天聖経: 第402話
第十二篇 天一国
第四章 天一国のビジョンと責任
第一節 「基元節」の宣布とその背景 3-12
「基元節」宣布の背景
3 十三数です!二〇〇一年一月十三日が神様を解放、釈放させた日です。二〇一三年には、神様のみ前に国を捧げなければなりません。「神様王権即位式」をすることによって神様が王になったので、国をもてるように民をつくらなければなりません。ですから、王国を捧げるためには、十二年以上、春夏秋冬以上の季節を通過して王の地をすべてつくり、天地を代表した王として迎えなければならないのです。
4 三〇〇〇年に向かって出発する二〇〇一年一月十三日を中心として、「神様王権即位式」をしてさしあげました。その日を中心として、満十二年の峠を越えた二〇一三年のそのときには、私たちの家庭と私たちの民族、私たちの国家と私たちの世界が、怨讐の地に最後の離別を告げなければなりません。いくら悲惨な環境が展開するとしても、私たちは後ろを振り返ることなく、希望の祖国光復のたいまつを掲げて勝利の力強い凱歌を、天地が振動するほどとどろかせなければなりません。
天地と一つにならなければならず、新しい愛のときの声とともに、愛の稲光を中心として天の栄光の旗を立てるべきその日に向かって、私たちは、進んでいることを忘れてはなりません。今まで延長させてきた恨の歴史を残したこの地上で、真の父母が神様と一体になり、苦労をして王権即位式を行ったのと同じように、その十三日を代表し、二〇一二年を越えて二〇一三年になるとき、建国ではなく、挙国的なすべての勝利の覇権をもって天のみ前にのろしを高く上げ、奉献しなければならない天地人父母様の召命的責任が待っているというのです。
5 イエス様が果たし得なかったすべてのことを、先生が世界的基準で連結しなければならないのです。二〇一三年一月十三日までの十二年間に、地から天まで、一代で清算しなければなりません。アダムとエバが一代ですべてのものをひっくり返してしまったので、再臨主は一代でアダムが失敗した家庭的基盤、イエス様ができなかった国家的基盤、再臨主が来て苦労した四十年期間を取り戻さなければなりません。この三代を一つにしてアダム家庭のカイン・アベルが一つになり、国連の代わりに天宙天国理想によって解放と釈放時代に越えていくというのです。
6 二〇〇一年一月十三日に「神様王権即位式」をしてさしあげましたが、王権だけをもつのではありません。天地の主人を宣布しなければなりません。二〇一三年には、国と家庭を取り戻し、すべてのものが本然の位置に戻ったので、神様を中心とした一つの統一的な世界として越えていかなければなりません。今は地上と天上に境界線がありません。個人、家庭、すべてが衝突しましたが、すべて一つになれる統一時代です。
カイン・アベルが闘ったこと、今まで国家が宗教に血を流させてきたことを清算して、弟が兄の位置に行くのです。兄が弟の命を奪い、サタン側のカインが宗教圏のアベルを犠牲にしてきたことをひっくり返し、アベルがカイン世界において、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙、神様の八段階をすべて探し出すことによって、初めて天地において天地開闢が起きるのです。
7 宗教を一つにしなければ、平和世界にはなりません。それを誰がするのでしょうか。先生しかする人がいません。家庭を中心としてモデル家庭を新たに編成することによって国が生じ、それを越えて世界と天地のモデル理想世界の形態になっていくことによって、神様が主導できる世界に越えていくというのです。
お母様が同じ立場で家庭を代表し、対等な価値をもって、失ってしまった息子、娘、カイン・アベルを抱き、一つになってこそ、エデンから追い出されてしまった真の父母の血統に連結されるのです。そのようにしなければ、連結させる道理がありません。
そして、お母様を中心としてカイン・アベルが一つになり、イスラエルの国と教会が一つになった基準で、エデンから追い出されたアダム・エバの子孫たちが真の父母を中心として同じ立場に立つのですが、そのようにして世界基準の祝福家庭基盤の上に父母が現れれば、原理原則によってサタンが前に立つことはできないのです。サタンはすぐに後ろに回らなければなりません。
今までは神様が後ろからついてきたのですが、神様を中心として、アダムとエバ、カインとアベルが一つになって、初めて所有権を越えることができるのです。二〇一三年一月十三日までに、すべてを神様のみ前に捧げなければなりません。偽りの父母、サタンの血統によって奪われたものを、真の父母一代ですべて取り戻さなければならないのです。
天国と「霊連世協会」
8 先生は、二〇一〇年二月十四日を期して、「天暦」の出発を満天下に宣布しました。既存の陽暦と陰暦は、今やカインとアベルの立場に立ち、新たに摂理を記録して明示する天暦を補助する役割をするようになるでしょう。
9 今の時代は、天が「天暦」を宣布した時代です。深刻な時代です。人類の永生に責任をもつ「天印」をもってこられた人類の真の父母様の教えに従わなければ、生きる道がない時が来ました。皆さん全員が真の父母様の名を満天下に現し、誇ってたたえるべき時です。
10 これから、私たちが中心にして進むべき団体の名称は「神様霊連世協会」です。「霊連世」とは、霊界の「霊」の字と、連合の「連」の字、世の中の「世」の字です。霊界と肉界が一つになり、神様の家庭と国と世界、そして宇宙にならなければなりません。神様の「霊連世協会」です。連合ではなく協会です。「協」の字は、「十字架」の横に三つの「力」という文字で成り立っています。このように的中する予言をしたという事実は驚くべきことです。協会の「協」は、「十字架」の横に大小三つの「力」を合わせた文字ですが、なぜそのようになっているのでしょうか。神様とカイン、アベルが統一される十字架の世界という意味です。それが協会です。霊界と世の中を連結させることによって、神様が喜ぶ個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙になります。その民として生きる人は、堕落する前の善の人の価値よりも上の位置に上がっていくというのです。それで名称が「神様霊連世協会」なのです。
11 今の時代は、「神様霊連世協会」時代です。すなわち、「神愛人協会」の時代であり「天地父母協会」の時代です。言い換えれば、人類は今や神様の祖国と本郷を探し立て、完成解放の天国を成就して永遠の幸福と安楽を享受できる天の特別恩賜圏の時代に入ったということです。
12 実体的天一国時代が展開すれば、この地において「霊連世協会」が中心軸に立ち、万有を治めるようになるでしょう。霊界と肉界を連結して実質的な統一を完成し、天理と天道によって摂理を経綸するようになるという意味です。この地において世俗的な次元の選挙は、これ以上、目にすることはなくなり、交叉祝福結婚を通して人類は一家族となり、太平聖代を享受しながら平和と幸福を楽しむようになるでしょう。