(RS-03) 2017韓半島平和統一世界大会 真のお母様のみ言
2017年11月11日、韓国・ソウルにおいて、「2017韓半島平和統一世界大会」が盛大に開催されました。70か国から集まった政治・宗教指導者をはじめ、韓国の市民ら約8万人を前に、真のお母様がみ言を語られ、韓民族の使命と責任について強調されました。
愛するグローバル市民、各国指導者、平和大使、家庭連合会員の皆さん。きょう私たちは この国の運命を懸ける 天が感動し得るこの場を設けました。六大州の多くの宗教団体の責任者、聖職者400人余りが来られました。そしてアメリカの連合合唱団100人が来られました。本当に有り難く感謝なことです。
今日の世界を見る時、多くの問題点があります。人間の努力で 力で克服しようとしても、その答えはありません。未来は暗澹としています。第2次の世界大戦を通して、私たちは惨憺たる残酷な現実を見てきました。そうしてすべての国が一つにならなければならないと決心して 国連を創設しました。国連が創設されて72年が過ぎています。しかし、いまだに世界的に解決すべき難問題が多くあります。一つになることができない迷路に立っています。今日の世界をリードする宗教も同じです。特にキリスト教文化圏では「神様を信じ イエスを信じれば良い所に行く」と語っています。しかし「信じることだけに終わってはいけない」とお話ししたいのです。どのようにすれば創造主神様を私たちの家庭に、私たちの民族に、私たちの国に、世界にお迎えすることができるかを考えなければなりません。
本来、創造主神様は天地万物を創造され 人間始祖となり得る男性と女性を創造されました。彼らには成長期間を通した責任を下さいました。(神様に対する)絶対信仰、絶対愛、絶対服従の位置で、最後に神様の祝福を受けるその位置まで出て行かなければなりませんでした。しかし、途中で欲心が生じました。「私も神様のようになれる」という自己中心の欲心が 今日の神様とは関係のない堕落した人類、今日の世界をつくりました。全知全能であられる神様は初めと終わりが同じであられるお方です。ご自身が立てた創造原則を変えることはできません。それゆえ神様は恨み多い蕩減復帰摂理を始められました。
4000年前、イスラエル民族を立てて 個人から民族に至るまで蕩減してこられる摂理がどれほど大変で難しかったでしょうか。4000年という余りにも長い期間を通して「私の息子だ」と言い得る独り子、イエス・キリストを送ってくださいました。ところがどうなりましたか。どうして4000年という長い歳月を通して誕生させたご自身の息子を一朝一夕にして 十字架へと追いやるしかなかったのでしょうか。これは神様のみ意ではありません。イエス様が来られた目的は勝利した人間始祖、真の父母になるためでした。すべての人類は神様の前に直接出て行くことはできません。過ちを犯した蕩減が残っているからです。その蕩減を超えられるようにしてくださる方が真の父母でした。十字架で亡くなる状況の中でイエス様は「また来る」と言われました。また来て「小羊の婚宴」をするというのです。「小羊の婚宴」です。
天の摂理は責任を果たせなかったイスラエル民族を再び立ててお使いにはなられません。独り娘を誕生させることのできる新しい民族を立てたのです。それが今日の韓民族、韓半島、韓国であるということを知っていただきたいのです。それで、この民族を通して 独り娘を送るために天は準備されます。選民として、天を敬い、天文学で明るく、農耕文化によって自然を愛し 戦争を嫌う民族でした。そうして、この民族を通してキリスト教基盤を通して神様が過去2000年前にイエス様を「私の息子だ」と言われたように、6000年ぶりに「私の娘だ」と言うことができる独り娘が誕生しました。これがどれほどうれしく感謝なことでしょうか。創造原理において 天は独り娘の成長期間を準備されました。
私は1943年に生まれ、1945年に(韓半島が)解放されました。私が生まれた平壌において神霊的な団体は平壌を中心として再臨のメシアが来ると信じていました。しかし、解放とともに南北が分かれ、民主と共産が対立するようになりました。以北は一つの体制として南侵する計画を立てている時でした。ところが天は幼い私がそこにいてはご自身が立てられたみ旨を成すことができないために私を南下するようにさせました。そして1950年には6.25動乱(朝鮮戦争)が起きました。南の韓国は以北を相手にする準備ができていない状態でした。ところが天は奇跡のように国連を動員して、この地に真の父母が誕生し得る基盤を備えてくださいました。
