残るだけでなく、信仰の道で模範となって残したその伝統を私たちが受け継ぎ、万民の前にこれを伝えてあげることのできる基準とならしめてください。お残しになったすべての事情と歴史的な記録が、お父様のみ旨を助け、摂理のみ旨を保護し得る基盤となることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。(223-209, 1991.11.10)

おばあさまがこの地上から霊界に行くことにより、天上世界と地上世界に一つの心情的な橋梁を渡し、興進君とイエス様につながるその橋をより一層強固なものになさり、キリスト教を中心としてユダヤ教と統一教会を結ぶことのできるおばあさんの責任を果たすことを許諾してください。

このおばあさまが、この地上で天が探してこられた摂理のみ旨を知るアジア地域において、サタン圏の日本を中心とした迫害時代に、韓国で再臨なさる主のために一切を準備した歴史的なエバ的3時代を経るにあたって、すべての精誠を込めて、今日この統一教会にお母様をお迎えする時まで、天の内的な摂理をつなぎ、連結することのできる至大なる貢献をしました。これを考える時に、統一家における一人の誇らしい女性を代表して天上世界に行くことにより、おばあさまを中心としてすべての女性たちが、過去と現在と未来を代表した追慕の対象となり、天に仕え、侍るにあたっての伝統を受け継ぐことのできる一つの表象的生活を残すようにしてくださったお父様の恩賜の前に感謝いたします。

70年以上の生涯にわたるすベての奉仕の生活の日常を通し、この地上に因縁を結んだすべての統一教会の食口たちと共に、このおばあさまが涙と血と汗を流して、隠れた中でお母様が行くことのできる道をならすために、お一人、心を痛め、気をもみながら垣根となり、今日の勝利がある時まで歩んでくる中で、道案内となってくださったことに感謝します。

明日にはここを出て、地上で肉身に会うことのできないそのような立場に立つことになりますが、霊的世界で霊を通して、天が心配なさることが地上に残っている時には、このおばあさまが中間においてすべてに対して責任を負い、統一家を代表して中間的、媒介的な立場で天の前につなぐ重大な責任を真の父母様が任命いたしますので、お父様がお受けくださいますよう切にお願い申し上げます。(1989.11.6、新門路公館)

あなたが願った誇らしい一人の娘として、永遠に天上世界と地上世界においてみ旨の成就のための一つの橋梁の役割を果たすためにこの娘が逝くということを知っております。ゆえに、地上にいる真の父母は、この娘をあなたの前に送りながら、天を動員し、地上のすべての善なる子孫たちを動員して、あなたの懐に抱かれ得る愛の一つの表象として、母の愛の表象であり、娘の愛の表象として称賛いたしますので、お父様の懐にお抱きください。

この娘の功を褒め称えると同時に、誇ることのできる条件があるとするなら、それはこの娘が万民のために苦労したゆえであり、万民を救うためのあなたの愛の心情を抱いて、このすベての哀れな人類を救うために犠牲の道を、生涯を終える時まで果たして逝くゆえですので、これから行く彼女を見守ってください。

お父様、全霊界がこの娘が行くことによって、地上に許された勝利の足場をつなぎ、善なる先祖たちが地上の善なる子孫たちを中心として直接的に再臨復活できる役事を、あなたのみ旨の前でより一層強固に、拡張、連結してくださるよう、お願いいたします。

これからは統一教会を信じて逝ったすべての霊人たち、興進君を中心としたイエス様、また四大聖人を中心としたすべての千々万の聖徒たちよ、この日を喜んで迎え、この娘を歓迎して、あなた方が願う望みのところに導いてくださり、天に仕えるにあたって忠孝の心情を受け継ぐことができるように祝福をしてくださることを切にお願いいたします。(195-128, 1989.11.7)

