天聖経: 第398話
第十二篇 天一国
第三章 天一国国民の道と「家庭盟誓」
第五節 天一国主人の生活と「家庭盟誓」63-74
「家庭盟誓」の第五節
63 第五節は、「天一国主人、私たちの家庭は真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい、前進的発展を促進化することをお誓い致します」です。皆さんは、まず主体的天上世界を考えなければなりません。人類の分布を見るとき、霊界に行っている人が多いでしょうか、現在のこの世界の人が多いでしょうか。地上界の人口とは比較にもならないほど、多くの人々が霊界で生きているというのです。霊界が主体です。心が体に対して主体の立場であり、プラスであるのと同じです。
64 体は地上界を代表し、心は霊界を代表します。心はプラスと同じであり、体はマイナスと同じです。ですから、主体の心を忘れる生活、心の世界を忘れる生活をすれば、地獄に行くようになっています。体が心を主管していた人生から、今からは、心が体を主管して、屈服させる人生を営まなければならないときだというのです。
私たちは、生活の中で、毎日、天上世界が主体になっているという観念をもって生きなければなりません。皆さんの日常生活が、主体的天の国に対して、その相対的な地上の完成形態を備えなければ、天上世界に行って完成基盤を形成できないのです。直接的関係です。その直接的関係が毎日、一年、一生を通して結ばれてこそ、あの世に行ってそれが第二の活動舞台となり、住居地になるのです。
65 天上世界は、主体の位置にあります。そこには数多くの氏族、数多くの民族がすべて入っています。天上世界を標準として、地上もそこに合わせていかなければなりません。主体的天上世界と対象的地上世界の統一のためには、分かれてはいけません。皆さんの生活において、体恤的な愛を感じなければなりません。霊界を感じられなければならないのです。神様が悲しまれることと喜ばれることを感じる、体恤的生活にならなければなりません。
66 霊界と肉界は、人を中心として統一されるのです。ですから、統一に向かって前進的発展を促進化するのです。後退してはいけません。前進的発展を促進化しなさいというのです。皆さんは、この世で暮らすとき、一つの地域だけで暮らすのではなく、多くの場所と関係をつくって、全体に影響を及ぼすように動かなければなりません。春夏秋冬、東西南北、四季が常に巡っていくのと同じように、皆さんも一国にだけいてはいけません。これから国境のない統一の世界になれば、思いどおりに世界を巡りながら暮らさなければなりません。
67 皆さんは、今まで、毎日、天上世界が主体になっているという観念をもっていませんでした。ひと月に一度も考えませんでした。毎日考えなければなりません。一日生活圏において、主体的天の国に対して相対的な地上の完成形態を備えなければ、天上世界の完成基盤が形成されないというのです。直接関係です。毎日、一年、一生を通じて関係を築いてこそ、あの世に行ったのち、自分の第二の活動舞台となり、居住地になるのです。
68 天上世界と地上世界を連結させる内容とは何でしょうか。それは、一時的に存在するものではできません。時空を超越したもので、きょうもそれと同じであり、過去にもそれと同じであり、未来にもそれと同じ内容にならなければならず、その内容は、私たちの日常生活において、すべてのものが拒否することなく、喜ぶことができなければなりません。夜でも昼でも喜べる内容にならなければなりません。それでこそ幸福なのです。それが愛だというのです。それは、お金では不可能です。知識でも不可能です。そのようなものは、一方的なものにしかなりません。権力も、やはり同じです。「私」という個人的権力を国家的に拡大させるためには、愛という橋がなければならないのです。
69 神様を中心として、地上世界と天上世界が一つになるのです。真の父母を中心として統一的立て札をもってくることによって、ここで一つになるのです。神様が創造するとき、絶対信仰、絶対愛、絶対服従により、ために生きて造ったので、私たちもこのような全体、全般、全権、全能の基盤の上に立たなければなりません。
創造本然に帰るために、愛の対象を探すために、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の心情をもって投入し、忘れてしまうのです。神様が造られたすべてのものを再び取り戻すため、私たち自身も神様の代わりに、この世界に対して絶対信仰、絶対愛、絶対服従しなければなりません。
70 前進的な発展というのは、絶対に止まってはいけないということです。いつでも前進しなければなりません。発展しなければなりません。前進的発展、これは東西、四方に発展しなければなりません。いたずらに「家庭盟誓」を宣布したのではありません。ですから、体と心が一つにならず、夫婦が闘っていれば、「家庭盟誓」を唱えられないのです。息子、娘を中心として一つになれなければ、唱えられないというのです。家庭がどれほど貴重かを知らなければなりません。それで、「家庭盟誓」をもったことを霊界が注視するのです。霊界に行ったすべての先祖が羨むというのです。
71 前進的発展の促進化です!発展するにおいても、促進化しなさいというのです。重要な言葉です。地上において、主体的天の国の相対的世界を中心として、天の国の版図のように、小さくても自分の暮らす環境に天の国の模型的基準をつくっておいてこそ、あの世に、それをそのまま移すことができるのです。それは、先生が適当に語っているのではありません。天の国と地上世界のすべてのものを総合して、天が願う道はこのように行くべき道なので、「家庭盟誓」が出てきたというのです。
72 毎日のように前進しなければなりません。停止すれば死亡が展開します。ですから、停止してはいけません。一歩でも、毎日毎日、前に進まなければなりません。「そのようにすることをお誓い致します!」と言うのです。ですから、天上世界で求めるすべての内容が、地上世界において寸分も違わないように、前進的発展をしなければなりません。
「家庭盟誓」の第六節
73 「家庭盟誓」の第六節は、「天一国主人、私たちの家庭は真の愛を中心として、天の父母様と真の父母様の代身家庭として、天運を動かす家庭となり、天の祝福を周辺に連結させる家庭を完成することをお誓い致します」です。「天の父母様と真の父母の代身家庭として」とあるので、皆さんの家庭が、神様の家庭と真の父母の家庭の代身家庭です。神様と真の父母の代身家庭は、天運を動かす家庭です。
74 神様と真の父母の代身家庭にならなければなりません。真の家庭となり、天宙を動かす家庭として、神様の祝福を自分だけが受けるのではなく、周辺に連結させる家庭を完成するのです。動きながら福を分け与えられる家庭になりなさいというのです。皆さんの周辺に原理を知らない人がいれば、原理を伝えてあげながら、だんだんとさらに拡大させていかなければなりません。一人で暮らしてはいけないというのです。