414.韓鶴子総裁御言選集4 文鮮明先生が見た韓鶴子総裁
第4巻 第14回
第4部 女性時代の開幕と世界巡回
3.真のお母様の世界巡回講演 その①
「世界平和女性連合」創設と世界巡回
韓国で「世界平和女性連合」創設の巡回講演大会をすると言った時、お母様がどれほど驚いたか分かりません。「お父様がするのですか、私がするのですか」と聞くので、「お母様がするのです」と言うと、大変なことになったと言いました。そのように始めて、60ヵ都市をすべて終えたところ、全国に台風が吹きました。韓国大会が終わったので、今度は「日本に行って、またしなければなりません。日本語で語らなければなりません」と言いました。お母様は日本語が話せません。読むことは大体できます。何ヵ月間か基礎は習いましたが、日本語がよく分かりません。それで、「初めの数行だけ日本語で話して、その後は通訳を使うだろう」と考えたそうです。
これまでたくさんの苦労をしました。普通、原稿にはふりがなをつけますが、全部消して白紙を持って行きなさいと言いました。ですから、その原稿を勉強して行ったのです。日本の食口たちが「本当にお母様が日本語で講演をされるのですか」と聞いたそうです。それは夢にも思わないことです。皆さんは、1ヵ月間勉強して、英語で講演できますか。1、2ヵ月ぐらいでは不可能なのです。
しかしながら、お母様は本当に素質があります。日本での最初の大会は、東京ドームに5万人が集まりました。日本の本土に入って日本語で話すというので、食口たちはみな信じませんでした。ところが、お母様が日本語で語るのを聞くと、発音がとても良かったのです。ですから、1、2行を読んだところ、拍手が沸きました。この世で想像できないことが起きたと思ったのです。日本人以上に発音がきれいなので、観衆から歓声が起きたのです。日本語をよく知らない人が話すと思うので、「どこか間違えるのではないだろうか」と思って、一言一言読んでいくたびに、一緒に読んでいくのです。峠をきわどく乗り越えていくのです。聴衆がどれほど深刻だったかしれません。みな一つの心情になって、講演を聞き終わったところ、「わあ、すごい!」と感服の声があがり、聴衆が立ち上がって拍手を送ったのです。それが最初の大会でした。何事も初めが難しいのです。その次に10ヵ都市を完全に圧倒しました。これが感動的です。内容が本当に感動的なのです。
その次には、アメリカに行かなければならないと言うので、また驚いたのです。その上、「アメリカに行ったら、英語で語りなさい」と言いました。お母様の講演する様子を見ると、発音も本当に良く、流暢です。英語ができる人たちが驚くほど、アメリカを揺さぶるのです。「東洋の女性が来て何をしようというのか」と考えました。
ところが、声も良いし、態度も良かったのです。先生と共に30年以上もの間、数千回の国際会議をすべて参加してきたので、大衆の前に出る時のマナーが立派で、板についていたのです。態度を見ても、英語で語るのを見ても、拍手を受ける時のポーズを見ても満点です。(238-344, 1992.11.22)
お母様を前に立てて講義をさせたところ、絶世の美人で、その声は億千万金を積んでも買えない声だというのです。歌の上手な人が声の保険に入るように、お母様の声がかすれないように、なぜ保険に入らないのかと尋ねる人もいました。お母様が翡翠色のスカートを履いて現れると、みな驚いたのです。私は、お母様が美人だと思っていませんでしたが、国民たちが美人だと言うので、私も美人であると思うことにしました。(232-50, 1992.7.1)
1992年の「世界平和女性連合」のワシントンD.C.大会を通して、お母様のうわさが大きくなりました。それで、行く先々で、互いに表彰牌を授与しようとするブームが起きました。ロサンゼルス大会では、「世界の母」という賞牌まで授与されました。彼らは「原理」を知らない人たちです。アメリカの全女性を代表した機構の会長が出てきて、「世界の母」の賞牌を授与して、一大演説をする事件が起きたのです。(238-347, 1992.11.22)
個人伝道時代は過ぎ去りました。私たちの祝福の論理を中心として、家庭を引っ繰り返さなければなりません。家庭を引っ繰り返すためには、女性から引っ繰り返さなければなりません。エバから始まって、家庭がサタン世界になったので、蕩減復帰の原則によってこれを反対に引っ繰り返すためには、お母様が先頭に立って、女性を世界的に編成し、一つになるようにしなければなりません。ですから、お母様の「世界平和女性連合」の大会を通して、韓国を圧倒し、日本とアメリカ、ヨーロッパを圧倒しました。今後、その周辺国家と六大陸の重要な都市を、女性を中心として圧倒することでしょう。ですから、世界平和を提唱した女性はお母様しかいないという評価が出てくるのです。息子、娘はお母様に連結しているので、お母様がそのようにすれば、サタン世界は180度向きを変えて、お母様を中心として行くのです。(238-76, 1992.11.19)
