天聖経: 第197話
日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー
第七篇 地上生活と霊界
第二章 霊界とはどのような所か
第四節 天上天国に行く道9-17
9 プラスの神様は創造主であり、マイナスは被造物です。それは何によって引き寄せるのでしょうか。愛をもって引き寄せなければなりません。プラスの電気とマイナスの電気が一つになるでしょう?人間同士も愛で結ばれます。霊界に行けばどうなるのでしょうか。神様のところに帰ります。最後には神様のところに帰るのです。霊界に行って「神様!」と言えば、霊界の中から「なんだ!私はここにいる」とおっしゃり、一方では、「どこにいらっしゃいますか」と聞けば、心の中から、「ここにいる」と答えるのです。それで、良心と霊界が相対関係になります。
10 神様から始まったものは、神様に帰ります。神様に帰るというと、体が二つなのでしょうか。一つです。一つは原因であり、一つは結果です。これを出発させて押し出すのも愛であり、その押し出したものを引き入れるのも愛です。それ以外にはありません。それで、愛の心は歴史と共にあるというのです。歴史が押し出すのです。
愛は最初に帰ります。愛以外に最初に帰る力はありません。生命力は愛によって出てきます。これは、愛の引き出す力、引き入れる力によって出てきます。遠心力と求心力は、愛の力ゆえに成し遂げられるのです。男性と女性の生命力が愛によって連結されれば、男性は完全な生霊体になります。男性と女性が完全なものになろうとすれば、男性と女性が一つにならなければなりません。
天国に行く秘訣
11 神様のみ前に帰ろうとすれば、どうすればよいのでしょうか。アダムとエバが一つにならなければなりません。アダムとエバを復帰しなければならないのです。堕落したアダムとエバが一つにならなければ、解怨成就と救援ができません。その二人が一つになれば、父母を復帰することができます。ですから、私たちは、これを復帰しなければなりません。原理がそうです。
なぜ一つにならなければならないのでしょうか。神様を解放させるためです。これが結論です。兄弟同士で愛し合い、怨讐を愛さなければなりません。神様を解放し、父母を解放しようとすれば、怨讐を愛さなければなりません。怨讐を愛さなければ一つになることができないので、怨讐を愛さなければならないのです。
怨讐を愛したのちには、どのようにしなければならないのでしょうか。父母を復帰しなければなりません。父母を復帰したのちに、神様を復帰しなければなりません。これを一度に復帰するのです。堕落とは、サタンと非原理的な愛の関係を結んだことなので、一度に兄弟を失ってしまい、父母を失ってしまい、神様も失ってしまったのです。これを一度に復帰しなければなりません。ですから、命を懸け、命が尽きるまで愛して越えたという条件を立てなければ天国に入ることができません。
12 天国に行く秘訣とは何でしょうか。四位基台を復帰することです。聖書六十六巻がすべてここにかかっています。六千年歴史の願いが、すべてここにかかっています。人類の解怨成就も同じです。四位基台は絶対的です。これを完成することができなければ、大変なことになります。天国に入ることができません。
入っていくことができなければ、どうするのですか。そうなれば、祝福を受けた皆さんの息子、娘たちが千年、万年嘆息するでしょう。父母が責任を果たせずに、そのようにさせるのですか。そうなれば、完全復帰された子孫になることができません。統一教会で言う霊界は、そのようになっています。どうすることもできません。
13 天国は、四位基台を立てて蕩減しなければ、絶対に入っていくことができません。イエス様も、このために今まで苦労しています。先生も、このために今まで苦労してきました。それを正すために苦労しました。苦労した理由はほかにありません。四位基台の復帰のためです。イエス様の当時、ペテロ、ヨハネ、ヤコブの三人の弟子も、それを立てるために必要だったのです。
ですから、天国は、どこから入ることができるのでしょうか。天国をアダム家庭で失ってしまったので、家庭で復帰しなければなりません。アダムとエバが不倫の愛によって堕落したではないですか。そこで失ってしまったのです。これを復帰するためには、失ってしまったカインとアベルとセツを捜し立てなければなりません。アダムとエバに代わって父母となり、この三人の息子を立てなければ、四位基台を完成することができません。これは公式です。
14 今、時は、世界的な時です。白人、黒人、黄色人は、三兄弟です。皆さんは、「人種の異なる人々が集まって暮らして、幸福になることができるだろうか」と考えるかもしれませんが、天国では争いがありません。天国は、人種によっていくのではなく、多く愛した実績によっていくのです。マタイによる福音書の第五章九節に、「平和をつくり出す人たちはさいわいである、彼らは神の子と呼ばれるであろう」とあります。神様の息子に出会うとうれしいのですが、サタンの息子は、会えば会うほど恐怖と不安が生ずるようになります。
このように見るとき、兄弟は、「私」より貴いのです。兄弟のために生きる人は自動的に天国に行きます。どこにおいても歓迎され、推薦されるというのです。兄弟のために生きる人は、中心的な存在になります。父母の愛と夫婦の愛を再現する兄弟の愛をどのように完成するかということが、正に地上天国をこの地に顕現させる秘法です。結局、喜ぶために与え、喜ぶために受けることだけが、天国に入る鍵です。
15 今後、天国はどのように形成するのでしょうか。天国を形成するためには、民族を超え、国境を超え、イエス様が愛することができなかった世界の人類を愛さなければなりません。世界の人類を愛しなさいというのです。国境を超越し、人種を超越し、民族を超越して、砂漠やアフリカの奥地の人も、誰も彼も、すべて自分の子女と同じように愛さなければなりません。イエス様に代わって姉のように、イエス様に代わって妹のように愛することができる心をもった人であれば、その人は神様の息子、イエス様と同じです。これが普遍化された世界が地上天国です。このように行ってこそ、天上天国に入ることができるのであって、そのようにしなければ不可能です。
16 私たちは、天国に入らなければなりません。天国は、個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙を経なければ、入っていくことができません。最初から天国に行く道はありましたが、今まで天国に入っていった人はいません。それは、個人的な十字架の途上から、家庭、氏族、民族、国家、世界的な十字架の途上に至るまで、各段階のサタンを屈服させて勝利の基盤を立てた人がいなかったからです。イエス様もこの地に来られ、そのような勝利の基盤を立てることができなかったので、天国に入ることができずに楽園で祈る立場にいらっしゃるというのです。
天国に行く通行証を準備しなさい
17 人間の堕落は、神様の立ち会いのもとでなされたのではなく、サタンが主体となってなされたので、堕落圏から逃れるには、サタンを屈服させなければなりません。「サタンよ、お前と組んで私がこのようになったのだから、お前を屈服させて私は帰る」と言わなければなりません。それで、サタンを屈服させた証書をもらわなければ、神様の愛を受けることはできません。イエス様も三大試練で勝利しました。歴史的に勝利したというサタンのサインをもらわなければ、天国に行くことはできません。どのようにしてでも、サタンのサインをもらわなければなりません。イエス様がサタンから三大試練を受けて勝利したときに、その立場でサタンが、「あなたと私は永遠に違う」と認めるのです。