15. 第4部 世界平和実現の課題  1. 冷戦の終息と世界平和

冷戦の終息

1970年代中盤は、ソ連の勢力が絶頂期にあった時でした。その頃、お父様は世界に宣教師を派遣されました。東欧圏がとても大変な時でしたが、西欧圏出身の一人の宣教師が東欧圏に行くことを志願しました。(当時は)西欧圏の人が東欧圏に行くことは空の星を取るように不可能に近いことでした。その頃は草創期のキリスト教のように地下宣教をしてしいた時期です。

その青年は神様に誓って東欧圏に着き、ある学校の図書館に立ち寄ったのですが、そこで一人の女子学生に出会います。その女子学生は夢でその青年を見ていました。それも一度ではなく、何度も夢の中で会ったというのです。そのような夢を見ていたので、二人は互いに信じ合い、二人は容易に近しくなりました。女子学生の父親はその国の指導者の一人だったのですが、後にその二人は祝福まで受けることになりました。これがどうして偶然と言えるでしょうか。これが統一運動の歴史にあった現実です。

お父様のみ言を見ると、宣教の歴史に関する様々なみ言があります。過去には父母様の顔を見ることもできずに監獄で死を迎えた人もいます。今回、ある国に寄ったのですが、自分は昔、宣教する中で監獄で3、4年過ごしたという人もいました。(2006.7.7、ボスニア、サラエボ)

ヨーロッパ宣教50周年を記念する中で、そこの食口に会いました。特に冷戦時代に東欧圏、ソ連の支配下にあった共産圏に宣教に行くということは容易なことではありませんでした。ところが幸いなことに、オーストリアを通じれば可能でした。特にヨーロッパの食口の中でドイツとオーストリアの多くの食口が宣教の一線に出ました。その宣教師たちだけが知っているバタフライ作戦で生き残った食口に会ってきました。(2015.5.24、ニューヨーク、マンハッタンセンター)

真のお父様は韓国を後にしてアメリカに行かれ、「アメリカが病にかかったので私は医者として来た。アメリカが火事になったので私は消防士として来た」と語られましたが、そのみ言がアメリカのすべての指導者層の自覚を喚起しました。彼らは真のお父様を尊敬しました。しかし、未来を見通すことのできなかった一部の政治家たちが、真のお父様の歩まれる路程において妨げとなりました。それでも真のお父様はアメリカを許し、目覚めさせ、結果的には共産主義を没落へと導かれました。そればかりではなく、南米全域が共産化されつつあった当時、アウラ(AULA:中南米統一連合)を立て、それらの国を救われました。このように世の中が知らないことを、一個人が、ましてや莫大な権力や財力を持つ国ですらできないことを、真の父母であられるがゆえに実行なさいました。(2015.8.30、清心平和ワールドセンター)

1985年、ダンベリー刑務所に収監されておられた時でした。その時にお父様は「世界平和教授アカデミー」世界大会を通じて「共産主義の終焉」を宣布しなさいと言われました。当時の大会の会長はモートン•カプラン博士でした。彼は国際政治に造詣が深い、世界が認める学者です。お父様は彼をダンベリーに呼んで、共産主義は滅びると宣布するように指示なさいました。当時、彼は世界的な名声を考えるならば、いい加減なことは言えない立場にありました。そのようなことを話すことに対して恐れを感じました。そこでお父様に「たぶん(maybe)」という言葉を入れたいと3度言いました。ところが、お父様は滅びると言いなさいとおっしゃいました。それがどこで宣布されましたか。スイスのジュネーブにあるインターコンチネンタル•ホテル、目の前にソ連大使館がある所で「共産主義は滅びる」と宣布したのです。その当時はまだ共産主義が強大な勢力を有していました。ところが5年後に共産主義はどうなったでしょうか。このような知られざる摂理をしてこられた父母様であるということを皆さんは知らなければなりません。(2015.12.6、天正宮博物館)

