(RS-12) ウィーン大会 Peace Starts with Me Vienna 2018 真のお母様のみ言
*日時:天一国 6年天暦 3月 14日
( 陽2018.4.29.) 現地時間午後 3時
*場所:Wiener Stadthalle Hall D
尊敬する内外貴賓、世界のいたる所からこの日のために参加してくださった宗教指導者、平和大使、特にロシアから40時間という長い旅程でこの場に参加された平和大使、家庭連合の食口の皆さん、歓迎します。
特別に新アフリカ大陸を代表する宗教団体指導者、指導者の皆さんが、この神ヨーロッパ大陸のために来てくださいました。ありがとうございます。今日、私たちはどのようにすれば平和で幸福な世界で暮らすことができるかについて苦心しています。
私たちの周辺で起きていることは、私たちの未来に対して心配をもたらしています。特別にこの(ヨーロッパ)大陸は、天が準備した大陸として見ています。イエス・キリストの十字架の後に「また来る」と、イエス様は語られました。また来られるメシヤを待ちながら、聖霊の役事により復活した使徒たちによってキリスト教が出発しました。創始期は、言うに言えない迫害を受けました。
しかしキリスト教はローマに公認され、イタリア半島を中心とする全ヨーロッパ大陸からイギリスの島国まで伝播され、そのイギリスを中心とした国々はキリストの名前で世界に出ていき大西洋文明圏時代を開きました。しかしキリストの本質が分からなかった彼らは結局、利己主義、自国の利益を優先する、本来の意図とは違って、真の愛を与える運動ではない、奪って来る文化として終わるようになります。
しかし外的には産業革命以後、ヨーロッパは近代文明の科学の発達により人間に便利さを与えました。しかし平穏に保つことができない多くの問題点が再び現れるようになります。この状態を継続していけば、人間の生命は勿論のこと、私たちが生活しているこの地球の未来も保障することができない、そのような心配をせざるを得ない時点にいることも事実です。
それで私は今日、人間の力では限界に到逹したと言いたいのです。本来、人間は宇宙の主人である創造主神様、神様がどのようなかたなのかを知らなければなりません。そうしてこそすべての問題を解決することができるのです。
太初に神様は天地万物を創造され、ご自身の形状に似せて万物を創造されました。鉱物界はプラスとマイナス、植物界はオシベとメシベ、動物界は雄と雌、最後に人間の先祖になり得る、聖書で言うアダムとエバ、男性と女性を創造されました。
特に神様は、人間には成長期間という時間を与えました。その期間に人間は絶対的に創造主・神様と一体を成す生活をしなければならなかったのです。しかしその途中、成長する前に欲心が生じました。それが今日、神様とは関係のない堕落した人類を生むようになったのです。
天は堕落した人類をそのまま捨てておくことができませんでした。全知全能であられる神様は、失敗がありえません。人間に責任を下さったために、人間の中から神様のみ旨を奉ずることのできる人間、先祖になり得る人が出て来なくては神様の創造目的は成就することができないのです。
それで天は恨み多き困難な蕩減復帰摂理をなさざるをえませんでした。イスラエル民族という選民を選ばれ、個人から氏族、民族、国家基盤が成されるまでの4000年という大変で悠久な歳月を通じながら、「送ろう」と言われたご自身の独り子、イエス・キリストを送ってくださいました。
そのように待ちこがれたメシヤが来られたのですが、その方を誕生させたマリヤ、ユダヤ教、イスラエル民族は責任を果たすことができませんでした。彼らは4000年という悠久な歳月を通じて天の摂理のみ旨を奉じ、神様の創造目的を成して差しあげなければならない中心人物でした。しかし、その人々がイエス様を助けてあげる環境圏になれず、結局(イエス様は)十字架で亡くならざるをえなかったのです。
亡くなられる状況の中で、「また来る」と言われました。「また来る」と言われたので、それによってキリスト教文化圏が誕生するようになります。ですからキリスト教を信じる人には責任があります。ただむやみに雲に乗って来られるメシヤを待ってばかりいてはいけないのです。そのメシヤが来られて何をなさるかを知り、準備しなければなりません。メシヤは独り子として来られます。また来られて「小羊の婚宴」をするというのです。
それならば、キリスト教文化圏はまた来られる再臨メシヤの相対となり得る独り娘を誕生させなければなりません。しかしキリスト教文化圏のはじまりとなったこのヨーロッパ大陸では、そのような準備ができなかったのです。