私は70年の生涯で基盤を築いてきました。私が築いたそのすべてを、7ヵ月間でお母様に相続させるのです。お父様が築いた基盤を、女性解放とともにお母様に伝授してあげるのです。70年の間に築いた実績を7ヵ月間で伝授してあげるというのです。1992年4月10日から始まり、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月になれば、「世界平和女性連合」の大会が終わります。すべての女性を解放してあげようとするのです。女性が解放されなければなりません。(239-201, 1992.11.25)
お母様は、天使長である男性たちの目には美の対象です。エデンの園で天使長がエバについて行ったように、男性たちが反対できない立場に入るのです。それゆえ、お母様が21ヵ都市を含む、60ヵ都市以上を巡回した時、男性の中でお母様に反対する人はいませんでした。お母様を歓迎する立場に立ったのであれば、天の側の天使長、反対しない天使長圏の環境に接するようになるのです。さらに、お母様に対して、非常に立派だといううわさが立ったのです。また、壇上に立つと互いに褒めるのです。お母様が「世界平和女性連合」の総裁になったということは、お母様が全世界の女性の代表として登場したということです。そうすることによって、霊界にいるすべての女性と地上にいるすべての女性が、お母様を女王様として迎える運動が広がるのです。(231-335, 1992.7.1)
神様が「女性解放運動をしなさい」とおっしゃるので、お父様がお母様をお連れして回りながら、「世界平和女性連合」の大会をしました。アメリカから戻り、家に帰ると夜の11時でした。そして食口たちを集めて話をしていたら、12時20分になりました。疲れていましたが、その時間に出発し、大会が開かれる場所に明け方の3時半に到着しました。それは僕が行く道であって、主人が行く道ではありません。家で寝てから朝行っても余裕があるのに、なぜ夜中に行ったのでしょうか。車の事故が起きて転がり落ちるところでした。何の利益があってそのようにするのでしょうか。世界の男性たちも私のように妻に侍りなさいと教えてあげるのです。これから女性たちが定着すべき時が来るので、そのような伝統を立てるためにそのようにしたのです。(232-55, 1992.7.1)
1992年10月26日「世界平和女性連合」創設アメリカ大会中における真のお母様との電話での対話
ここは修練生たちが記念式をする日です。そちらでは何をお供えしましたか。そのお膳をみなこちらに持ってきて、ここにあるものはそちらと取り替えなさい。もう取り替えたから、ここにあるものはお母様が与えるものだと思い、そちらにあるものはお父様が与えるものだと思って分けてあげなさい。そうしてください。御苦労様です。オンマ、早く終わらせて早く来なさい。私は早く会いたいのだから。今後はお祝いの日も、父母様に従って一緒にするのです。結婚式のようにすべて見せるのです。そのような式を世界的に一緒にするところは、私たちしかいないということを知らなければなりません。アメリカもできません。私たちだけができるのです。「アボジ(お父様)、では後で会いましょう」そうですね。ありがとう。お母様の声がとても親しみ深く、聞きなれた声です。「アボジ、きょうもお幸せに!」はい、ありがとう。お母様も、きょう、成功してください。お祈りしてあげます。きょうは天地が喜ぶ日です。(235-356, 1992.10.26、)
1992年11月16日「世界平和女性連合」創設ヨーロッパ大会中における真のお母様との電話での対話
オンマ、おめでとう!「フランスは、すべて終わりました」火事(「フランス」の韓国語の発音が似ている)の家の火がすべて消えたって?「フランスは面白いです。先に契約したホテルで私たちが大会するものと思って、その前で今、デモをやっているそうです」デモをすれば、オンマが有名になるのです。オンマを有名にするためにデモをすると、私は思うのです。「フランスでも有名になりました」フランスはサタン側に行ったので、最もあくどいところです。ドイツよりも反対します。もうイタリアは大丈夫でしょう。
今はヨーロッパ大会が終わるので、どれほど気分が良いでしょうか。これからソ連大会もすることになり、またオーストラリア、ニュージーランドも回ることになったので、全世界でお母様の名前がお父様の名前よりも有名になったのです。お父様はオーストラリアにも、ニュージーランドにも行ったことがありませんが、お母様は大会によって、すべての所に行くことになりました。お母様の名前がお父様の名前よりも高まったので、女性時代が来たということが証明されるのです。お母様もそのように考えますか。「はい、アボジ、では、あしたはイタリアで会いましょう」そうですね。ローマで会いましょう。(237-178, 1992.11.16、「世界平和女性連合」創設ヨーロッパ大会中における真のお母様との電話での対話)