大母様は、父母様の聖婚以来、労働者の妻から皇族まで、ありとあらゆる女性たちがお母様を打つ局面を収拾するにあたって苦労しました。お母様一人ではこれに耐えきれないので、3代にわたって打たれなければなりません。ここに代を継ぐにあたって責任を果たしたおばあさんだということを知っているので、お父様は「大母」という名を授けました。女性たちが行くべき愛の道において、泰山峻嶺のように塞いでいる壁を崩してしまわなければお母様にふりかかるので、すべての荷は私に負わせてくださいと言って痛哭し、それをやってきました。父母様の家庭のすべての心配を解怨してくださいと言いながらです。ですから、これからは、恨めしい犠牲の道を通じて国家基準を越え、世界基準を越えて、統一天下に向かい、解放に向かって前進することのできる時代に至ったのです。この転換時期に自分の責任を果たして逝きましたし、忠心をもってみな侍るべき資格をもったので、「大母様」としたのです。皆さんは、この方の一片丹心の心情を受け継ぎ、自分の子孫たちの前に、神様に侍り得る伝統を正しく立てなければなりません。このおばあさんは神様に侍るために生きました。皆さんの家庭で神様に侍るにあたって、それ以上の一片丹心の忠情の道理を果たさなければなりません。「忠心奉身」と揮毫しましたが、忠義な一片丹心の心をもって生きた供え物になる道を歩みきったこのおばあさんのように行くならば、迫害なく神様から恵みを受けられることでしょう。(195-152, 1989.11.7)

皆さんは大母様のように、神様のみ旨と父母様のみ旨を成就させるための思いで、24時間、暮らさなければなりません。大母様にはその思いしかありませんでした。それ以外には考えもしなかったのです。私たちが尊敬すべき方なのです。ですから、「大母」という名前を私が下賜したのです。(208-346, 1990.11.21)

ゼロの立場に入らなければならないのです。過去に自分がどのように暮らしていたということを考える人は、天国に入ることができません。ゼロの立場に入らなければなりません。それゆえ、洪順愛おばあさんのように、あらゆる精誠を尽くさなければなりません。そこに、それ以外のことは何もありません。ひたすら真の父母と神様のことしか考えないのです。そこに他のものが入り込んでは直線に沿っていくことができないのです。愛の道を行くことができないのです。地上で祝福を受けたからといって、それで終わりではありません。(208-343, 1990.11.21)

大母様は、お母様の歴史の中で欠くことのできない功績を立てられた方です。また、お母様が子女を生むと、その子女たちを中心として誰よりも精誠を尽くしながら、生きておられる間、父母様の家庭を一心一念で敬ってこられた代表的な母であるがゆえに、「大母」という名前を下賜し、また精誠を尽くしてきたので、「忠心奉天」と揮毫してあげたのです。大母様は、霊界に行っても、興進君と一つになって、多方面の霊界を代表して活動を展開していると見ています。ですから、皆さんも精誠を尽くせば、霊界の大母様と興進君とイエス様を中心としたキリスト教の聖徒、あるいはそれ以外の聖人たちと連結できるのです。大母様がこのような橋梁の役割をすると見るのです。(265-11, 1994.11.7)

先祖解怨と祝福

清平の役事は、マリヤの歴史、生きたマリヤの歴史です。お母様の代わりに役事するのです。祝福を受けた家庭はみな経なければなりません。(274-310, 1995.11.3)

清平の役事は、父母様が蕩減条件を立てて、今まで分かれていたものを清算し、祝福の恩恵圏内で興進君と大母様、忠母様を中心としてするのです。忠母様はアダムの家庭の母のようなものです。大母様はイエス時代の聖霊の実体のようなものです。その次にお母様です。3代を経るのです。忠母様、大母様、お母様の3代を経て、実体を中心として役事するのです。大母様も、忠母様も、お母様にかかっています。すべての女性たちは、お母様の分身です。お父様が真の父母として神様の血統を通じた生命の種をもってきたので、お母様を通じて全部分けてあげるのです。(314-140, 2000.1.2)

