423.韓鶴子総裁御言選集4 文鮮明先生が見た韓鶴子総裁

第4巻 第23回

第6部 最終一体宣言と天一国時代

真のお母様の生涯 概観6

最終一体宣言と天一国時代

真の父母様は一生涯、神様の恨の解放と人類の救いのための大長征を歩まれた。真のお父様は「神様王権即位式」宣布の後、「天宙平和統一国(天一国)」創建のために総力を注がれ、真のお父様の聖和後は、真のお母様を中心に天一国基元節宣布と天一国安着摂理が進んでいる。創造本然のエデンの園を復帰した時代、堕落がなかった時代、サタンがいなかった時代が到来したのである。

真の父母様は復帰摂理を完成・完結・完了なさり、この地に来られたすべての責任と使命を完成したことを宣布された。それは、御夫妻が神様を中心として最終一体を成し、神様と一心・一体・一念・一和・一核を成されたがゆえに可能だった。

最終一体を成し遂げられた真の父母様

新千年の2000年代に入るとともに、摂理は更に急迫に展開した。2001年1月13日の「神様王権即位式」をはじめとして、実体的な神様の国である天一国創建基盤造成のための各種行事が開催された。真の父母様は1980年代後半から1990年代初めまで、メシヤ・救世主・再臨主・真の父母として摂理的長子権・父母権を復帰し、勝利圏を満天下に宣布された基台の上で、2001年1月13日、「神様王権即位式」を挙行なさることによって、神様が全体・全般・全権・全能の主権を行使できる新時代を開門された。2003年2月6日には、天宙清平修錬苑で執り行われた「天地父母天一国開門祝福聖婚式」を通して、天一国の民として入籍できる道を開かれた。そして、アメリカと韓国の国会で、政治・宗教指導者たちから平和の王に推戴された。

真の父母様は、このような特別儀式を通じて人類歴史に大転換期をもたらされた後、2004年5月5日に、麗水の清海ガーデンで「雙合十勝日」を宣布し、以前の時代は「先天時代」であり、以後の時代は「後天時代」であると宣言された。そして、2010年7月8日、天正宮博物館で「天地人真の父母定着実体み言宣布大会」を開催された後に、数回にわたり大会を主管なさりながら、最終一体を成して復帰摂理を完成・完結・完了し、この地に来られたすベての責任と使命を完成したことを宣布された。これは、神様が真の父母の体を使って来られ、地上でみ言を語られて治める時代が開幕したことを意味する。

真の父母様は、2010年天暦5月8日(陽6.19)午前2時20分と5月15日(陽6.26)午前3時25分、アメリカのラスベガスで、神様と縦的に一心・一体・一念・一和・一核を成し、御夫妻が横的に最終一体を成した基台の上に、旧約・新約・成約時代の完成・完結・完了と全体・全般・全権・全能の時代を宣布された。また、2011年天暦11月17日(陽12.11)には、天正宮博物館で、「天地のすベての存在が焦点を合わせ、創造主の神様が創造本然の基準を探し立てた中で、すべての摂理の完成・完結・完了と最終勝利を宣言する」と語られ、「すベてを成し遂げた!」と発表された。巨文島海洋天正宮では、天暦11月17日、18日に「天一国最大勝利記念日」という宣布文を書かれ、「神様と真の父母様一体完了!神様が完成・完結・完了!アージュ!侍奉天国となる。祝文鮮明アージュ!」と宣布された。

天一国基元節宣布

真のお父様は「天暦時代」を発表された2010年から、御聖体に過酷とも言えるほどの多大な無理をかける路程を歩まれた。世界巡回をして講演を十数回もなさり、毎日訓読会を通じて急激に変動する摂理を食口たちに一つ一つ教育された。そのような中で、世界の復帰のための国連に関する摂理を終えようとなさるかのように、2012年天暦5月27日(陽7.16)、「アベル女性国連」を生涯最後の団体として創設なさった。

真のお父様は、天暦6月に入り、聖和に備えていらっしゃるかのようであった。故郷を訪れるかのように突然、ソウルの五山中高等学校を訪問なさったり、真のお母様と食卓を共にしては、長らく両目を見つめて「ありがとう」と言われたりもした。また、天正宮博物館と清平一帯を心に刻むかのようにゆっくりと見て回られた。そして、真のお父様は、天暦6月25日(陽8.12)、天正宮博物館で「天よ、祝福してください。終わりを結ぶように許諾してくださることをお願い申しあげます」とお祈りされ、翌日に「復帰摂理の使命をすべて成し遂げた!」という最後の祈祷を真のお母様と共に捧げられた。そして、天暦7月17日(陽9.3)午前1時54分、93年の星霜の摂理を勝利で締めくって聖和された。

真のお母様は、真のお父様の聖和式の3日後である9月17日に、清心平和ワールドセンターで執り行われた三日礼拝兼世界指導者特別集会で「中断なき前進」を促され、伝統の相続と伝承、祝福家庭の理想の完成、氏族メシヤの使命の完遂、和合と統一の心情共同体の実現など、私たち共同体が進むべき方向を提示された。

2013年2月22日(天暦1月I3日)、清心平和ワールドセンターで開かれた「天地人真の父母天一国即位式」で天一国基元節が宣布された。天一国とは、神様を中心とした人類一家族理想が実現した地上・天上天国のことで、基元節は、実体的天一国の出発であり、起源(基元)となる日であり、6000年にして迎える天宙史的な慶事の日である。真の父母様は、天一国を立てるために、父母の心情をもち、僕の体を使い、汗は地のために、涙は人類のために、血は天のために流されながら天路歴程を歩まれた。真のお母様は霊界の真のお父様と共に天地人真の父母としての一体圏摂理時代を経綸なさり、新たに天一国時代を出発されたのである。

それとともに真のお父様の遺業を継承され、天一国の定着を越えた安着のために、昼夜なく数多くの事業を展開しておられる。真のお母様は、真のお父様と一心・一体・一念・一和・一核となった立場で、天一国三大経典編纂と天一国憲法制定、「孝情世界平和財団」創設、天一国聖物伝授などの内的な整備はもちろん、「鮮鶴平和賞」制定、「世界平和国会議員連合」と「世界平和青年学生連合」創設などの外的な活動を通して、「ビジョン2020」勝利のために数多くの業績を残された。

真の父母様御夫妻は、無形の神様の二性性相を有形の実体として完成なさった真なる人間の原形であり、真の父母様がその生涯と業跡によって立てられた伝統と教えは、人類が模範として学ぶべき典型である。そして絶対唯一、空前絶後の真の父母様は、永遠に人類歴史の中で神様の愛と真理の光を照らす根源であられることを示してくださった。

Luke Higuchi