「世界平和女性連合」大会で、何のためにお母様は日本語で演説をし、英語で演説をしたのでしょうか。真の父母が息子、娘と通じるためには日本語でなければ通じないので、仕方がありません。準備をしなければなりません。英語圏では英語で話さなければなりません。代表的な息子、娘に会わなければなりません。孤児という名前がなくなるのです。孤児が母親を見つけた形になります。孤児になって強盗に引かれていき、その世界に染まったのですが、お母様に出会うことによって救われるのです。ですから、お母様が日本語で講演したことは驚くべきことです。天の側から見ると、日本国民は称賛をしなければなりません。孤児になった息子、娘の知らないことを、母が日本語を学んででも伝えようとすることが驚くべきことなのです。それは、本然の母でなければ不可能なことです。偽りの母であれば、言葉が通じないのに、それができるでしょうか。自分の息子、娘であるということを知ったら、言葉を学んででも、それを教えてあげなければならないのです。それが父母の愛の心情圏です。(239-116, 1992.11.24)
お母様が日本で「世界平和女性連合」の大会を行ったものを、アメリカの州の責任者たちが聞き、そのまま受け継ぎました。日本でお母様が巡回講演したものを、アメリカの州の責任者とアメリカ自由協会(AFC)の責任者たちが毎日のように聞きました。これをアメリカ50州の地方組織まで聞かなければなりません。また、アメリカでお母様が巡回(講演)したものは、世界の宣教師たちが来て、すべて見て、聞かなければなりません。アダム国家の伝統はエバ国家が受け継がなければならず、エバ国家の伝統は天使長国家が受け継がなければならず、天使長国家の伝統は世界のすべての国が受け継がなければなりません。異議がありません。正に世界的な修練会になったのです。(236-36, 1992.11.2)
1992年11月からヨーロッパ4ヵ国を中心として、「世界平和女性連合」大講演会を出発します。お父様は一緒に行きません。お母様に完全に侍ることができるように前に立てるのです。そのようにして、世界の女性たちに門を開けてあげなければなりません。ですから、ロシア講演まで準備しなさいと言いました。中国と北朝鮮まで一瀉千里で行くのです。女性たちは、闘おうとしても涙を流して戻ってきますが、男性が行けば闘争になって血が流れます。ですから、女性を立ててするのです。平和の世界は、愛を冒頭にするので、女性を立てなければなりません。(236-256, 1992.11.8)
「世界平和女性連合」の大会を、アメリカの8ヵ都市で開催し、ヨーロッパでも8ヵ都市でします。アメリカが西欧社会の主体とすれば、ヨーロッパは相対です。そのような事実を知らないので、4、5ヵ所でしようと言うのです。ヨーロッパは何ヵ国だとしても、一つの国として見なければなりません。ヨーロッパだからと言って、イギリス、フランス、イタリアだけが入るのではありません。アメリカが八つの州で開催したのなら、ヨーロッパもその相対に合わせて、8ヵ都市でしなければなりません。今年はソ連までも捕まえて入らなければなりません。この怨讐の国々が合わさって、孝子・忠臣・聖人・聖子の道理を果たした立場で、祖国光復の土台を築かなければなりません。怨讐世界として闘争歴史を織り成してきたすベてのものが、新しい伝統を立てることによって、天が君臨できるようになるのです。(236-121, 1992.11.4)
1992年に「世界平和女性連合」の講演会をすることによって、お母様が世界的に旋風を巻き起こしました。ローマ大会では四つの団体から大きな賞牌を授与されました。今はお母様を中心として、女性たちが完全に一つにならなければなりません。全世界が一本の糸でつながれるのです。そのようにして、新郎として来られたイエス様を中心として新婦教会であるユダヤ教が一つになれなかったのを、今日、世界を舞台に一つにしなければならないのです。(238-18, 1992.11.19)
お母様が「世界平和女性連合」の中国大会をするために中国へ向かいます。共産体制である中国で大会をするのです。そこで神様という言葉を使うことができるでしょうか。それは党が許可しないし、軍部が許可しないのです。党において、この大会の原稿を検閲するのに1週間かかりました。今までお母様の大会で神様を中心として話したその骨子をすべて盛り込みました。共産国家で、それが夢でなく、事実として実現されました。(241-141, 1992.12.20)
お母様が中国に行って「世界平和女性連合」の大会をすることになっています。それはどれほど難しいことでしょうか。政府もできないことです。あらゆることを尽くし、私たちがすべて消化して間違いなく共産党の全党大会をする人民大会堂に行って大会をするのです。中国最高の女性たち、英語ができる女性たちを参加させるつもりです。そして、ロシアでも大会をしましたし、中国でも大会をすることになったので、今度は北朝鮮でも大会をしなければなりません。女性たちがしなければなりません。(241-27, 1992.12.19)