霊界に行ったすべての女性は、お母様を中心として、先生を兄として侍らなければならず、夫のように侍らなければならず、父のように侍らなければなりません。ですから、みなお母様の妹にならなければならず、おばあさんが母の立場に立ってしなければなりません。ですから、大母様がお母様の代わりに霊界を収拾しています。大母様はお母様から学ぶのです。堕落した世界の母、3代の母の先祖を代表して連結することによって、天上世界と地上世界の統一が成されるようになります。(314-141, 2000.1.2)

復帰時代には、地上世界のすべてのサタンが現象世界を中心として動くのです。人間が発展するには、万物から神様の愛の段階を求めていくように活動するのです。それゆえ、万物の中にみな主人がいるのです。霊たちがみな付いています。霊界に行っていないのです。のちには、万物でもだめなので、みな人に付くのです。復帰できる人に付くのです。すべての万物の愛を代表しているのが人間です。人間こそが愛を完成することのできる道であり、すべての愛の段階を閉鎖することのできる本体なので、そこに付いて自分も解放されようとするのです。(293-250, 1998.6.1)

すべての人に霊がたくさん入っています。清平の役事は、真の父母様がこの霊たちを引き出すものです。そして、真の父母様が、その霊たちが霊界の地獄から上がっていくことができるように、サーチライトの光を放つのです。誰でもその光について行くことができます。善なる霊はみなそうなっています。上がっていける道を開いてあげるのです。壁や条件があったのを完全になくしてしまうのです。そのような解放の壁を開いてあげなければなりません。それゆえ、近いうちに天国に行くことができます。今、人々は悪霊たちに接して被害を受けているので、これを切ってしまわなければなりません。すべての悪霊を振り払ってあげるのです。アダムの家庭が堕落することによって悪なる家庭になったので、再創造の役事をしなければなりません。先祖たちを再創造するのです。ですから、天使長の立場の家庭をつくっておかなければなりません。ですから、大量祝福、霊界解放祝福時代に入るのです。(298-212, 1999.1.8)

清平修錬所は、皆さんを悪霊から解放させてあげる本拠地です。霊界にも修錬所があります。その修錬所を通じて、地上で犯した罪に対する蕩減がなされていないものを解決しなければなりません。真の父母と一つになって罪に対する蕩減をするならば、霊界の修錬所に行かなくても、直接、天国に入るのです。皆さんは、天国に入ることのできる息子、娘を生む父母にならなければなりません。そうしてこそ、直接天国に行ける人が現れるのです。今や蕩減復帰時代をすべて清算しました。これから生まれる息子、娘は、天国に直行しなければならないのですが、そこに行けなくなったとすれば、皆さんは天国の門外で待たなければなりません。その罪が完全に蕩減されるまで待たなければなりません。それが問題です。霊界に、地獄の代わりに祝福家庭の監獄ができ、祝福家庭が天国に入るための門の敷居を越えられずに待つ楽園が生じるというのです。ですから、自分の子供たちが犯した罪が霊界で解放されるまで待たなければならないのです。祝福を受けたとしても、罪のある人は天国に入れません。きれいに罪を蕩減しなければなりません。霊界について話したことは確かなことです。「私たちはいかに生きるべきか」ということがはっきりしているので、言い訳ができません。(424-104, 2003.11.4)

皆さんは、清平修錬所に行って、先祖解怨式と祝福式をしなければなりません。早く先祖を解怨し、祝福を受けさせてこそ、天使世界の祝福家庭として地上の祝福家庭を保護する仕事をするのです。ですから、家庭に患難がなく、サタンが侵犯できる圏を抜け出すのです。そうでなければ抜け出すことができません。サタン世界にそのままいるのです。(320-118, 2000.3.31)

皆さん祝福家庭は氏族的メシヤです。霊界と肉界の自分の一族をすべて解放しなければなりません。そのような責任があります。先祖たちのために、皆さんが結婚した時のような蕩減条件を立てなければなりません。そうしなければ、霊界の天使を動員して先祖たちを呼び出すことができません。地獄にいる人たちを引っ張り出してくるのです。天使を遣わせて引っ張り出すのです。(310-097, 1999.6.6)