神様の摂理歴史の中で一度責任を与えられながらも、その責任を果たすことができなかった人物や民族に対しては、再び用いられることはありません。なぜなら彼らには責任を果たせなかった蕩減が残っているためです。それで天は独り娘を誕生させることのできる民族を選択されました。そして1943年、東方の大韓半島に独り娘が誕生しました。(拍手)
この事件が、摂理歴史の真実です。韓国は1945年に解放されました。解放と同時に南北に分断されました。民主と共産に分かれたのです。熱心で神霊的なキリスト教集団は、平壌を中心に再臨のメシヤが来ると信じていました。それで、三代が熱心なキリスト教の家系であった私の家族は、南下するという考えを持てなかったのです。しかし天は6000年ぶりに誕生させた私が成長期間という時間が必要なことをご存じであり、
1950年に6.25動乱が起きました。その時南の韓国は、北朝鮮に対抗する力がありませんでした。天は私が成長する時間が必要なので、16ヶ国のUN軍(国連軍)を動員してくださいました。そして今日の民主主義の国、南の韓国があるようになったので
この一面だけ見ても、ご自身の創造目的を成してあげられる勝利した人間が誕生し、人類の先祖として、堕落した人類をもう一度生んであげる祝福行事を通じて、わが息子・娘だと言って抱くことのできるその一日を、天はどれだけ切なく待ってこられたのかという、このような歴史的な事実を皆さんは知らなければなりません。
すでに旧約時代は過去になりました。新約時代も過去になりました。また来ると言われた再臨メシヤは、1960年に独り娘に出会い真の父母の位置に上がりました。しかしキリスト教の基盤は環境圏となっているべきでしたが、そのようになることができませんでした。
いまだキリスト教基盤は理解ができずにいます。しかし摂理は発展します。地上に真の父母が根を下ろしたからです。それで天が根付くことのできる祝福家庭がたくさん誕生しました。このヨーロッパ大陸だけでも50年の歴史があります。
今までキリスト教文化圏での無理解な人々によって多くの困難を経験しました。しかもキリスト教圏から出てきた共産主義によって困難が多くありました。
特にヨーロッパの初代の食口たちは、共産主義統治下で苦痛を経験している国々の人たちを解放してあげるための「バタフライ作戦」という地下活動を通じて宣教活動をしました。多くの犠牲者が出たことも事実です。しかし摂理を知っている彼らは、天の事情を知っている彼らは、変わらない絶対信仰でこの道を歩いて来ました。(拍手)
私は今日、皆さんに話したいです。過去にヨーロッパのキリスト教摂理は、キリストの本質が分からない位置で失敗しました。しかしこれからは真の父母様によって、創造主・神様が私たちの天の父母様であることが分かるようになりました。
子供が恋しく、探して来られた6000年の悠久な歳月を、恨み多い涙と苦痛の時間を歩んで来られた天の父母様。その天の父母様の前に、真の父母によって祝福子女として誕生された皆さんが責任を果たさなければならない時が来ました。救いは皆さん自身だけのための救いではありません。皆さん各自が、皆さんの氏族を救ってあげなければなりません。それで祝福家庭は氏族メシヤの責任を果たしなさいと言いました。彼らは世界各地で最善をつくして氏族メシヤの使命を果たしています。
氏族のメシヤだけではなく国家のメシヤ、世界のメシヤになる、そのような責任を果たす、天の父母様の前に孝子、孝女、忠臣になることができる道を、真の父母様によって、真の愛で太平洋文明圏時代を開き、孝情の心情文化革命の旗印を持って、ために生きる真の愛で全人類を抱く、そのような祝福家庭、そのような私たちの 二世、三世が、全世界的に広がって行っているということを知って下さい。
その道だけが、人類が平和世界に住むことのできる道です。75億にもなる人類が、真の父母と同時代圏に暮らしていたにもかかわらず、真の父母が分からずにそのまま霊界に行けば、彼らの恨がどれだけ大きいでしょうか。過去、皆さんの先祖がキリストの名前で世界に向かったように、これまでは責任を果たせませんでしたけれども、これからは真の父母の名前で氏族メシヤ、国家メシヤとして、世界を救うメシヤの責任を果たす、ヨーロッパの誇らしい皆さんになることを願いながら、きょうもう一度皆さんにお願いをして、話を終えようと思います。ありがとうございます。