1985年はソ連が絶頂にあった頃でしたが、ダンベリーにおられたお父様が、アメリカの著名な政治学者にスイスのジュネーブでソ連帝国の滅亡を宣布せよとおっしゃいました。その時、その人物や教会の指導者が「お父様、それは少しお考えになってみてはいかがでしょうか。ソ連帝国の滅亡とは言わずに、柔らかい表現で発表するのがよいと思います」と言って止めたのですが、お父様は修正することをお許しになりませんでした。その結果はお父様のみ言どおりになりました。お父様がソ連を訪問なさった直後に3000人以上の青年をアメリカに連れていって教育しました。その後、クーデターによる混沌の時期となったのですが、その時、その青年たちが国の堅固な支えとなりました。(2006.7.5、スロバキア、ブラチスラバ)

真のお父様によってレーニンの銅像が撤去されたのです。真のお父様はゴルバチョフの開放政策に多くの協力をなさいました。その時に英語のできる3000人の学生をアメリカに連れていって教育をしたのです。「あなたたちの知っている共産主義では駄目である。民主世界を見なさい。考えを変えて、『ため』に生きる真の愛を実践する生活をするならば、あなたたちの願う自由と平和の世の中は来る」と教育してソ連に返しました。ソ連が開放政策を繰り広げるにあたり、その学生たちが大きな役割を果たしました。アメリカで教育を受けた3000人のソ連の学生は、戦車部隊と闘ってクーデターからソ連を守りました。(2017.3.12、天宙清平修錬苑)

中東平和

中東では、神に仕えると言っているイスラームとユダヤ教が闘っています。宗教の理念を掲げて互いに殺傷し合う戦争をしているのです。カインとアベルの問題、兄弟間の問題は父母が現れてはじめて解決できます。ですから、お父様によって中東問題が解決されるのです。(2006.6.20、タジキスタン、ドゥシャンべ)

世界巡回を何度もしましたが、中東地域はあまり訪問することができませんでした。今もこの地域が互いに反目して戦っているのは、神様のみ旨を受け入れることができなかったからだと思います。これからは神様に侍る立場に立たなければなりません。神様の目には黄色人種、白人、黒人というものはなく、宗教の壁、人種の壁、民族の壁、文化の壁などあらゆる壁というものは存在しません。この中東が生きていくためには、昔に固執せず、現実を直視しなければなりません。現実で神様のみ旨に従い、真の父母に侍る生活をしてこそ、中東に永遠の平和が訪れ得るのです。神様にとって私たちは一兄弟であり、神様は私たちの真の父母であるということを忘れてはなりません。そのためには、入門課程を皆さんが知って学ばなければなりません。神様の創造理想の世界に私たちは入っていかなければなりません。(2006.7.1、ヨルダン、アンマン)

お父様以外に中東事態を収拾できる人物はいません。そこで活動する多くの平和大使のことを覚えていますが、私が2006年7月に訪問した直後にレパノンとイスラエルの戦争が起こったことを考えると、とても胸が痛みました。どうして同じ兄弟があのように殺し合いを続けられるのか、理解できません。彼らが真の父母を迎えていたら、あのようにはならなかったはずです。世界で起こっているあらゆる問題を見ると、父母のいない状況です。すべての国が、世界のすべての民族が真の父母を知って真の父母の教育と愛を受けるならば、世界が一つになることは時間の問題です。皆さんの財産やすべてのものを動員してでも、多くの人命被害が出ることを防がなければなりません。皆さんがすべて救うことができなければなりません。幸福な人は、その幸福を分け与えるならば、より大きな幸福が返ってくることでしょう。真の父母が築いた基盤を皆さんがより広く発展させなければならないというのが、真のオリーブの木として祝福を受けた皆さんの責任です。(2006.8.9、ペルー、リマ)

南北統一運動

神様は待ちながら訪ねてこられるお方です。先に打たれて奪ってくる戦略戦術を用いるお方です。悪なる世の中が全面的に迫害し、破壊すれば、天運が助け、すべて乗り越えさせ、跳躍をさせてくれるのです。神様は私と夫にもそのような体験を多くさせてくださいました。迫害を受けるということは、怨讐の所有権を相続するまた別の秘法なのです。

神様が愛する人は常に天運の保護を受けます。神様が殺してしまいたい怨讐がいても、なぜ罰を与えないのかというと、その人を愛するその人の親や妻、そして子供がいることを御存じだからです。神様も涙の谷間を越えてこられた方なので、その怨譬を誰よりも愛するその親や妻、そして子供たちの心情を体恤するときに、鞭打つことはできないのです。

