天聖経: 第374話

第十二篇 天一国

第一章 神様の祖国と天一国

 

第二節 天一国宣布とその背景 13-20

13 真の父母様の御聖誕日を中心として、「天地父母様天一国開門祝福聖婚式」を行ったので、初めて婚姻届を出せるのです。その次に、「天宙・天地真の父母様平和統一祝福家庭王即位式」を行うことによって、家庭が初めて天の国を相続し、王として出発するのです。家庭王が氏族王になり、氏族王が民族王になり、民族王が国家王になり、国家王が世界の聖人、聖子の位置から神様の位置に上がって相続を受けるのです。

 

14 二〇〇三年の真の父母様の御聖誕日を中心として、「天地父母様天一国開門祝福聖婚式」を行いました。天一国を中心として、真の父母様の聖婚式を行ったのです。神様と真の父母様が、初めて真の愛、真の生命、真の血統を中心として一体となり、聖婚式を行ったその基準を、世界の頂上を越え、今このときになって、すべて合わせなければならないのです。

天一国を宣布するためには、第一、第二、第三イスラエル国の血統転換をした祝福結婚の基盤がなければなりません。天国は、心情の一体圏にならなければなりません。真の愛、真の生命、真の血統の一体圏ではありません。堕落したので、蕩減一体圏を経てこなければならなかったのです。その一体圏をつくってこそ天国になるはずなのですが、それができなかったので、「三時代大転換四位基台入籍統一祝福式」を挙行したのです。このようなことを宣布し、天一国が宣布されることによって、すべての霊界と肉界の祝福家庭が入籍するようになったのです。

 

15 三〇〇〇年の最初の年になる二〇〇一年一月十三日を中心として、「神様王権即位式」を挙行しました。本来、先生が六十歳になる一九八〇年度にしなければならないのですが、延長してお母様が六十歳を超え、六十一歳を迎える還暦のときである天一国三年、新しい天宙・天地父母が一つになって聖婚式ができる記念の日として策定し、挙行したのが「天地父母様天一国開門祝福聖婚式」です。そして、「天地父母様天一国開門祝福聖婚式」を挙行したので、初めて天一国家庭において真の父母が王の位置に即位できるのです。

 

16 天一国を中心としなければ、天地父母が聖婚式をすることができません。「神様王権即位式」をしなければ、聖婚式をして出生届を出せないというのです。それは、国がないからです。「神様王権即位式」をしたあと、満二年がたち、お母様の満六十歳の御聖誕日に「天地父母様天一国開門祝福聖婚式」を挙行しました。初めて、神様と真の父母様が祖国光復の土台を整えたその基盤の上で、聖婚式を行ったのです。そのあと、「天宙・天地真の父母様平和統一祝福家庭王即位式」をしました。歴史始まって以来、初めて家庭の王の位置に立つのです。

 

今は摂理的大転換期

17 良心革命時代は、今まで皆さんを支配していた体を、完全に屈服させるのです。これは絶対的条件です。心が体を統一できない人は、天の国に入れません。三代圏の血族を受け継ぎ、天国の本然の基準に入れないのです。良心革命完成の上に、神様の心情革命文化圏を中心として、三代が一つになってこそ、天国に入れるのです。「三時代大転換四位基台入籍統一祝福式」をしてあげたのと同じように、必ず三代が結束して統一されなければ、心情文化定着時代の神様の心情圏内の天一国家庭、解放的天一国の国に入れないというのです。これからは、心が体を絶対的に屈服させなければなりません。体がしようというとおりにしてはならないというのです。

 

18 皆さんは、今日、皆さんの立っている位置が、摂理歴史上、果たしてどのような位置なのか、気になるでしょう。人間的な目では見ることができない、大転換期の一時です。特に二〇〇〇年代に入り、天の摂理は、今や途方もない速度で完結摂理に向かって突き進んでいます。これまで、数多くの組織と団体が摂理を促進させる機関として創設されました。

その中でも、「世界平和超宗教超国家連合」と「平和国連」は、サタン圏を包容してアベルの立場に立ち、カイン格である「蒙古斑同族世界平和連合」とサタン圏を解放させて統一世界を成し遂げ、人類歴史がこれ以上カイン・アベルの葛藤と闘争によって綴られることがないように、責任を果たさなければならない立場に立っています。

 

19 「天一国」という言葉は、ただ出てきたものではありません。歴史的に蕩減復帰を完了しなければならないのです。第二次世界大戦の勝利の基盤を中心として、超国家超宗教超NGO圏まで越えて、讒訴できない内容をもってこそ天一国ができるのです。

今、先生がすることを世界は否定できません。韓国全土からアジア、世界全体に活動を展開したのです。四十年間、そのような活動をするということは、簡単ではありません。夢のような話です。神様の国を探し出して策定できたという事実です!神様の国を探し出すためには、神様の王権を樹立しなければなりません。「神様王権即位式」をしなければならないのです。国もなく即位式をすることはできません。初めて天一国を出発し、開門する祝福式を行ったのです。

 

20 二〇〇四年、アメリカと韓国の国会において、平和の王として推戴され、戴冠式を行ったあと二〇〇五年には、アメリカのニューヨークにおいて「天宙平和連合」を創設しました。その勝利的土台の上に、去る六月十三日には、実体的天一国創建のための天宙平和の王真の父母様の天正宮博物館入宮式と戴冠式を挙行しました。

振り返ってみれば、きょうは、過去八十年余りの生涯を捧げ、天のみ旨を成し遂げていく過程において、耐え難い謀略と迫害によって経験しなければならなかった六度の監獄生活のうち、その最後であるアメリカ・ダンベリー監獄での獄中の苦労に勝利して出監したときから、二十一周年を記念する日でもあります。

この意義深い日を記念し、また、先生に代わって世界百八十カ国み言巡回を完了して帰国した韓鶴子総裁の勝利帰国を歓迎し、祝賀する意味で、この歴史的な大会(天宙平和祖国郷土天地還元勝利釈放大会)を準備しました。韓総裁は、真の父母の資格でこの六ヶ月間に世界を巡り、天が後天開闢時代を開門して人類に下さった平和のメッセージを、実体的な祝福結婚とともに施すことによって、神様が太初に願われていた理想家庭と平和理想世界王国を、この地球星の上に創建して定着させる、革命的な大長征に勝利したのです。

Luke Higuchi