天聖経: 第277話
日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー
第九篇 家庭教会と氏族的メシヤ
第二章 氏族的メシヤ
第四節 還故郷と氏族的メシヤ 6-14
6 今までは、サタンが故郷を占領し、主人の振る舞いをしながら私たちを追い出したのですが、今からは皆さんが故郷に行くので、皆さんがサタンを追い出さなければなりません。それは自動的です。そのようになれば、善の霊たちが皆さんの故郷に来て守るのです。悪の霊をすべて打ってしまうのです。それが原理観であり、先生の観です。これは歴史に記録されることです。先生は、世界に還故郷を宣布できるその時を見つめて歩んできました。父母が霊界に逝かれたことを思えば、言葉を失います。しかし、皆さんの故郷で皆さんの数多くの親戚が、私の母、父、兄弟の代わりに解放されることを思いながら、そのことを忘れて祝福してあげるのです。
7 祝福家庭は杖と同じです。世界的な死亡の世界を渡っていける橋であり、そのような道に導く杖です。家庭がそうなのです。皆さんが伝道に行くべき所は故郷です。故郷に帰りなさい、還故郷せよというのです。皆さんは、先生よりも福のある立場にいます。先生は、いまだに故郷に行けません。先生の故郷は北朝鮮なので、国家が統一されるまでは故郷に行けないのです。橋を渡れません。還故郷できないというのです。しかし、皆さんは、還故郷できるではないかというのです。愛する父母、妻子、兄弟を抱きかかえて、涙を流しながら痛哭することができ、永遠に滅びざるを得ない民族を心配する立場で、自分の父母、兄弟を抱きかかえて痛哭の涙を流し、彼らを感動させられる環境をもっているではないかというのです。
8 今は、統一教会の歓迎時代です。昔、父母が「こいつ!家庭を滅ぼし、村を滅ぼし、国を滅ぼして逃げ出したやつめ!」と言ったのは、サタンの代弁をした言葉だったというのです。神様の名によって勝利の盾をもち、還故郷する皆さんは、昔とは違います。その村が歓迎することができ、大韓民国が歓迎することができ、世界が歓迎できる時代に入ったので、皆さんの村は、すべて歓迎しなければなりません。
それでは、どこで団結するのですか。真の父母様を慕い、父母様を愛し、真の父母様のみ旨を解怨成就するために、歴史をかけて涙と血と汗をすべて捧げ、本然の基準に和合し、神様の愛の花を咲かせられる自分自身を探し出そうという皆さんですが、どこでその花を咲かせるのですか。これが問題です。
9 神様の心情を知り、先生の心情を知らなければなりません。皆さんが故郷の村に入り、この心情圏を再び植えなければなりません。蕩減ではありません。過去は、蕩減して流れていってしまいました。今は、真のもので植えなければならないというのです。父母様の故郷を訪ねていく前に、皆さんの故郷を先に訪ねることができる恵沢を受けているという事実を知らなければなりません。
先生は、一段階、高い位置に行かなければなりません。南北を統一して故郷に帰らなければなりません。皆さんは、子女の立場なので一段階低いのです。父母様が歴史時代の個人的、家庭的、氏族的、民族的、国家的蕩減路程を歩みながら、とめどない涙と血と汗を流してきたすべての事実を、父母様の代わりに背負い、父母様が北朝鮮の地に入って天のみ前に勝利と感謝を捧げる心情を身代わりし、皆さんの故郷の地を父母様の代わりに涙でぬらし、血と汗でぬらさなければならない責任が残っているのです。
10 イエス様は、「預言者は、自分の郷里では歓迎されないものである」(ルカ四・二四)と言いました。ところが統一教会の先生は、皆さんに、どこへ行きなさいと言いましたか。故郷に行って先祖になりなさいというのです。そのような歴史はありませんでした。聖書にそのような教えはありません。
故郷では歓迎されないとあるのに、「今はもう故郷で歓迎を受ける時が来た」と語るのです。それは、先生のみ言であり、間違いなく天の経綸の中で現れるべき言葉です。ですから、故郷に行きなさいというのです。
11 エデンの園で、神様は、アダムとエバを健やかに育て、成熟したその場で、「お前は私の永遠の家である。お前の家庭は、千年、万年、全世界に砂粒のように満ちあふれ、天の星のように広がるだろう」と言われたでしょう。
その中で、どこであってもためらうことなく、血統に従って共に暮らすことができる土台だと言える希望の基台が断たれてしまったのです。それを連結させなければなりません。連結させて戻っていくには、どこに戻るのでしょうか。アダムとエバが堕落して悪い種を蒔き、偽りの根が出てきました。偽りの先祖が出発したのです。ですから、皆さんを追い込んで、真の先祖の位置にもっていき、植えなければなりません。それで、還故郷しなければならないのです。
堕落によって偽りの根が生じました。本然の心情ではありません。本然の心情に背くサタン的な根を片づけて抜いてしまい、これを腐らせてしまわなければなりません。腐った根の上に真の種を植え、本然の故郷の地の上に新しい心情圏が芽生えなければなりません。真の父母と真の神様の愛が皆さんの家庭から、金氏であれば金氏、文氏であれば文氏、皆さんの村と家から、新たに出発しなければなりません。ですから、還故郷をしなければならないというのです。
12 故郷に帰らなければなりません。今や、サタン世界から長子権を復帰されなければなりません。皆さんは、真の愛を伝授され、故郷に帰って真の父母様の伝統を植えなければなりません。そのようにすることによって神様が共にあり、神様のすべての相続権が万民に祝福となり、万福が横的に宿る福のある韓国の地になるというのです。
13 摂理のみ旨と一致する氏族的メシヤの使命を心情を中心として果たせば、誰も抜くことはできません。先生がすべて打ち込んでおいたからです。氏族的メシヤを先生が打ち込んでおいたので、抜く者がいません。ですから、統一教会で祝福を受けた人たちは、故郷に帰りなさいというのです。先生の代わりにすべてのものを捨て、故郷に行かなければなりません。
これから皆さんは、故郷の水を飲まなければならず、故郷で生産する米を炊いた御飯を食べ、そこで暮らしながら精誠を尽くさなければなりません。先生が世界的勝利の基盤を築いたのであれば、皆さんは氏族的勝利の基盤を築かなければならないのです。皆さんは何ももっていてはいけません。モーセの時代と同じです。皆さんの一族を身一つで訪ねていき、養っていこうと考えなければなりません。先祖にならなければならないのです。
還故郷の深い意味
14 世の中は、故郷を失った世界です。故郷を失った民の世界版図となったこの人類を、どのようにまとめて帰郷させるのでしょうか。これを御存じの神様がメシヤをこの地に送り、故郷を失った民を帰郷させるのが天の摂理です。帰郷したのちには、宗教でも何でも、すべて必要ありません。父母を愛し、慕いながら涙を流すのが礼拝の中の礼拝であり、すべてのみ旨の完成です。
千万回の天地開闢があるとしても、祖父、祖母、母、父、息子、娘の三代が一つになって金城鉄壁のように固く団結し、そこに神様を核として迎えれば、私たちがいる所は、どこであっても天国を実現できる一つの種になるのです。そのような存在になるのです。これは、神様の愛の種、神様の生命の種であり、血統の根源だと言えるのです。これを探し求めていかなければなりません。そのようにしなければ、地上天国、平和の天国、幸福と自由の世界という願いはあり得ません。