天聖経: 第145話
日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー
第五篇 真の家庭
第四章 真の子女の教育と家庭天国
第四節 子女教育の主要内容16-22
第五節 子女たちが行くべき道 1-4
16 子女を呼んで教育するときは、「私の願いがこうなので、あなたはこのように行かなければならない」と言わなければなりません。夫が死ぬ時は妻に、妻が死ぬ時は夫に、父母が死ぬ時は子女に、このような遺言をしなければなりません。「私が良心的に見るとき恥ずかしくなく、愛する息子に宇宙で最も良い贈り物を与えたいので、私が歩んだこの道を継承してほしい」と言うことが最高の遺言です。それが遺産の中の遺産です。「そうすれば世界があなたのものになり、神様と宇宙があなたの所有になる」と言うのです。
17 息子、娘たちに、「夫婦とはこのように暮らすものだ」という模範を見せなければなりません。「父母は、あのように仲良く暮らすのだなあ。私も早く結婚してあのように暮らしてみたい」と言わせなければなりません。すべて学んで実践するように、父母が教育するのです。父母にかかっているのです。
18 教育の本堂が家庭です。先生がお母様と結婚する時に約束したことは、子女たちの前で涙を見せる父母になってはならないということでした。子女に何の罪がありますか。いくら腹が立って悔しくても、朝になって子女が父母に挨拶しにくる音を聞けば、いくら涙を流しながら泣いていても、きのうと同じ姿勢をとらなければなりません。ですから、母親は、子女をさっと抱いて自分にキスさせ、父親にキスさせることができなければならないのです。
19 夫婦が一つにならないところには、自由もありません。平和もありません。ですから、皆さんが平和を思い描くなら、心と体が絶対に一つにならなければなりません。これが先生の教育の第一条です。今まで聖賢たちは、世の中がみな悪く、自分たちが優秀だと思いましたが、違います。第一条が誤っています。父母、夫婦同士が一つにならなければ、天下が唾を吐くのです。夫婦同士が一つになり、一代と三代が一つになれば、天下が訪ねてくるのです。
20 孝子にならなければならず、忠臣にならなければなりません。今まで孝子になれず、忠臣になれませんでした。聖人になれませんでした。世界国家を愛する気持ちで、兄弟たちのために祈らなければなりません。それでこそ、父母様に従って、聖子の地位をもって神様のみ前に現れることができます。それが公式です。
皆さんが家庭で先生に侍る姿を、子女たちが教育を受けられるように、みな見せてあげなければなりません。「この方は歴史的な受難の道を経てきたので、私たちがこのように侍ることよって、先生の代を継承したすべての祝福が私たちの家庭にやって来る」と言うのです。
21 皆さんに息子、娘がいれば、その息子、娘に父と母が言い争っている姿を見せてはいけません。絶対にそれを見せてはいけません。約束するのです。先生の家庭も同じです。子女たちが今まで、「私たちの父母は絶対にけんかをしない。私たちの父母は、この世で一番良い父母だ」と言うのです。いかなる国の王よりも、誰よりも希望峰の主人公だと言えるように教育しなければなりません。息子がいれば、「私は父のようになる」と言い、娘がいれば、「私は母のようになる。母のような女性になる」と言えるようにならなければなりません。それが教育なのです。
22 息子、娘たちが、「父母がけんかするのを一生の聞、見たことがない」と言わなければなりません。暮らしてみれば、ありとあらゆることがあります。そうかといって、それにかみついて、しつこく追及してけんかをし、後ろ指を指してはいけません。「いくら父親が残念に思っても、怒った顔で息子と向き合ってはいけない」というのが先生の哲学です。
ですから、「私」の子女たちは、いつも平和で、いつも仲むつまじい父母だと思います。母の中で一番であり、父の中で一番だと思うのです。
父母は第二の神様です。「神様を所有したいか、父と母を所有したいか」と問いたとき、「父と母を所有したい」と言うことを神様も喜びます。それが貴いことです。教育の中で最も貴いことなのです。
第五節 子女たちが行くべき道
1 皆さんが二十歳を越えるようになると、家庭をもつようになるはずですが、その時は競争するようになります。すべての家庭が競争です。兄弟同士も競争です。父母は父母なりに、自分の生計を維持していくために競争の舞台に立ちます。このようにあらゆるものが競争です。
そこから脱落しないためには、自分自ら失敗することなく、一年を失うことなく、一ヶ月を失わない道を確実に行かなければなりません。それをどのように行くかというのも競争です。一年離れれば、ついて行けません。一年離れるようになれば、既に家庭には子女が生まれて、一歩遅れるようになります。弓を射るのと同じです。同じ力をもって矢を弓にかけて射るようになれば、先に射たものが先に行くようになっています。そうでなければ、何倍か速い推進力を加える力をもたなければなりません。しかし、そのような人はいません。
ですから、青春時代の一年をどのように消化するかということが、最も重要です。したがって、自分の観点をもって、そこに合わせていかなければならないのです。船が航海するに当たって方向を定めて出発し、航海を始めなければなりません。もし途中で方向を変える日には、それだけ大変だというのです。
2 本性の心が向く道を行くようになれば、宇宙と一つになります。それは弾丸よりも速く、より強いのです。そのようなところに至れば、自分の心と語り合うようになります。そのような境地では心と会話をします。何かをしようと考えれば、既に返事が返ってきます。そのような境地にいる人は、自分の行くべき道が分からないでしょうか。既に行くべき道は明確で、宇宙のあらゆる作用の力が助けるようになります。手を引っ張られて試験場に入るようになれば、すぐにあらゆるものが協助します。それでこそ大きなことができるのです。
そのように偉大な力の背景を中心として暮らせるのが、真の人間です。真の人間はそのように無限の力の背景があり、自分が指向する方向に無限に押してくれるというのです。方向が違えば、直ちに分かります。ですから、皆さんが努力してこのような境地を連結して上がれば、すべてのことが解決します。そのような面で、皆さんが行くべき方向を決めなければなりません。それは自分がしなければなりません。自分が一番よく分かるのです。
3 少年少女の時代は、重要な時です。この時に決心したことが、皆さんの一生のあらゆる問題を左右します。今、決心したことを四十年、五十年、六十年もち続け、夜も昼も、御飯を食べていても休んでいても、寝ても覚めても、すべての力を傾けていけば、その人は世界的な人物になるでしょう。少年少女の時代に決心したことを、一生の間、いかなる困難があっても、子女が裏切り、父母が反対し、国が裏切り、全世界が裏切り、神様が蹴飛ばしても行かなければなりません。そのようにして進んでいけば、世界的な人物として登場するのです。ですから、少年少女の時代が本当に貴いのです。
4 勉強も自分が一番好きな科目があります。価値基準で見て、どのようなものがいいのかを考えなければなりません。いつまでも好むことができる、少年、青年、壮年、老年を問わず、全体が好むことができ、また過去、現在、未来において好むことができる基準で、「どれが貴い。どれが自分に合う。またどれが自分にはおもしろい」という科目があるでしょう。その科目を中心として集中的に勉強しなければなりません。
そうして過去、現在、未来のすべての偉大な人々とみな比較して、彼らに比べて足りなければ、一層努力をして最高の立場に上がらなければなりません。そのように、各分野で努力して世界の先端の道を行くようになり、世界の各分野の立派な人々を指導できる立場に進むようになれば、世界が短期間で復帰されるというのです。