そのような神様の心情を感じたら、敵を討つことができるでしょうか。そのことを知ったとすれば、逆に怨讐を助けてあげなければなりません。そうしてこそ天理の大道 <愛を中心として一つにして抱こうというその大道> の前に自分が近づくことになり、そこで天地が揺れ動き、神様も涙を流されるのです。自分に似ているといって神様も喜ばれるのです。このような立場から御覧になる神様なので、「怨讐を愛せよ」という言葉が理解できるのです。

そのような力が出てくる所は、知識でもなく、お金でもありません。権力でもありません。唯一真の愛にだけそのような力があるのです。ですから、皆さんは愛する息子、娘と父母のために、南北が怨讐視するその峠を越えて、「ため」に生き、犠牲となる真の愛をもって統一を願わなければなりません。

私たちが念願する南北統一はあくまでも、怨讐まで愛することのできる、「ため」に生き、犠牲になる真の愛の精神によってのみ可能なのです。親が子の面倒を見るように、兄弟が兄弟を大切にするように、北朝鮮の同胞の痛みを自分の本当の痛みのように思って分け与えながら、変わることのない神様の真の愛の中で出会うことができるようにしなければなりません。(1992.5.1、仁川室内体育館)

人類は第一次、第二次世界大戦を経験し、第二次世界大戦後には民主と共産の絶え間ない対決と闘争がありました。その間に韓国は40年間の日本帝国こよる統治下から(1945年)8月15日の解放と南北分断に続く朝鮮戦争という惨状を経験し、今日まで世界最後の分断国家として残っています。

韓半島の南と北は、人間始祖の堕落によりアベルとカインに分立して蒔かれた善悪の種が世界的な実となって現れた結実体です。すなわち、北朝鮮の共産主義は、歴史上に現れたカイン型の人生観と体制の世界的な結実体であり、宗教的な価値観を否定する無神論の共産国家を築いて世界の共産陣営を代表しています。

これに対して韓国は、歴史上に現れたすべてのアベル型の人生観と体制の世界的な結実体であり、地上で最も宗教が栄える国家となり、自由世界を代表する国となっているのです。つまり、全世界を善悪に分立して善側に分立された韓国が、悪側に分立された北朝鮮と最後の対決の場を形成した全世界の縮小版が韓半島です。したがって、韓半島の南北統一こそが、世界平和と統一の鍵となります。それゆえ、韓半島の南北統一は単なる政治的な事件や課業ではありません。

これは神様の救いの摂理歴史の最終目標である地上天国の復帰、すなわち共生•共栄•共義の理想世界を実現する関門となる摂理史的な歴史性を帯びているものであり、地上世界を経ていった数多くの霊人たちとも関係のある立体的な課業なのです。したがって、大韓民国の統一は政治家だけで解かれる問題ではありません。それゆえ、韓半島に絡むこのような天のみ旨をよく知っておられる文鮮明総裁は、1991年12月初めに7日間の北朝鮮訪問を決行し、当時の統治者、金日成主席に会って韓半島の統一問題に関連する天のみ旨である天命を通報なさったのです。

総裁は「主体思想では韓半島を統一することができない。私が提示する神主義と頭翼思想である『統一思想』をもってはじめて韓国と北朝鮮が平和的に統一され、全世界を主導することのできる統一韓国になる」と説破され、彼らの常套句であった朝鮮戦争の北侵説に対しても、朝鮮戦争は南侵であると正面から痛烈に反駁なさったのです。私は夫につき従って全世界を巡回しながら、数多くの国の首脳に会いましたが、先の平壌訪問の際は本当に悲壮なる覚悟と深刻な決意をせざるを得ませんでした。

私たち夫婦は、あたかもヤコブが彼を殺そうとしていた兄のエサウを千辛万苦の苦難と知恵と精誠で感動させ、ついにその心を動かして和解したという聖書の話のように、北朝鮮の金日成との談判に成功したのです。今後、南北統一は政治家たちだけに任されたものではなく、神様が干渋なさるものになりました。今も文総裁は全世界の基盤を動員して、神様のみ旨どおりに南北統一を成し遂げ、淫乱と退廃のない理想的な平和の世界を建設するために昼夜を問わず努力しておられます。(1992.6.10、ソウル、リトルエンジェルス芸術会館)

