天聖経: 第188話

日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー

第七篇 地上生活と霊界

第一章 人間の本然の生と死

第四節 天国とは 22-23

第二章 霊界とはどのような所か

第一節 霊界の実相 1-8

22 無形の主体であられる神様が、はるか遠い始原から愛の宇宙史的刺激を充足させる対象を慕われ、有形無形の完全な対象として人間と相まみえる時の、その愛の刺激はどれほど大きかったことでしょうか。神様がアダムとエバを地上に造られたので、天国を地上で先に形成し、地上で理想的な生活をしたのちに、霊人体が天上の永遠の天国に行くようになっています。

 

23 自分の家を中心として環境が良くなるように、緑地帯をつくらなければなりません。それを多くした人は、あの国で、何百倍も大きな天国で、それに比例した所有権をもつことができます。そのような位置が地上で決まるのです。良い暮らしをしたいですか。霊界に行って、小さな部屋に入って座り、額を突き合わせて顔だけ見て暮らしますか。飛び回って踊って歌い、どこでも思いどおりに、百の場所、千の場所を訪ね回ることができる生活をしなければなりません。

世界で最も荒廃した所とはどこですか。そのような所に行って、土地が痩せこけていれば、自分の国の宝石で人工的な自然だけでもつくらなければなりません。模型のようなものであっても、金剛山のような姿の万物をつくらなければなりません。今、何でもつくる時が来ました。石もつくることができ、すべてつくることができます。そのようにしてでも美化した天国をつくらなければならないのが、私たちの生涯に残されたことです。私たちが喜んで生きる環境をつくる主人にならなければなりません。

第二章 霊界とはどのような所か

 

第一節 霊界の実相

 

1 霊界を知らなければなりません。何千年前の先祖たちが霊界に行って何をしているかを知るようになれば、どうなるのでしょうか。必然的にその運命に引っ張られていかざるを得ないことをはっきりと知ることによって、この地上の難しい問題も越えていくことができます。先生は、その内容を知っているので、どんな迫害を受けても挫折しません。それ以上の内容を知っており、その価値に及ぶものがないので、すべてのものを否定して越えていくことができるのです。

 

愛の光の世界

2 霊界とは、神様の永遠の理想の園です。その園がどれほど素晴らしいでしょうか。それは形容することができません。天国の王宮の秘密を一つだけのぞいて見れば、千年見つめても良く、万年見つめても良いというのです。この世の一生は、ほんの瞬きするような一瞬です。ところが、霊界は永遠です。一生というのは、それに比べれば息を一度することにもなりません。

 

3 霊界は、この世界のためにあります。この世界も、永遠の世界のためにあります。霊界がないのではありません。あるので、先生がこのことをしています。「世の中に、神様がどこにいて霊界がどこにあるのか。私は知らない」と言うかもしれませんが、神様のいらっしゃるところが霊界です。神様はどのような方でしょうか。真の愛を中心としていらっしゃる方です。神様の希望は、愛を通してのみ連結されるのです。

 

4 霊界に行けば、そこには影がありません。永遠の朝日の光にあふれています。白い光がとても明るく、紫の光に変わり、銀色、金色に変わります。電気の光とは何かというと、愛の光です。プラス電気とマイナス電気が一つになって現れるのが、電気の光です。同じように、神様の性相と形状も一つになって稲妻のように現れるのです。永遠の真の愛の光です。それが永生の本質です。その最後の目的点に到違しなければなりません。

 

5 霊界とは、永遠の要素を願う永遠なところです。ここで愛を体験した霊人体は、間違いなく自動的にその世界に行くはずです。それは、自分が感じた分だけの霊界に行くのです。霊界はどのようなところでしょうか。すべてのものが愛で満ちあふれた、愛でいっぱいの調和の世界です。愛のボタンを一度押せば、この宇宙が作動するという言葉はうそではありません。ですから、すべての愛の電球に明かりがつくところが地上天国です。そして、愛の電球に明かりが完全にともるところが天上天国です。ですから、皆さんが愛の心を抱いて愛のひもさえ引けば、すべて引っ張られてくるのです。

 

6 霊界は、いくら優秀で、いくら立派な知識人がいるとしても、彼がもっている知識を一週間以内に凌駕できる直感の世界です。心の光を通じて見るので、そこに関連している世界は、自動的に理解されるのです。それは心情を通して見れば、「私」と相対的関係をもち、主体的関係をもつようになるからです。

 

7 霊界に行くようになれば、真の愛の力で、いくら遠いところにいる人でも一瞬のうちに会うことができます。いくら遠いところにいる人も、愛ゆえに訪ねていく時は、瞬く間に故郷へ帰ることができます。霊界は無限に膨大な世界ですが、何百万里、何千万里の距離も、一瞬のうちに愛を中心として行き来できる世界です。愛は最高の速度をもっています。皆さんの心と体が統一された愛の基台をもてなくなる時には、その世界とは関係がありません。ですから、統一の起源が相対世界から起こるのではなく、「私」から始まるのです。

 

8 霊界に行けば飛び回るのです。飛んでいくものは、あまりに速くて見ることができません。真の愛は最高のスピードをもっているので、広大なこの宇宙も、真の愛をもった神様は、一歩で飛び越え、ほかのところでも一度に行動することができるのです。皆さんも、すべて同じです。

霊界では、いくら大きな宇宙があっても、そこは自分自身の活動舞台です。霊界に行けば、夢の鉱山がいくらでもあります。金銀、宝石がいくらでもあります。花も、好きな人や愛する人が来れば、眠っていても突然口を開け、目を開けて歓迎するのです。

Luke Higuchi