アメリカとドイツを含めた7ヵ国で「世界平和女性連合」大会をしました。そして、ロシアでも大会を終わらせましたし、これからオセアニアまで大会をしなければなりません。お父様が行かなくても、オセアニアまでつなげるのです。お母様がそうすることによって、47年前にキリスト教文化圏が新郎に対して責任を果たせなかったことを、新郎と新婦が責任を果たした勝利的な基盤を中心として、再びつなげることができるのです。そうすることによって、自由世界が回生するのです。(239-307, 1992.12.9)
神様が地上の家庭に自由に往来できる環境をつくらなければなりません。堕落しなかったら、神様はいつでもアダムとエバに自由に往来できたでしょう。しかし、堕落した世界は、サタンの天宙的な壁、世界的な壁、国家的な壁、民族的な壁、氏族的な壁、家庭的な壁、個人的な壁で塞がれています。それが全部塞がれているので、世界的な高速道路を通さなければならないのです。
これは真の父母が世界的にしなければならないことです。完成したモデル家庭をつくり、その基盤の上に50億人類の家庭を一つにしなければならないのです。モデル家庭を中心として、エバと息子、娘がまず一つになって、夫を復帰しなければなりません。夫は天使長なので、エバを中心としてつながらなければなりません。それが、今、お母様のしていることです。
女性解放とともに、世界のすべての女性たちとその子女をお母様の分身体、一体として見るのです。子女たちはお腹の中から生まれましたが、再び真の父母のお腹の中を通過しなければならないのです。堕落前のアダム、真のお父様の骨髄の中に置かれている赤ん坊の種の位置に戻って、再び生まれなければならないのです。そこから出発したからです。
堕落によってアダムとエバがサタンと共に地獄に行ったので、神様のもとに戻るためには、真の父母を中心として女性のお腹の中に再び入らなければなりません。そこで息子、娘が一つになって、真の父母と絶対的に接ぎ木をしなければなりません。生命を越え、首が切られたとしても、しなければなりません。(237-243, 1992.11.17)
家庭を救う摂理を重要視するこの時代が成約時代なのです。その中心は、お父様ではなく、お母様です。そのような意味で、お母様を中心として「世界平和女性連合」と連結させて、世界的に女性たちを一つにまとめ、家庭基盤でこれを元に返す運動が世界平和運動であり、この運動とともに、家庭に氏族的メシヤが連合するのです。女性たちを中心として「世界平和女性連合」運動を世界的に起こすと同時に、氏族的メシヤを中心として結束しなければなりません。成約時代はお母様が中心になる時なので、お母様を中心として始めるのです。そして、氏族的メシヤが、天使長の立場にある父に代わり、完成したアダムの位置で家庭を収拾するのです。これが世界的な運動なので、世界的な次元で母たちを結束するためのものが「世界平和女性連合」運動なのです。お母様を中心として全世界の女性たちが始めるのです。(244-37, 1993.1.29)
神様のみ旨は、戦って成し遂げるのではありません。争奪戦をして国を取り戻すのではありません。自然屈服させるのです。そうして、正しい男性、正しい新郎、正しい妻、正しい息子、娘、正しい父母になり、正しい伝統を一家、一国に拡大させ、理想世界にまで連続させるためのモデルをつくる戦いです。
私は教えるだけでよいのです。行うのは女性たちがしなければなりません。お母様を中心としてするのです。私はお母様に仕える天使長の役割をしているのです。お母様をお連れして回るのです。この世に男性が激励の辞の中で、女性を称賛するなどということがあるでしょうか。この激励の辞を見てください。お母様を天下の女王様であると称賛しているのです。歴史始まって以来、お母様が女性として私からそのように称賛を受けるのは初めてです。記録です。(232-34, 1992.7.1)
お母様は今や女性解放をする大将です。これからお母様はどこに行っても、女性たちが歓迎するでしょう。女性の塞がっていた壁が崩れるのです。そのようなことが起きるのは驚くべきことです。今まで圧制下で名もなく過ごした数多くの女性たちを解放することのできる旗手として、堂々と世界を踏んで上るのです。これを見ると、後代の女性たちは、どれほどやり甲斐を感じてお母様の後に従うでしょうか。それを思うと、とても興奮し、頑張ってこれを開拓しなければならないということを感じるはずです。(237-108, 1992.11.13)
全世界の女性たちは、これから文総裁の後について行き、お母様の後について行かなければなりません。エデンの園にはアダムとエバの二人しかいませんでした。こうして、家庭が定着できるようにして、ここから初めて引き上げてあげるのです。それゆえ、統一教会では、祝福を受けたすべての人に、「3年間、妻をお母様だと思って崇拝しなさい」という命令をします。これが薄れてはいけません。(233-349, 1992.8.2)