1960年、それほどまでに天が願い 堕落した人類が願った真の父母は登場しましたが、キリスト教基盤がその支えとなることができませんでした。しかし、摂理は発展していきました。世界の74億人類を救うための真の父母様の摂理はアメリカという民主主義の代表国家のために世界摂理をされるようになりました。アメリカは神様が再臨のメシヤを迎えることができる民主主義国家として育ててこられました。天の祝福を受けたというのです。しかし、(彼らは)神様がなぜ祝福されたのかが分かりませんでした。アメリカは強大国となりましたが 混沌として困難の中にあった時、さらに共産主義の脅威を受けていました。(真の父母様は)すべてのことをあとにしてアメリカに行き、40年もの間 世界摂理をなされました。その時、全世界にアメリカ、ヨーロッパ、日本の宣教師たちを派遣しました。今日、世界の至る所で彼らは根を下ろし、今この時代が要求しているすべての面において その国を教育しています。
私はきょう 皆さんにお話ししたいのです。天が祝福した人物や国は責任を果たさなければなりません。幸福は分け与えるほど大きくなるのです。私だけの祝福ではなく、私の隣人と民族、国、世界と共に分かち合うことができる祝福として責任を果たさなければなりません。堕落した人類は神様の前に直接出て行くことができません。ただ真の父母によって祝福を受ける位置が新たに生まれる重生、復活の位置です。それゆえ、善なる聖職者や指導者たちは、そのみ旨を受けて世界の至る所で、各宗教団体、教会で真の家庭運動を実践してきています。この民族が念願する平和統一、世界人類が念願する一つの世界は人間の努力や人間の考えでは永遠に成就しません。ただ真の父母を中心として、神様を私の家庭に、国に迎えた位置でその摂理を広げて行く時、天の祝福は永遠となるでしょう。
きょう私がお話しする内容は「天の摂理から見た人類歴史の真実」です。そして「この民族の使命」です。私はこのようにお話ししました。世界の多くの宗教指導者、特にキリスト教徒である聖職者、信徒は「新しい日」を迎える準備をしなければなりません。2000年前、十字架で亡くなる状況の中で「また来る」と言われた再臨主のメシヤを迎える準備をしていますか。創世記で語られているように「夕となりまた朝となった第一日である」とあります。なぜ「一日目」「二日目」と表現せずに「夕」という言葉を使われたのでしょうか。今日のキリスト教も すべての宗教も目的地がなければなりません。その目的地、結論は一つです。愛するグローバル市民、愛するこの国の義なる皆さんが今やこれ以上「夕」にとどまらず「朝」を迎えることができる準備をしなければなりません。それが何なのかをご存知ですか。真の父母による結婚祝福です。真の家庭運動です。今日、全世界が願っている神様を中心とした一つの世界は真の家庭から始まります。今や皆さんは、特にキリスト教徒は神様を信じ、イエスさまを信じることだけにとどまらずに神様を実体で、皆さんの家庭で侍り共に尊貴と栄光をお返ししながら生きる理想世界、それが天が願われ、私たちが願う「地上天国」です。
それで私はきょう皆さんにお話しします。この韓民族にお話しします。私たち(韓民族)は天の祝福を受けました。その受けた祝福を分かち合い、分け与える生活をしなければなりません。世界摂理のために、私たちはどうしなければならないでしょうか。過去2000年前、イエスさまの十字架以後にキリスト教は聖霊の役事によって出発します。そうして313年が過ぎてローマの公認を受けながら活発に広がるようになりました。イタリア半島を中心として、ヨーロッパ大陸を経てイギリスの島国に行き文化の花を咲かせました。大西洋文明圏時代を開きました。しかし、イエス様の本質を知らない彼らは自国の利益だけを考える個人主義へと後退するようになります。そうして摂理はアメリカを中心とした民主主義国家によりすべての国が一つになる努力はしましたが答えはありませんでした。それで人類が願う夢、天の父母様が願う夢は真の父母から出発するのです。真の父母。真の父母を通して再び生まれ変わってこそ神様の子女となるのです。私は太平洋文明圏時代は「孝情の心情文化革命である」と話しました。今や「真の父母思想」を通して天の摂理を知った私たちは、私だけではない世界人類の皆が 天の父母様の前に孝子、孝女、忠臣の道理を果たす天一国の民として過去、現在、未来の道を開き祝福を受ける皆さんとなることを祝願いたします。