天聖経: 第55話

第二篇 真の父母

第五章 天地人真の父母と勝利圏相続

第一節 天地人真の父母 16-20

第二節 天地人父母の代身家庭 1-8

16 天地人父母の資格を取らなければ、天国に入ることができません。無形の父母である神様、実体の父母であるアダム、エバ、実体のアダムの息子、娘を祝福した第三創造主の立場が天地人父母です。

先生が一代なら、皆さんが二代であり、皆さんの息子、娘が三代です。三代を中心として、横的にも一つにしなければなりません。それができなければ問題になります。天地人父母の位置を通過することができないのです。天宙父母、その次には天地父母、その次には天地人父母です。ここで初めて、神様も人になるのです。完全な男性と女性を中心として愛に定着するとき、天地人父母です。

17 統一教会は、天宙・天地・天地人父母を語っています。三段階を経て、実体的で人性を備えた、人の体をもつ父母から、息子、娘ができるのです。天宙父母である無形の神様、中和的存在からは、息子、娘が出てきません。それで、天地父母と一つになり、人として天地人父母の位置を経てこそ、息子、娘を生んで家庭が生まれるのです。ですから、皆さんの中で、実体を通して天国に行くことができる息子、娘を生むことができなかった人々は、天国に行けません。

18 無形の神様である天宙の神様と天地の神様、二つが一つになって天地人父母になるのです。それができなければ、地上において、天地人の先祖の血統を通して代身者の立場で相続することができません。相続しなければ、天地人父母になれません。天地人父母になって、息子、娘を連れて入っていくところが天国です。

19 天宙父母は無形の神様であり、無形世界の主人であり、天地父母は地の主人であり、アダム完成の主人です。ところが、天宙父母になることができず、天地父母になることができませんでした。天の父母と地の父母を連結して、人が主人として定着しなければなりません。天地人父母だけが地に定着するのです。天宙父母、天地父母が定着できなかったので、何の実効性もありません。神様がアダムの体の中に入っていき、エバの体の中に入っていって、実体をもった父母となり、息子、娘を生んで、初めて定着するのです。三代をもつことができなかった神様は、地に臨在することができません。再臨主が地上で人格的な神様として、人として、霊界と肉界の父、三代の父の位置をもって、初めて定着するようになります。

20 天宙・天地・天地人父母という言葉は、歴史の総論です。天地人父母に侍ることができなければ、体の父母と心の父母に侍ることはできないのです。いくら霊界に行っているとしても、イエス様が霊界の楽園にいるとしても、天地人父母の位置において、天宙・天地父母と一つになった父母に侍らなければ、天地人父母の世界と関係を結ぶことができません。それで、再臨という言葉が出てきました。

第二節 天地人父母の代身家庭

1 天宙・天地・天地人の血族の夫と妻になり、神様と全宇宙が崇拝できる家庭をもってこそ、アダムが堕落していない解放的天国の起源になります。そのようになるのが原則です。その原則の位置よりも上にならなければなりません。

2 天地人父母とは何でしょうか。第一創造主が神様であり、第二創造主が真の父母であり、第三創造主がアダムとエバの息子、娘です。しかし、孫と孫娘をもてなかったので、第三の天地人父母になることができませんでした。それを身代わりする立場に立ったと考えなければなりません。重要なのは天地人父母です。皆さんが、天地人父母の家庭にならなければなりません。自分の時代において天地人父母として定着し、神様の祖国の上に平和の王権時代を備え、天国に入ることができる時代を宣言するのです。

祝福家庭は三代圏

3 真の父母は、神様が創造された堕落していないアダムを身代わりする完成した方を意味します。一代が神様、二代が真の父母、三代が祝福家庭です。三代です。そこには何もありません。国も何もないのです。一代、二代、三代、その間には、堕落や、偽りの愛や、偽りの生命や、偽りの血統などというものもなく、名前もありません。

4 形状のない神様が体をもつために、絶対信仰、絶対愛、絶対投入をして相対理想を最先端の上に立て、愛の対象をつくるのです。それで、母をかき抱いて実体の天地人父母になることによって、初めて体をもって霊界や肉界の主人の役割を果たせる時代になります。体をもったその主人に、神様も従っていかなければならず、サタンも服従しなければならず、天使世界も服従しなければなりません。

それで、天地人父母の位置に進まなければならないので、天宙父母、天地父母を身代わりする天地人父母として、代身家庭を相続してあげるために、天一国時代において神様の祖国と平和王国時代を宣布したのです。皆さんは、天地人父母にならなければなりません。そして、三代が一つにならなければなりません。神様が、見えない二性性相の中和的存在が、格位では男性格ですが、これが体をもったのです。すべて投入してアダムとエバを造ったのです。

5 皆さんは、祝福中心家庭です。祝福中心家庭は、真の父母の代身家庭なので、神様のみ前に先生が祈祷したのと同じように、霊界にいるすべての聖人、聖者も、皆さんの言葉を聞かなければなりません。

地上で、真の父母と共に祝福を受け、侍って暮らした人は皆さんなので、皆さんが主人です。霊界に行ってみれば、霊界がすべてそのようになっているので、入っていくやいなや、どんどん上がっていくことができます。はしごがすべてあります。

6 天宙・天地・天地人父母の王権を受け継ぎ、長子権を代表した孝子、忠臣の家庭になって、三時代の王権をそのまま後代に伝授することができる家庭となり、過去、現在、未来の代表的家庭となり、三大王権時代の代表的な王子、王女の家庭であるという自覚をもたなければなりません。「天宙・天地・天地人父母の王権時代に相続した王権を代表する孝子、忠臣の家庭になります」と言いなさいというのです。三時代の王権を受け継いだ代表者が「私の家庭」であるという認識をもたなければなりません。

7 皆さん自身が中心です。霊的神様と実体的真の父母の代身として、天国の法、個人の法、家庭の法、氏族の法、民族の法、国家の法を立てなければなりません。皆さんが全権を中心として、神様の代身として、真の父母の代身として、天宙・天地・天地人父母の愛の実権時代に、神様と一つにならなければならないのです。

神様と一つになって、ひっくり返して中心と一つになって着地するのです。

天宙父母と天地父母と天地人父母が内外で一つになるのです。その基準で皆さんが相続を受け、今後、皆さんの国と皆さんの世界が、祝福一体化されるのです。

8 愛の実体として、永遠に神様の息子、娘であり、天国の代表であり、天国の文武百官(すべての役人)の代表者であるという考えで生活しなければなりません。

このようになることによって、地上から心置きなく、天国の神様を迎えた栄光の王子圏内に参与でき、統一世界において一つの国を治める文武百官の一員になれるということを念頭におき、精誠を尽くして、その位置まで到達しなければなりません。それができなければ、皆さんは、千万年宮殿を見つめるばかりで、入っていく入り口を越えることができなくなるのです。

Luke Higuchi