天聖経: 第434話

真の父母様の祈祷

 

第一章 神様 1-2

第一章 神様

 

1. 勝利の旗を掲げ、お父様に侍って生きていけるようにしてください

私のお父様、太初にお父様は善のみ旨をもって被造万物を造られ、本性の基準として不変の姿でいらっしゃいましたが、人間がそのようなお父様の善の相対となれなかったがゆえに、お父様の理想を成し遂げてさしあげられませんでした。そのため、善の良心の基準から遠い距離に処するようになったことを知っておりますし、またそれが天と被造万物の嘆息だったことも知っております。

お父様、私たちには、生命を捧げても永遠の善の基準を探し出さなければならない摂理的な運命の道が残っており、この道を最後まで行かなければならない使命が残っておりますので、大いなるお力によってこの道を行くことができるよう、その歩みを早めてください。

体を通して侵犯してくる悪の要素が、善を指向する心の道を塞いでいますので、お父様、この闘いで善を指向する私の心が、体の制裁を受けて敗北する姿にならないよう、お導きください。

ただ、心を導く善の力と愛の力に導かれてお父様を訪ね、不変の姿で和動することができ、分離できない永遠の実存体としてお父様の形状に似る者となり、永遠にお父様に侍って生きていけるよう、抱きかかえてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

長い歴史過程を経ながら罪悪と闘ってくる中で、私たちは傷だらけとなり、罪悪の根が私たちの骨肉に打ち込まれております。これを除去しなければならない責任が私たちにありますが、私たちはあまりにも不足ですので、生命の権限をおもちになったお父様、能力の権限をおもちになったお父様、創造の権限をおもちになったお父様、取るに足らない私たちの心と体にもう一度能力のみ手を差し伸べてくださって、死亡の陰に引きつけられているすべての悪の要素を除去してくださり、その中心の刺激を受けて勝利の心を生じさせ得る天の直接的な生命の役事を、この時間に表してくださることを切にお願い申し上げます。そうして、私たち自身から復活の権能を生じさせてくださり、私たちが置かれた環境で、その中心を身代わりして復活の役事(働き)を起こし得る、お父様の息子、娘となるよう許諾してくださることを、愛のお父様、切にお願い申し上げます。

不完全な立場にいると言って嘆息する私たちとならないよう導いてくださり、完全な立場に向かって走っていく路程において、この道を塞いでいる怨讐サタンとの闘いで勝利することによって、お父様の真の子女の資格を備えられるようお許しくださり、億万のサタンの前に誇り得る息子、娘たちとなるよう導いてください。そうして、天の天軍天使がもっていた武器を、私たちが身代わりしてもち、億万のサタンと闘って勝利できるよう許諾してくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。

お父様、この時間、少数の群れがお父様に自らの不足さを直接申し上げるためにひざまずいて伏しておりますので、私たちにふさわしくないものがあれば、自ら悔いることのできる悔い改めの心を下さり、悟ることのできる知恵の心を下さり、善悪を分別できる目と心をもつことをお許しください。そして、私たちが正しく見ることができ、悟ることができるよう、この時間にお父様の直接的な役事が私たちとともにあることを、切に、切にお願い申し上げます。

今この時間は、お父様に真の礼物を差し上げなければならない時間ですので、お父様に何も差し上げるものがないと思うとしても、本然の心情だけは完全にお捧げできるよう、お許しください。罪悪に染まった体から悪の要素を除去してくださり、自らを率直にお父様のみ前にさらけ出し、お父様の命令どおりに動き、お父様が願われるみ旨にふさわしい心と体となるよう、愛するお父様、切にお願い申し上げます。

この夜にも、四方に広がって孤独な祭壇を築いている数多くの息子、娘たちに、お父様が約束された恩賜を一律に施してください。終わりの日を迎えて、予告された御自身のみ旨を成就させ得る感動の役事と感化の役事、そして権能の役事が、あなたの子女たちがとどまる所に現れるようお許しくださり、真の祭壇を求めるために、孤独な中で祈りと祭壇を築いている息子、娘たちが大勢いることを知っておりますので、彼らがあなたのお許しになったみ旨と向き合えるよう、一刻も早く命令してくださり、一つの所に集えるようお許しください。彼らがお父様の勝利の旗を永遠に掲げていくにおいて、不足のない子女たちとなるよう導いてくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。

この時間、天の祭壇に礼物を捧げるために集まっているすべての所に、お父様の神聖な聖霊の役事が共にあるようにしてくださり、感動の役事と、悔い改めの役事を表してくださることによって、終わりの日に、この民族に任された使命を果たせる祭壇となるよう、導いてください。残された時間も、お父様のみ旨のままに主管してくださることを願いながら、主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九五七・三・六)