皆さんは先祖を解怨して祝福してあげなければなりません。これを急がなければなりません。そうしてこそ、先祖が興進君と共に地上に再臨し、協助することができるのです。天使世界は、堕落前のアダムの16歳までの血統的基準があるので、先祖を祝福することによって復帰されると同時に、堕落した世界が完全に解放されるのです。ですから、天使長が兄の立場で失敗して家庭を破壊させたことを引っ繰り返し、蕩減の立場を経ていくのです。霊界から協助を受けなければなりません。ですから、兄と弟を引っ繰り返さなければなりません。兄が弟になるのです。(424-102, 2003.11.4)

霊界にいる霊人たちはみなアダムの子孫ですが、堕落することによって天使長の血統になって霊界にいます。カイン型となっている霊界を放っておいてはいけません。すべて祝福してあげなければなりません。祝福をしてあげ、水平になるようにしなければならないのです。ですから、結婚できずに死んだ霊を集めて祝福してあげるのです。また、赤ん坊として生まれて死んだ霊が成長しています。16歳以上で結婚できずに霊界に行った人たちをみな祝福してあげるのです。父母様が幼い子供や結婚できずに死んでいったすベての男女16億組を結婚させてあげたのです。40億組、100億組、120億組、このように祝福しています。そして、地上のすべての未婚の男女を中心として祝福をするのです。悪霊が地上の人に入って付いたように、善なる霊が人に入ってコーチするのです。今まで入っていた霊をみな追い出し、祝福を受けた善なる霊が地上に来て囲んでいます。ですから、若い青年男女が祝福という言葉を聞いただけでも、祝福を受けたくて駆けつけるというのです。そのように心が感動して引かれてくる環境をつくらなければなりません。(301-211, 1999.5.1)

清平の役事は、エデンの園で天使長とアダムとエバが分立していたのを統合することです。堕落したサタンの血統をすべて浄化する運動をするのです。

ですから、清平の役事を経た人たちは浄化されたので、祝福をしてあげるのです。霊的な祝福をしてあげるのです。今回、360万組の祝福が終わり、清平修錬所で大母様と興進君が全部祝福をしてあげました。それは、霊的な父母の立場でしてあげるものです。イエス様が失敗したので、霊的基準を実体的に、霊的な基準で堕落したアダムとエバのすべてを清算し、実体的な天使長圏において復帰するのです。実体的な天使長圏とは、アダムの体が16歳でサタンの体になったことを蕩減してあげるのです。真の父母の体を接ぎ木してあげるのです。愛を通して接ぎ木をしてあげるのです。歴史的に否定的な愛が広がりましたが、肯定的な愛の基準を立てるのです。興進君がその役事をするのです。イエス様は真の父母の愛の因縁をもつことができませんでした。ですから、真の父母の息子、娘は、(霊界に)行って、イエス様が結婚できずに分かれたものを連結することのできる内的な立場にあり、大母様は、イエス様を生んだマリヤのような立場で、母子協助を通してその役事をするのです。マリヤが責任を果たして、イエス様を生かしてあげなければなりません。(290-178, 1998.2.22)

「天地父母天宙安息圏」を宣布したので、この地上に家を建てて暮らすことができるのです。個人の家、家庭の家、氏族の家、民族の家、国家の家、世界の家、天宙の家ができているので、来て住むようになっているのです。地上において世界版図を整えて生きることのできる解放圏をつくろうという決意と行動をするならば、すべてが降りてくるようになっています。安息圏を中心として、神様がこの地上に降臨するのです。その次に天使世界が降臨します。その次に善なる先祖を率いて来ます。善なる先祖は、天使の兄です。天使は体をもっていません。家庭がありません。堕落したサタンは家庭がないのです。

しかし、皆さんの現在の先祖は、天使長とは違います。アダムの体を継承できるので、家庭をもつことができる時代になったというのです。ですから、地上祝福とともに天上の先祖を祝福してあげているのです。(305-11, 1998.3.29)

 

Luke Higuchi