天聖経: 第260話

日本語のオーディオはしばらくの間、お休みさせて頂きます。皆さんご迷惑をお掛け致しますが、各自訓読なさるか、もしくは、英語版を聴きながらの訓読の程、よろしくお願い致します。ーゴデイブルチームー

第九篇 家庭教会と氏族的メシヤ

第一章 家庭教会

第一節 家庭教会の摂理的意義 16-19

第二節 家庭教会の目的 1-5

16 皆さんにとって第一に重要なのは、神様と人間の関係です。その次に、カイン・アベル問題です。これがなぜ必要なのでしょうか。それでこそ、長子と次子が復帰されるからです。祝福を受ければ、血統転換されます。このすべてのものを、先生はカイン側である皆さんにすべてしてあげました。父母様と父子の関係になっているというので、相続できるのです。相続を受ける場所が家庭教会です。そのような祈りをしなければなりません。

二十四時間、全体のみ旨が成し遂げられることを願いながら、その場に行こうと努力しながら祈る人、そのような祈りの心をもって努力する人は、祈りを生活化した祈祷者として神様に到達できるのです。そうなれば、先生と共に暮らすことができ、神様と共に暮らすことができるのです。神様が直接干渉するのです。直接主管圏内に入ります。原理がそのようになっているのです。そのため、皆さんが家庭教会活動をすれば、神様に出会えます。生きた神様を知ることによって、神様のみ旨が成し遂げられることを体験しなければなりません。

 

17 先生は、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界的な蕩減路程をすべて越え、今、韓国に連結させるのです。愛によって一つになっているので、愛を通して相続が始まります。伝授が始まるのです。愛は一つです。愛の場は同参の価値をもちます。いくら田舎に暮らす女性だとしても、その女性が国の大統領と愛の関係を結べば、その日から大統領夫人になるのです。一気に同等な立場に上がるのです。

そのため、皆さんは、統一教会を中心として、真の父母様を中心として完全に一つにならなければなりません。愛の心が何より先立たなければなりません。先生が真の父母なので、長成期完成級以上の基準、直接主管圏内の基準に進めなかった皆さんを、今から連結させるのです。連結させるための条件的基盤が家庭教会です。

 

18 家庭が責任を完成しなければなりません。皆さんが五パーセントを果たすことによって、一〇〇パーセントの責任を完遂するのです。人間の五パーセントの責任分担を果たすことによって、神様が果たす責任と併せて、皆さんがすべて果たすことになるのです。家庭教会を皆さんがすることによって、先生が一生の間に成し遂げてきたことを、皆さんが完成させたと言うことができます。それは、皆さんの責任です。

先生が国や世界、天地の責任分担まですべて蕩減したので、皆さんの家庭が蕩減することによって、このすべてを蕩減できる祝福を与えたという事実に対して、感謝しなければなりません。言い換えれば、先生自身が国家や世界、霊界まで動員してすべて蕩減復帰したので、皆さんが家庭基準の蕩減復帰さえ果たせば、これをすべて相続してあげるというのです。家庭の五パーセントが残っているのです。

 

19 天国はどこにあるのでしょうか。「心にあり、私にある」と結論を下さなければなりません。心の天国があったのちに、体の天国がなければなりません。体の天国があったのちにこそ、家庭教会、家庭の天国が成就されるのです。その天国は、サタンが讒訴できず、サタンが生きることもできません。サタンの活動が許されない所です。

「天国が私の心と体にある」と言える人にならなければ、環境天国をもてません。家庭教会は、環境を中心とした天国を意味します。家庭教会の基地はどういうものでしょうか。家庭教会の基地が、皆さんの天国として許されるのです。環境とは、家庭教会を中心として国と世界が連結されたものなのです。

第二節 家庭教会の目的

 

1 今まで宗教では、私一人が救われようとしてきました。私一人がどのようにすれば救われるかという、個人の救いを標準にしてきたというのです。私たちは、個人の救いをしようというのではありません。氏族の救いを一度にやろうというのです。皆さんゆえに氏族が救われるのです。このようなことは、宗教の歴史上にもなく、人類歴史上にもありませんでした。このように、たった一つの事件が起きたというのです。共に栄えることのできる、全体の救いの基盤を賦与される時代になったのです。

 

2 イエス様は、亡くなって昇天する前に、ペテロに天国の鍵を与えましたが、先生は、生きて天国の鍵を与えるのです。個人のために与えるのではなく、氏族を救う鍵を与えるのです。皆さんは、家庭教会のメシヤになるのです。空論ではありません。地で成就されることは、そっくりそのまま霊界でも成就されるようになっています。宇宙のダイヤモンド鉱山のような所で、誰がたくさん掘り起こすかというのは、皆さんの努力いかんにかかっています。宇宙のダイヤモンド鉱山を、統一教会の教会員が掘り当てるのです。家庭教会を掘り当てるのです。

 

三百六十家庭の復帰が基本条件

3 本来、祝福を受けるために何をしなければならないかというと、万物を復帰しなければならず、子女を復帰しなければなりません。復帰されたその世界において、相対を復帰しなければならないのです。堕落して、すべて失ってしまったからです。兄弟を失い、父母を失ったので、その父母を探し出そうとすれば、自分が父母の位置に出ていける基盤を、ある一時において築かなければなりません。

父母を探し出すと同時に天使世界も探し出さなければならず、サタン世界も探し出さなければなりません。神様も探し出さなければなりません。ここで、これがすべて決定するのです。これが家庭天国です。その三百六十軒すべてが皆さんをメシヤのように侍り、皆さんを真の父母のように侍ることのできる基盤を備え、神様のみ前に奉献したという事実は、全世界を通してサタンが基盤を築いて反対した、そのすべてに勝利した立場で受け継いだということなのです。

 

4 どこにおいても、三百六十軒の家庭教会運動をしなければなりません。それは特定氏族です。氏族を解放しなければ、特定氏族が生まれることができません。今や、天の国の版図を世界のどこに行っても形成することができます。国境を越えてどこに行っても、私たちの家庭教会さえつくれば、そこは既に地上天国の基盤となり、再臨が必要ない世の中になるのです。メシヤが必要ない地になります。その族長を中心として父母に侍ることによって、救いを得るのです。

その家庭教会の責任者は、三代を連結させます。アダム時代に、神様、アダム、息子、娘の三代を連結させられなかったので、私たちの時代になって、神様を身代わりした実体である平面時代の氏族的メシヤを中心として、自分の父母と自分の息子、娘を連結させるのです。

 

5 皆さんに、先生が家庭教会の基盤である三百六十軒を分けてあげられたというのは、歴史的な希望の日であり、宗教が希望してきた終着点であり、神様の摂理の終着点になるのです。今までサタン世界で確保しておいたサタンの基地が完全に撃破される、その出発の日になります。もし先生が家庭教会を発表できなかったならば、悲惨な運命の歴史として終わっていたでしょう。

家庭教会という名前は、皆さんにとって無限の福です。歴史過程に数多くの王、数多くの大富豪、数多くの学者など、有名な人がいましたが、それはすべて問題ではありません。皆さん自身が「たとえ私は卑しい身であっても、たとえ無価値な身であっても、私が生きているうちに先生から家庭教会という名前を伝授してもらえる」という事実は、驚くべきことです。ですから、皆さんの学問や学校よりも、もっと愛するべきです。名誉よりもっと愛さなければならず、愛する人よりも、自分の息子、娘よりも愛さなければなりません。これは、カインの歴史を撤廃するための不可避的な原則です。カインを復帰できなければ、天の国に帰れないのです。

Luke Higuchi