女性は統一運動の旗手とならなければなりません。「世界平和女性連合」の事業にも、南北統一のための様々な活動を明示しました。女性が南北統一において先導的な役割を果たすべきことは、正しい理念教育と真の愛の実践によって手本を示すことです。戦争と葛藤は、利己的な動機から領土や財産など他人のものを奪おうとするときに起こるものです。一方、平和は、他人のために自分を犠牲にする時、すなわち真の愛を与える時に訪れるものです。今まで「世界平和女性連合」が心血を注いで展開してきた隣人と社会のための奉仕と分かち合いの活動は、平和運動の貴い礎石となることでしょう。北朝鮮の同胞たち、特に子供と女性を助けるための「北朝鮮を愛する1パーセン卜分かち合い運動」を展開することも、「世界平和女性連合」の創立精神を高めるものだと思います。(2002.4.10、ソウル、リトルエンジェルス芸術会館)

お父様は祖国統一のために精誠を捧げられましたが、1990年代当時の情勢はとても深刻でした。反共運動、統一運動をしていたお方が、北朝鮮の金日成やソ連のゴルバチョフに会うというのは命懸けのことでした。すべての面においてお父様が中心であられたがゆえに、お父様が解かなければならなかったのです。(2013.6.23、ハワイ)

この国を動かすことのできる環境を造るために、「南北統一運動国民連合」と「国際勝共連合」を私が集中的に後押しすると発表しました。昔、大学や中高等学梭を回って勝共講義を数多く行いました。南北韓の学生大会も行いました。今の世代は朝鮮戦争がなぜ起こったのか知りません。ですから、私たちは黙っているわけにはいかない立場なのです。

お父様がこの国を祝福して逝かれました。神様の袓国が完全でなくてもよいでしょうか。皆さんは、この時代を生きている自分の責任から逃れることはできません。お父様から直接み言を聞き、教育と指導を受けて育ってきた皆さんの親と皆さんは避けて通ることができません。南北統一をめぐる緊迫した問題です。右翼でも左翼でもない「頭翼思想」で武装し、真の愛で抱かなければなりません。それを実践し、行動する団体があるとすれば、統一教会しかありません。(2012.12.14、天正宮博物館)

お父様は中東平和のために10年以上前から方向を提示してくださいました。そして南北問題について見ても、私たちが決断して行動すべき時を迎えています。今、全世界では人種問題、宗教問題、政治問題、思想問題が起きており、過去にも増して天災地変があちこちで起きています。どこにも望みや希望が見いだせない不安と恐怖と葛藤の時代を生きています。しかし、皆さんが摂理の隊列に立っているということも明らかです。神様を真の父母として侍って生きる一つの世界、統一された世界、平和の世界が成就されなければなりません。しかし、アダムとエバは成長過程において神様と一つになることができませんでした。ですから、彼らは堕落したと聖書にあります。今日の世の中は堕落した世の中です。サタンが主人です。神様が主人となるべきなのに、基盤をもつことができませんでした。ですから、「原理」では「真の父母が来なければならない」と言っています。今、中東で起きている宗教対立の問題が解決されずにいます。真の父母を迎えなければ解決されません。(2013.5.24、天正宮博物館)

韓国は、2015年に解放70周年を迎えました。ちょうど、ヨーロッパ巡回の際にオーストリアのウイーンにある国連事務局で講演する機会があります。光復70周年を迎えた大韓民国を自由にこの世の前に現わすための天の見えざる御苦労がどれほど大きかったことでしょうか。ところが結果は、人間が責任を果たせなかったことにより、今も天の前に自由ではないのです。南北が分断され、互いに銃剣を向けており、周辺の4大強国の政治的、軍事的な利害関係の中に縛られています。

