天聖経: 第430話
第十三篇 平和メッセージ
第四章 天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会
第一節 創造的三段階 1-10
1 私がきょう皆様に宣布するみ言は、真の父母様の生涯におけるすべての復帰摂理歴史の最終終結と完成を宣布するためのものです。そのために行われたのが、今回の真の父母様の巡回路程であることを知らなければなりません。真の父母様が歩んでいかれた道は、歴史的な標本となる伝統であるがゆえに、皆様の生涯もその道を手本として歩まなければならず、真の父母様が完成されたみ旨を相続し、完結させることを誓い、実践する家庭になることを宣布するのです。
2 私は去る三月十六日、第五十二回の聖婚記念日を迎え、罪悪と蕩減の先天時代を終了し、真の愛に回帰して新天新地を形成していく後天時代を宣布しました。今回の巡回路程を通して後天時代の生活が展開されることを、皆様は心に刻まなければなりません。真の父母様の血族である天上世界と地上世界のすべての祝福の子女たちは、無形の神様と有形の神様、夜の神様と昼の神様、イエス様の先祖からその理想の国、真の父母の先祖からその理想の国を完結するためのこの全体的、最終的な宣布であることを心に刻まなければなりません。
3 真の父母様の生涯路程は、私の自叙伝を通して皆様にすべて公開され、皆様に伝えられています。今回の「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」が完結されるまで、皆様は全員、真の父母の代身者、相続者となられ、お父様がこの地上で生きていらっしゃる間、勝利の覇権を立てるため、必勝の生涯を記録した自叙伝と実績、そして下さったみ言、これらのすべてのものを相続し、皆様の生涯も、真の父母と同じように必ずや勝利されることをお願いする次第です。
4 皆様は、真の父母様がそうだったように、皆様の周囲のすべての親族と一族にとって天上の架け橋となり、一族を天の国に案内する縦的なはしごにならなければなりません。このような真の父母の宣布を受けて心に刻み、実践することを誓ってくださるように願います。アーヂュ。第四十四回「真の神の日」の訓読のみ言と「神様王権即位式」のみ言を添付し、先生の全体生涯路程を中心とする教材、教本を代表した全体のみ言を続けてお伝えします。
5 本大会に参席してくださった尊敬する世界各国の指導者、そして内外貴賓の皆様!公私共にお忙しいにもかかわらず、きょう、この摂理的な「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」に参席してくださったことに、私たち真の父母と真の家庭、大韓民国、祝福を受けた天宙(霊界と肉界)の食口の名により歓迎し、感謝いたします。
昨年、世界百二十数カ回の最高指導者たち数千人が、私たち夫婦の金婚式と戴冠式、そして新しい国連ビルでの聖利祝祭行事に出席してくださり、満場の盛況を呈するようになりました。もう一度、大韓民国の全国民と全人類の名により、感謝を申し上げる次第です。
6 私は既に昨年、満九十歳の誕生日を迎え、百歳に向かう忙しい摂理の一歩を踏み出しています。世俗的な観点から見れば、平均寿命の基準をはるかに超えて長寿を保っています。また、私たち夫婦は、金婚の年を迎え、このように世界的規模の祝賀宴も開いています。摂理的な観点から見れば、昨年は、単純に金婚の年だけではなく「禧年」でした。私たち夫婦が一生の間、世界平和のために創設し、運営してきた世界的な規模の組織と機構も数百に及んでいます。宗教、社会、文化、体育、教育、言論など、多くの分野に天文学的な投資を行い、人類救援と平和増進のため、それらを成功裏に発展させています。
7 ここまで来れば、「一人の人間として、万人の祝福の中で自らの人生を振り返り、満足して余生を楽しむ資格がある」とたたえるでしょう。「あらゆる重荷をすべて下ろして、もう思い残すことなく天と共に『人生九十年の成功』を誇って暮らしなさい」と言うでしょう。しかし、私たち夫婦の生涯は、世俗的な目で見るそのような次元の人生ではありません。人類の縦的真の父母であられる神様の印を受け、実体の真の父母の使命を完遂しなければならない私たち夫婦は今、実体の天一国完成までの最後の二年を残し、いつの時よりも深刻な日々を生きています。
8 九十年の人生を捧げて生きてきた私の生涯は、ただただ天宙の真の父母であられる神様を解放してさしあげ、父母の位置を取り戻してさしあげ、死亡圏であえいでいる人類を救い、神様の懐にお返しすることでした。このみ旨のため、私は独り万難を貫いて勝利し、父母を失った孤児の身の上に転落した無知蒙昧な人類を導き、この世界の救援の道を歩んできました。人類始祖の堕落によって偽りの血統を伝授された人間は、誰もがサタンの束縛から抜け出すことができないまま、今も暗闇の中をさまよっているではないですか。六十五億の人類を導き、地上天国創建の道を歩んでいく私たち夫婦の人生が、どうして深刻でないことがあるでしょうか。
9 皆様!神様は、人間を御自身の子女として創造されました。絶対、唯一、不変、永遠の本体であられる夜と昼の神様が、御自身の愛を魂として吹き込んで創造した人間始祖が堕落しなかったならば、神様のような基準まで霊人体が完成し、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の道理を果たして、永生するようになっていたでしょう。しかし、不幸にも人類は、堕落の末裔となって生きています。したがって人間は、誰彼を問わず、真の父母様を通じた重生、復活、永生の三段階の祝福を経て生まれてこそ、完成した人生を送ることができるようになるのです。言い換えれば、重生は個人的基準の生まれ変わりであり、復活は家庭と国家的基準の生まれ変わりであり、永生は世界的基準で全人類が共に完成し、平和の王、真の父母様をお迎えして地上天国と天上天国を創建し、神様の祖国で永生することを意味します。
10 霊界で暮らしている皆様の先祖たちも、無形で臨在される神様の実体として万生万事を実体主管される真の父母様の時代を迎えて、既に地上に再臨していますが、彼らも、重生、復活、永生の三段階の祝福を経て、真の父母様の本体論教育、すなわち絶対「性」の教育を経てこそ本然の聖和圏に進んでいき、地上で天一国市民の資格を確保できるようになるのです。私たち個々人の人生を見れば、三段階の人生であることを知ることができます。人間は誰もが、まず神様の恩寵と祝福を受けた真の家庭を通して、真の父母の愛によって新しい生命が育まれ、十ヶ月という長くて短い期間を母の胎中で過ごすようになります。意識水準がどの程度であれ、私たちは、例外なく胎中の十ヶ月の期間を経て生まれてきました。炊飯器の釜の中より狭い空間であっても、その中で私たちの人生は、宇宙空間よりもっと大きな規模の第一段階の人生を経験するようになります。