天聖経: 第403話
第十二篇 天一国
第四章 天一国のビジョンと責任
第一節 「基元節」の宣布とその背景 13
第二節 み旨をすべて成し遂げられた真の父母様 1-7
第三節 天一国時代の私たちの責任 1-2
13 「神様霊連世協会」は、「天地父母協会」という言葉にもなります。天地父母が先祖になる協会、天地父母が人類歴史の根本になる協会だけでなく、どんな言葉でもすべて入ります。天地父母天宙安息圏の「安息圏」とは、安着するその時代のことを意味するのです。個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙、神様の時代まで八段階です。個人、家庭、氏族、民族、国家時代が五段階です。そして、世界、天宙、神様の時代まで、八段階にすべて入ります。その八段階を越えていかなければならないのですが、蕩減復帰がなければ、その峠を越えられません。皆さんがその峠を越えるためには、皆さんにあるすべての物が神様の物にならなければなりません。皆さんにある福というものは、アダムとエバ、父母の福にならざるを得ないのです。今や神様が主人となり、神様が父母となる真の父母を中心として「天地父母協会」になるのです。
第二節 み旨をすべて成し遂げられた真の父母様
1 真の父母は、救世主として世の中を救うときには、真の父母であり、真の師であり、真の王です。その次に、宗教圏内での真の父母であり、真の師であり、真の王です。イスラエルの国、選民圏に天地を連結させて、イエス様が王権を求めるために来たので、真の父母も結局は、選民圏において真の父母、真の師、真の王なのです。一組です。真の父母自体が地上、天上天国をすべてひっくり返し、本然の立場に立って「すべて成し遂げた」と言うことのできる印を押さなければなりません。そして、神様が「これから永遠に無限大に拡張する地上天国と天上天国、愛の王権時代である太平万年時代に前進することを願う」と祝福すれば、すべて終わるのです。
2 神様は、なぜそれほどまでに自分の息子、娘を犠牲にし、自分の一族と自分の国を犠牲にして、サタンの息子、娘を生かしてあげようとするのかというのです。そのようにしなければ、平和の出発の基台を永遠に立てることができないからです。平和は永遠にあり得ないというのです。神様は知恵の王です。
探求したすべての事実を世の中と照らし合わせてみて、一次元高いところがあれば、その背後の主流の内容がどれほど複雑で、どれほど高く、どれほど深く、どれほど広大で、大海のようなものだとしても、それを渡ってこそ、向こう岸にある世界安着の場に行くのです。統一教会が素晴らしいのは、天地父母統一安着生活圏時代を発表したことです。すべて成し遂げたということです。
3 自由、平等、平和、幸福!それが神様の創造理想の地上世界と天上世界であり、解放された万国の主体的な愛の主権として、億千万歳の太平聖代を中心として愛が満ちあふれた世界であり、真の愛が勢力を得る時代です。全体、全般、全権時代に越えていくのです。すべて成し遂げたというのです。イエス様は、十字架で亡くなりながら、霊的救いをすべて成し遂げたと言いましたが、先生は、天地、統一世界において「すべて成し遂げた」と言えるのです。
それで、神様のところに訪ねていくとき、「文某が帰ってきました」と言えば、その言葉を闘くやいなや、数千段階の高い宝座でとらわれの身で嘆息していた神様が飛んで降りてこられ、先生を抱きかかえて大声で泣き、痛哭するのです。先生が泣く前に痛哭し、先生よりもっと涙を流すというのです。エデンから追放するときは息子が悲しみの涙を流しましたが、帰ってくるときは神様が喜びの涙を流すのです。ついに神様の万国定着解放釈放時代になるので、どんな人もそれを否定できず、天地にあるすべての被造物も、それを拒否できないのです。
4 エバが誤って天地がひっくり返ったのですが、先生が真の父母の名をもってすべて探し出したので、神様のみ前に捧げるときに「すべて成し遂げました」と言うことができるのです。「あなたの願い、私の願いをすべて成し遂げました。天地父母と天地人父母が立ったので、天地人父母たちと、すべての万物が地上天国と天上天国で暮らし、神様の永遠の愛の中で暮らすのです!アーヂュ!」と言うのです。自分が暮らす村に、乞食がいてはならず、犯罪者が残っていては絶対にいけないのです。
5 復帰摂理の全体問題を中心として見てみるときに、神様が絶対勝利したというその基準になったので、すべて終わりです。復帰摂理の勝利の覇権を立てる条件を、すべて探し立てたというのです。終わりです。ですから、摂理史的絶対勝利です。救援摂理が個人、家庭、氏族、民族、国家、世界時代において勝利し、地上天国を復帰するすべての摂理において絶対勝利だというのです。絶対という言葉が出てくれば終わりです。摂理の蕩減的時代において、すべて成し遂げたというのです。それで終わりなのです。ですから、先生が死んでも、王権を中心として神様が現れ、メシヤを通さずに直接教えてくれる時が来たというのです。
6 解放の国は、全体を代表したものです。釈放の国は何でしょうか。全体がまだ終わっていません。所有権まで引き継ぎ、神様が「今やすべて成し遂げた。失われたものをすべて復帰完成した」と言って、神様のものにならなければなりません。また、「神様のみ旨を中心としてすべて成し遂げた。祝福がすべて終わったので、今からは祝福とみ旨によってつくったすべてのものは、お前たちのものとして引き渡そう」と言うのです。
7 私たちの永遠の神様を中心とした万民が、国を形成することができます。内外と左右、全体のカイン・アベルが蕩減復帰され、解放と釈放の花が咲くのです。その花の中で結ばれたその実を、誰もが取っていくのです。天国が咲き誇る勝利の王権と権限の世界が広がっていくのです。そのような世界は、腹中にいる赤ん坊が生まれても、天の王子の権限が連結されるので、未来世界の子孫万代に理想圏がついて回り、彼を支えてくれるのです。すべてのものが完成、完結、解放、釈放の、完成時代、太平聖代、億、兆、京の万歳時代が開くというのです。神様の胸の中に記憶できる段階まで連結させてこそ、間違いなく正常な解放、釈放の復活圏であり、永遠の永生圏に違いありません。それが「私の永遠の故郷」と「私の祖国」であり、神様を中心とした真の父母王権と理想世界、すなわち完全なる主体と対象の一つの世界であることは間違いありません。
第三節 天一国時代の私たちの責任
――真のお母様のみ言―
1 きょう、私たちは、実に重要な神様の摂理的経綸の中において、あとにも先にもない歴史的で革命的な大転換期を迎えています。人類の善の血統の根として来られた再臨主、メシヤ、救世主、そして真のお父様は、今や霊界に旅立たれました。したがって、私たちは、真の父母様の勝利圏を相続し、平和理想王国を創建すべき摂理的出発点に立つようになったのです。
新しい摂理の出発
2 真のお父様の聖和は、一生涯を共に歩んできた私たち全員にとって、量り知れない苦痛と悲しみです。人類の永遠の愛の本体であられ、真の父母であられる神様の心情も、到底、量り知ることができません。しかし、もう一方から見れば、太初の天地創造から神様が立てた天法に従い、この地で人類歴史が始まって以来、誰一人として成就できなかった摂理的課題を完成、完結、完了され、霊肉界を主管されるために、今や霊界へと生を移されたということです。そうして、新しい次元の摂理を開かれる希望の時でもあります。人間が知る、どのような言葉や文章でも表現できません。このような万感迫る中、きょう私たちは、摂理的転換期を迎えたのです。