天聖経: 第428話
第十三篇 平和メッセージ
第三章 真の父母と天一国時代
第三節 天一国時代の摂理 22-32
22 このような特別な意義をもっているこの時、私たちは、去る四月二十一日からの十三日間、私たち夫婦の戴冠式と金婚式を慶祝し、今後人類の平和の祭典としてオリンピックを凌駕するであろう「圓球ピースカップ・カイン・アベル天宙連合大会」を盛大に開催しました。特に今回の第一回大会は、真の父母様の招請によって、万事を後回しにして駆けつけてきたブラジルのソロカバ・サッカーチームが、大きな役割を果たしてくれました。二〇〇八年度ブラジル・サンパウロ地域のFAカップ優勝チームであるソロカバ・チームは、今回短い期間でしたが、韓国、日本、北朝鮮、そして中国を代表する四カ国のチームと競技を行い、南米サッカーの神髄を教え、見せてくれる立派な競技を繰り広げました。皆様、ソロカバ・チームのために激励の拍手を送ってくださいませんか。
23 皆様は、今や祝福結婚と結実の時代を迎えています。神様の創造理想である地上天国、すなわち平和王国が皆様の目の前で創建されつつあります。真の父母として、八十年以上の生涯を、血と汗と涙で綴られた一本道として、ただ天の道だけを歩んできた私の人生が、今では六十五億人類のための勝利的結実を収めているのです。霊界でも、四大聖人はもちろん、数千、数万の聖賢たちと皆様の善の先祖たちが地上界に降りてきています。皆様の一挙手一投足を見守り、天道に背く人を罰して、多くの人の戒めとされるでしょう。
後天開闢時代の宣布
24 天一国七年が始まると同時に、神様と人類が、数千年の歴史上、ただの一度も経験できなかった摂理的次元の禧年を宣布しました。天がこの年を大きく祝福されたのです。数千、数万年の歴史を通して神様の胸を苦しめ、人類を束縛の沼から抜け出せないようにしていたサタン主管権、すなわち悪主権の先天時代がついに終わり、この年を頂点として、今から人類は、神様を中心にお迎えし、新しい善主権の時代である後天開闢の時代を大きく開いていけるようになったのです。このような途方もない天の摂理が、皆様の知らない間に進行しているのであり、今では、世界百八十五カ国で、私の教えを相続し、天がこの時代に下さった特命を遂行するために、昼夜を分かたず奔走している平和大使たちの数が、数百万になっています。
25 皆様、サタンの秘密を暴いたレバレンド・ムーンの人生は、言葉では表すことのできない迫害と苦難、すなわち恨の生涯とならざるを得ませんでした。しかし、今では万難に打ち勝ち、勝利して、天の権勢が現れる「後天開闢時代」を宣布しました。その基盤の上に、世界人口の七八パーセントを超える宗教圏と国家圏を糾合し、新しい世界的次元のアベル圏を立てつつあります。併せて、新しい世界的次元のカイン圏を確立するために、全世界の人口の七四パーセントを占めている蒙古斑同族圏を糾合しつつあります。
26 今や超世界的次元で、この二つのアベル圏とカイン圏が一つになり、アベル王国の立場で出帆した「天宙平和連合」と一体にならなければなりません。そして、この地に平和理想世界王国を創建するために、超宗教超国家的な次元で、すべての国境と垣根を撤廃しなければなりません。そうして、全人類が本然の創造理想世界に入ることができ、アダムとエバの堕落によって失ってしまった本然の所有権までも探し立てる宿命的責任があるという事実を、いま一度、皆様に想起していただきたいのです。
27 皆様、しかし今では、時が変わりました。過去八十年以上の歳月を捧げ、ただ天の道だけを歩んで勝利した先生の勝利的基台の上に、ついに後天開闢の時代が宣布されました。罪悪と束縛の沼で苦しんでいた人類を解放、釈放させ、自由と幸福の世界である創造本然の理想世界を創建する天運の時が、私たちと共にあるのです。
28 天が先生に人類の真の父母としての印を押され、新時代を開いてくださったことには、いくつかの明確な理由があります。第一に、ために生きる人生、すなわち真の愛の人生の価値を実践して勝利し、人類に伝授してあげたその勝利的基台のためです。人間は、誰もがために生きるように生まれました。しかし、堕落による無知のために、正反対の道である利己的個人主義に陥ってしまったのです。歴史上、初めてこのような天の秘密を明らかにし、人類を教育してきた先生の波瀾万丈の人生を、神様はよく御存じでいらっしゃいます。
29 第二に、私は、一生を捧げて万難を克服し、勝利的基台を立てたのであり、真の愛の実践教育を通して、神様と人間が父子の関係を再び回復し、定立できるすべての条件を充足させたのです。愛の怨讐である姦夫サタンの子女となり、偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統の奴隷になって生きていた人類に、真の愛の根源であられる神様の真の血統に再び復活重生される道を開いてあげました。真の愛の人生を通して個人完成を実現し、真の家庭、真の氏族、真の民族、真の国家、真の世界を立てる道を完全に開いてあげたのです。
後天開闢時代の私たちの使命
30 皆様、天地開闢の後天時代は、明らかに天と真の父母様が開門してくださいました。しかし、この福多き栄光の時代を花咲かせ、実を結ばせることは、今皆様の手にかかっています。後天時代は、真の父母様から受けた祝福結婚を通して、アダムが堕落によって失ってしまった真の血統を取り戻さなければならない時代だと言いました。個人、家庭、氏族、民族、国家、このように五段階を経て祝福摂理を完成すべき時代だというのです。
31 皆様は、今、摂理的四次アダム心情圏の時代である解放、釈放時代、すなわち後天開闢の時代に入っています。後天開闢時代は、蕩減復帰で染まっていた旧約、新約、成約時代までの先天時代を勝利した、影のない正午定着時代であり、アダムの堕落以前の本然の理想世界を創建していく時代です。それだけでなく、後天開闢時代は、平和の王、真の父母を中心として、霊界と肉界が一体圏を形成した全体、全般、全権、全能の真の愛の心情圏の時代、すなわち天宙平和統一国の時代を意味するのです。
32 人類は、真の父母様が許諾された聖酒式を通して、血統転換して新しく祝福を受け、真の家庭を探し立てることのできる道が大きく開かれました。交叉祝福結婚を通して絶対「性」の人生を完成することこそ、この地に平和理想世界を実現する究極的方法であり、手段であることを、はっきりと教えてあげることが皆様の召命的使命です。さらには、皆様は、今から概念的で意識的な次元を越え、真の父母様の実体的代身者であり相続者となった召命的責任を果たさなければなりません。