天聖経: 第127話

日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー

第五篇 真の家庭

第二章 本然の男女の愛と祝福結婚

第三節 祝福結婚を通じた重生 13-16

第四節 祝福家庭の歴史と意義 1-9

血統転換のための主要儀式

13 約婚式をしたあとには聖酒式があり、その次に結婚式があります。この約婚式と聖酒式、そして結婚式は、何かの前例に従って行う式ではありません。堕落したすべての内容をもう一度、象徴的に再現させて、それを蕩減するために行う不可避な行事なのです。

 14 堕落した人間は、サタン世界の偽りの愛によって汚された過去のすべての愛を否定して、新たに神様の愛を中心として真の父母の愛を再現させることのできる復活の実体を備えなければ、祝福の場に進むことができません。ですから、聖酒式は真の父母の愛の関門を通して、新しい生命の基準を完成することを約束する儀式です。 

15 聖酒式は、アダムとエバが堕落したその反対のコースで行います。結婚しようとすれば、約婚式がなければなりません。その次には聖酒式です。そうしてこそ、結婚式に進むのです。皆さんは堕落したために神様の息子、娘になれませんでした。約婚式は、息子を探そうとする神様のみ前に、真の父母の前に「堕落した息子より優れたアダムとエバになりました」と御報告するものです。アダムとエバは婚約段階だったのです。

 16 私たちは、サタンの血統を受けたので、これを取り消す式をしなければなりません。その式が聖酒式です。私たちがサタン世界の血統の跡を残していては、神様のみ前で祝福を受けるということが、原理的な観点で絶対に不可能です。ですから、サタン世界から受け継いだすべての血統、それから今までのすべての罪を清算しなければなりません。罪の中には遺伝的な罪、歴史的な罪、個人的な罪などたくさんありますが、そのすべての罪が清算される条件になるのが聖酒式です。その聖酒には二十一種類の物質が入っています。すべて聖別したものです。このすべてのものは、霊界とサタンと神様の間で対峙して、勝利的条件として立てたそのような物質です。この一杯の聖酒を飲むことは何でもないようですが、そうではありません。皆さんが信じて飲む日には、そのような勝利的条件の基盤の上に立って、サタン世界の血統を切り、皆さんの先祖たちが犯した罪、先祖たちと結ばれたすべての縁故を切るというのです。

第四節 祝福家庭の歴史と意義

 

1 統一教会の祝福を受けるようになれば、版図が広がります。それは神様を中心として、主流的家庭圏を形成していくからです。それで統一教会の祝福を受けた家庭同士を氏族といいます。真の父母という新しい父母に従って、天倫の内的心情を受け継いだ家庭が生まれ、家庭が横的にたくさんできるということとは何かというと、統一家において氏族形成から民族形成、国家形成になっていくということです。

 

2 祝福家庭は、新しいイスラエルの国を編成しなければなりません。ですから、一九六〇年から上がっていきます。繰り返すのです。そこから歴史時代は、家庭、氏族、民族、国家、世界時代に進みます。それで統一教会は、ヤコブのような先生が家庭を中心として一つにして、その次には氏族と民族を編成しなければならないのです。

 

3 先生の家庭を中心として結び合っている家庭は、新しい氏族です。それが日増しに発展していけば、新しい民族になります。もう少し発展すれば国家、世界圏を形成するようになります。新しい民族、第三イスラエル民族になるのです。新しく神様による血統圏を受け継いだ子女になれるようにするところが統一教会です。

私たちが立つところは、世の中の人とは違います。サタンの讒訴を防ぎ、勝利圏を形成できる内容を皆さんに教えました。皆さんは、長成期完成級の基準にも上がってくることができなかったので、祝福が問題です。一人の男性と一人の女性が追い出されたのが堕落なので、祝福を受ける二人は、歓迎されない境地を乗り越えなければなりません。その境地を乗り越えて受けるのが祝福なのです。

 

三十六、七十二、百二十四家庭の摂理的意味

4 天の歴史は、氏族から民族の編成運動なので、先生を中心として一九六〇年代の聖婚式、祝福式以後から本格的な氏族編成が始まるのです。それが三十六家庭から七十二家庭です。三十六家庭は、イスラエルの民族歴史、ユダヤ教の歴史の中において、先祖たちを再び探し出したものです。先祖の代表として立てたものです。

 

5 三十六家庭と七十二家庭は、すべての家庭の前にアダム家庭のカイン・アベル家庭に該当します。今まで、この時代に影響を与えてきたすべての先祖たちが、摂理の中で、カインとアベルを一つにするのに失敗しました。そのカインとアベルを一つにできる基盤を形成できなかったので、堕落の世界が延長されたのです。それによって、三十六家庭を中心として七十二家庭型をつくり、カイン家庭とアベル家庭を連結させた一つの先祖の家庭をつくるのです。

 

6 十二使徒が一つの氏族的基準だといえば、七十二入門徒は民族的基準であり、百二十入門徒は、世界的国家に代わる基準です。それで、統一教会はこのようなすべてを再び蕩減復帰して、解怨成就しなければなりません。イエス様が失敗した歴史的内容を解怨成就しなければならないのですが、来られる主が解怨成就しなければ、世界は生きる道がありません。それで三十六家庭を立て、七十二家庭を立てておきました。これが一つになることによって、民族的中心を確定することができるのです。

 

7 三十六家庭は、アダムからアブラハムまで、二千年の間にいた先祖たちを身代わりした家庭です。ですから、三十六家庭の前にはカインとアベルがいなければなりません。この立場に立てられた家庭が七十二家庭です。また十二数を中心とした、全体数のために立てられた家庭が百二十四家庭です。百二十四家庭のうち四家庭は、この世で既に結婚していた人によって立てました。これは堕落した人間の立場を復帰するものであり、イエス様が歴史の中で探し出そうとした家庭を復帰するためのものです。

 

8 先生は、先生の家庭を中心として三家庭を祝福して、三家庭を中心とした十二家庭を中心に、三十六家庭、七十二家庭、百二十四家庭を祝福しました。これは先生が世界史的な闘争を経て祝福したのです。これはイエス様を中心とした三弟子と十二弟子、七十入門徒、百二十入門徒と同じです。イエス様が神様の息子の立場で父の代わりに勝利的責任者になったのと同じように、皆さんも息子の立場で責任を果たさなければなりません。

 

9 国家と民族を代表した立場において、生死の岐路で、最後の決戦を下すべき息詰まる過程を通過しつつあります。一九六〇年代の先生の聖婚式を中心として、三十六家庭から七十二家庭、百二十四家庭、このように発展してきたのです。三十六家庭を選ぶために三家庭を、その次に十二家庭を中心とした三時代型を、すなわち旧約時代、新約時代、成約時代型を代表として全体を連結させたのです。十二数が横的基盤だけになってはいけません。縦的な立場において霊界と連結させる基盤をつくらなければならないので、三十六家庭を中心として、それを一つの先祖が再臨した基盤として、七十二家庭、百二十四家庭に連結したのです。

Luke Higuchi