天の父母様と真の父母様に侍らなければなりません。それが唯一この国と世界が生きる道です。この事実を私たちだけが知っていてはなりません。世の中に知らせ、教育しなければなりません。天はいつまでも待ってはくれません。皆さんの精誠と勝利は、天の父母様と真の父母様が役事なさる時にさらなる光を放つのです。(2015.4.24、天正宮博物館)

統一運動は、神様の夢、人類の夢をかなえることのできる唯一の運動なのです。私たちによって世界が一つとなることができ、また対峙している南北問題も同様です。政治の力、経済の力、軍事の力では解決できません。真の父母の思想によってのみ可能なのです。2016国際指導者会議に来られた50力国の国会議員の活躍を大いに期待しています。大きな抱負をもって熟心に自国と世界のために寄与してくださいますよう願います。インドの詩聖タゴールが語った言葉があります。その当時、韓国は世界に知られていませんでした。タゴールは日本から韓国を見て、「コリアよ、その灯りが再びともる日には、東方の明るい光となるであろう」と予言しました。光とは何を意味するのでしょうか。光は暗闇を照らします。一言で言えば、光は真のみ言です。真理です。真の父母様のみ言でなければ、この国が世界に誇るものは何もありません。皆さんも真の父母様の思想と一つになった立場に立つ時に、無窮なる発展があることでしょう。(2016.2.13、天正宮博物館)

この国(韓国)が神様に祝福された国であることは間違いありません。しかし、祝福には責任が伴うということを知らなければなりません。この民族は神様が主管なさる民族なので、中心に真の父母をお迎えする民族となり、国民となってこそ、まともに動いていけるということを肝に銘じてください。皆さんは堂々と知らせなければなりません。韓国は天が選んだ選民であるという自負心をもたなければなりません。選民となり得たのは、この国に真の父母が誕生したからです。ですから、皆さんは真の父母を知らせなければなりません。南北統一も、真の父母に侍ってこそ希望があるのです。父母が中心になってこそ、闘う兄弟を一つにすることができるのです。私は私たちのすべての機関を動員して、国民を再教育しなければならないと思います。この国が、神様が直接主管する国にならなければならないという立場で考えると、すべての宗教は統一されなければなりません。宗教の目的は何でしょうか。幸福を語っていますが、その幸福は神様に侍る立場でのみ可能なのです。皆さんは各方面に従事していますが、各自の位置で皆さんが誇りをもって、この民族が世界の前に堂々と立つことのできる民族となれるよう、積極的に協力しなければなりません。

大韓民国が世界の前に立つための方法は、み言を伝播し、真の父母を誇ることです。それが唯一私たちの願う南北統一を果たす道です。南北統一と世界統一のために、皆さんは積極的に進み出なければなりません。(2016.12.16、清心青少年修錬院)

第5国連事務局誘致活動

今、世界は、外的に公害、思想、戦争、政治問題により混沌としています。その中心に真の父母様をお迎えしなければなりません。そうでなければ世界が一つとなる道から遠ざかります。私は祖国統一、南北問題に対して、世界、特にアジアの耳目を集めるために、韓国に第5国連事務局を誘致すべきであると発表しました。アジアのすべての国は自国にそれを誘致することを望んでいます。しかし今回、「世界平和国会議員連台」の発起人大会において説明がしっかりとなされたので、アジアの国々はもちろん、世界のすべての国が韓国を助けなければならないと言ったのです。真の父母が誕生した国だからです。神様は必ずやこの国を通じてみ旨を果たさなければならないからです。このような重要な立場にあることをこの民族は悟れずにいるので、私たちが教えてあげなければならないのです。(2016.4.10,SE、H-S)

国連は第二次世界大戦後に創設され、すでに70周年を記念しています。ニューヨーク、ジュネーブ、ウイーン、そしてナイロビに国連事務局がありますが、アジア太平洋の時代に暮らしているにもかかわらず,アジアにはそのような本部がありません。世界の情勢を見るならば、地理的に、経済的に、そして政治的にその中心は徐々にアジアに移ってきています。このような事実を認知している「天宙平和連合」をはじめとする私たちの運動の様々な団体は、66年前に国連軍が平和のために血と汗と涙を流したこの地に第5国連事務局の誘致運動を積極的に支持しています。(2016.2.15、ソウル、国会議員会館)

Luke Higuchi