全体目次

 

2. お父様のみ旨を成就するようにしてください

愛のお父様、天上の恨みとして残されている闘いの歴史を、終結させる人のいないことが、あなたの嘆息であることを知りました。人間たちによって植えられた堕落の根本の根を、人間たちが引き抜いてしまうべきでございましたが、長い歴史が経過したにもかかわらず、いまだに人間たちはその罪の根本の根を引き抜けずにおりますので、お父様、それを引き抜くことができるようにしてください。

この時間に集まった聴衆のすべてが、お父様の心情を感じて一体となるよう許諾してくださることを、切にお願い申し上げます。お父様の切ない心に似るよう許諾してくださり、お父様が望まれるその望みを、私たちが新しくもつようにしてください。恨の歴史に責任をもち、億万の怨讐サタンと闘うことができる勇者たち、天を代表して現れる勇者たちとなるよう許諾してくださり、地を代表して立ち上がれる勇者たちとなるようにしてください。

残された戦場で、永遠であられるお父様の愛の心情を、互いに施し合える喜びの園が築かれるときまで、各自がお父様のみ旨に責任をもって立ち上がれるようにしてください。各自がお父様の全体的なみ旨を身代わりして、サタンと闘い得るお父様の勇猛な息子、娘となるよう許諾してくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。

私たちの心が天のどのような標的に向かっており、私たちの体は全宇宙のどのような標的に向かっているのかを、この時間に悟るようにしてくださり、お父様の恨を解いてさしあげる喜びの子女たちとなるよう許諾してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。いまだ私たちの心と体は、お父様の懐にかき抱かれることができずにおりますので、お父様が勧告してくださり、お力によって役事してくださりながら、私たちの心の方向を正してください。私たちが天に向かうよう心の方向を正してくださり、お父様の願われる希望の道を、私たちが歩むことができるようにしてください。

お父様の喜びの恩寵を、私たちの体と心が体恤するよう許諾してくださり、私たちを中心として再創造の役事を起こしてください。そうして、罪悪の根を抱き、闘って勝つことによって、お父様の愛を体恤し、お父様に栄光をお返ししてさしあげる子女たちとなるよう、許諾してくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。この時間に集まった子女たちが、億万のサタンの讒訴に引っ掛かることがないようにしてくださり、お父様の祭壇に栄光の祭物として捧げられ得るよう許諾してくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。

今、お父様のみ前にぬかずいた私が、お父様の尊厳ある心と向き合いながら自らの不足さを自覚し、自ら直接告げることができるようにしてください。温柔、謙遜な祭物として、お父様の贖罪による恩賜の前に屈服する子女たちとなり、父を訪ねた放蕩息子のような姿で現れることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。この群れが嘆息の涙を流すことがないようにしてくださり、サタンがあざ笑う歩みをしないようにしてください。心と体がお父様に魅了されるよう、この一時だけでも共にいてくださり、永遠の生命の恩賜、復活の恩賜、愛の恩賜に触れて喜ぶことができる、一つの理想的な祭物として捧げられ得る、この時間となるよう許諾してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

お父様、この日は、神聖な日でございます。万民に福を与える約束の日ですので、人類に代わって集まるすべての聖殿において、喜びの恩賜が共にあるようにしてください。今、終わりの日を迎えましたので、水を注ぐように聖霊の炎を注いでくださり、あなたが選んだ子女たちが一つに団結し、この暗い世の中と対決して闘えるよう役事してくださり、六千年の恨みの心情を身代わりして、すべての悪を打ち破って立ち上がるあなたの息子、娘となるよう許諾してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

まず、民族に代わる祭壇を祝福してくださり、祭壇に代わってお父様にあらゆる精誠と心と忠節を尽くして生きようとするあなたの息子、娘たちが、永遠であられるお父様の祭物となるよう許諾してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。今、残された戦場で、お父様に負債を負う者たちとならないよう詐諾してくださり、永遠の勝利の恩賜を受けられるようにしてください。お父様の祝福の、その心情を地上に表すことのできる、理想の園を建設する時まで、不撓不屈(ふとうふくつ)の勇士のような心情をもち、お父様のみ旨を立てていけるよう、許諾してくださることを、愛のお父様、切にお願い申し上げます。

愛のお父様、今晩、この場に参席できなかった数多くの子女たちがおりますので、どこにいてもお父様が一律に役事してくださり、終わりの日に成し遂げたいと思われるあなたのみ旨を万邦に宣布し、天と地が和動できる喜びの祭壇を築けるようにしてください。すべての力と、心と、精力を注ぎ、ただお父様のみ旨を成就する、あなたの子女たちとなるよう許諾してくださることを切にお願いし、主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九五六・一〇・七)

Luke Higuchi