(RS-40) 2019-10-05 Japan Summit Leadership Conference 2019(JCLC2019)
天一国7年天暦9月7日(2019.10.5)
名古屋・ホテルナゴヤキャッスル
尊敬する世界から来られた貴賓、各界指導者の皆様。きょう私たちは、どのようにすれば戦争と葛藤のない平和な世界が実現できるかと悩み集まりました。特に今回のジャパンサミットを行うようになった理由は、摂理の完成に向けて進まれる天の父母様の夢を成し遂げて差し上げるにあたって、整理しなければならない歴史的な事実を整理すべき立場にあったからです。
今日全世界で起きている多くの問題についてみる時、大きな国であれ小さな国であれ、結局、利己主義、自国の利益を優先にするために一つになれない立場にあります。ここで今までの人間中心の努力は限界に逹したということを、私も皆さんも知っています。そうであれば、宇宙の主人であられる創造主・神様に私たちが侍ることのできる環境になれば、問題は変わって来ます。
聖書で言うところの人類歴史6000年についてみる時、人類は近年、第1次、第2次世界大戦を経ながら多くの痛みを感じ、多くの犠牲を払いました。これ以上戦争のない平和な世界のために国連を創設しました。国連が創設されて来年は75周年を迎えますが、国連もまた統一という問題、一つになる問題については答がありません。
本来、創造主・神様はご自身のかたちに似せて天地万物を創造され、人間始祖になる男性と女性を創造されました。そして人間には責任を下さいました。人間は自ら成長し神様の祝福を受ける位置まで進み出なければならなかったのです。しかしそうなることができませんでした。そのために今日の堕落した世界をつくってしまいました。今まで義人たちが世界のいたる所にたくさん現われましたが、人類が願う平和の世界は遥かに遠いのです。問題は、堕落した人間自らが変わらなければならないということにあります。今まで天は人間を教育するため、世界の各地域に合うように宗教を許諾されました。しかしその宗教もまた目的が分かりません。どのようにして結論を出し、完成を見なければならないのかが分からないのです。
神様は全知全能であられます。アルファとオメガであられるのです。永存されるお方です。そのような神様には失敗があり得ません。問題は、神様が人間に責任をくださったところにあります。そうであれば神様が(人間を)助け得る方法は、堕落した人間の中から自ら完成したという、完成した人間が現れるようにすることです。そのために神様はイスラエル民族を(選民として)選ばれ、個人から国家的基盤が形成され得るまで蕩減復帰の救援摂理歴史をなしてこられました。
そのことがどれだけ大変な蕩減ならば、4000年という時間がかかったのでしょうか。(神様は)4000年ぶりに「私の息子である」と言うことのできるイエス・キリストを送ってくださいました。そのようにイスラエル民族が願ったメシヤを送ってくださったのです。しかしどうなりましたか。イエス様を誕生させたマリヤは責任を果たせませんでした。イスラエル民族もまたイエス様と一つになることができなかったのです。結局イエス様は環境圏をすべて失ってしまい、十字架で亡くなられる状況の中で「また来る」と言われました。しかし今日のキリスト教は、イエス様の十字架の聖血によって救いを受けると信じています。これがいかに天を苦しめる行動でしょうか。4000年という期間をかけて苦労してこられた天は、33年という生涯で十字架に追いやられたイエス様を見つめることができませんでした。
キリスト教は聖霊の役事で復活した使徒たちによって出発します。しかし人間なので多くの失敗をしました。キリスト教の使命は何でしょうか。イエス様の本質が分からなければなりません。神様を正しく説明できなければなりません。しかし今日のキリスト教は神様が分からないのです。どうして毎日毎日十字架につけられたイエス様を眺めることができますか。天の事情の分からないなかで人間中心の制度を作り、信仰をそこに閉じこめておいたのです。それが今日のキリスト教文化の現実です。
私は摂理史の真実、歴史の真実を皆様の前に話そうと思います。今から約100年前、インドの詩聖タゴ-ルがこのような予言をしました。アジア人として最初にノーベル文学賞を受けた詩聖です。彼が、日本が韓国をまだ占領している時に日本へ来て韓国(の方角)を臨み「コリア、その灯がもう一度灯る日に、お前は東方の明るい光になるであろう」と言いました。光とは真理です。神様のみ言です。今日の世界人類が望むのは人間中心ではない天に侍ることであり、天のみ言を待っています。
天が選択した民族が責任を果たせなければ、その民族には蕩減が残るようになります。彼らには分からなかったとしても、イエス様を十字架に追いやったイスラエル民族は2000年間国のない民族として流離孤客しながら生きてきました。
1945年、韓国は解放されました。解放とともに南と北が民主主義と共産主義に分かれました。しかし天は摂理の完成において、2000年前に迎えられなかった独り娘を誕生させるために、また別の選民を選択されました。それが2000年前に選択された韓民族です。韓民族は戦争を嫌いました。それで外勢に押され、自由を求めて南下するようになり、大韓半島(朝鮮半島)に定着するようになりました。天の摂理の完成において、この民族を通して独り娘が誕生しなければならないために、キリスト教基盤を通じて1943年に独り娘が誕生しました。
しかし世界の情勢は民主主義と共産主義を中心として、予測ができないことが起きていました。神様の創造原則についてみる時、人間には時間を下さいました。そうであれば1943年に生まれた独り娘が成長し得る時間を、天は下さらなければなりません。それで5年後に6.25動乱が起きました。どうして世界の16ヶ国が参加できたのでしょうか。人間の力ではありません。神様が共にあったからです。
私はここに来る前に京原地区の大会をしました。その地域は6.25動乱に参戦した16ヶ国の勇士達が若き善なる血を流した所です。特に江原地域では最も遠いアフリカのエチオピアから来た「カンニュ部隊」(という名の精鋭部隊)が200回余りの戦闘を繰り広げたのですが、一回も敗れたことがありませんでした。私はその生存者たちが霊界に行く前にリトルエンジェルスを動員して感謝の思いを伝え、慰労してあげました。それによって感謝をすべて表すことはできません。それで私は参戦16ヶ国が、天の祝福を受けられる位置に進み出ることができるように、最善を尽くしてほしいとお願いしました。
世の中でも恩恵を受けたならば、恩恵を返すことが善なる心だと言います。間違ったこともそうです。私は日本に注文したいのです。皆さんの先祖たちが天を理解できずに過った過去の歴史について、現在この国の為政者や責任者は、過ちを許して下さいと祈らなければなりません。それが人間の道理です。そうして世界平和のために一つになって進まなければなりません。このようにしてこそ、天が愛することのできる民族になることを忘れないようお願いします。
私は、人が変わらなければならないと言いました。堕落した世界に生きる今日の人類は、神様の前に進み出ようとします。神様の恩寵と愛を受けようとします。しかし過ったサタンという境界線があるために、これを越えなければなりません。それで神様の摂理は、人間の中から勝利した独り子と独り娘が出てきて、真の父母の位置で堕落した人類を再び生んでくださる、重生・復活の祝福の門を開かなければならないと言います。
今日の強大国であれ小さな国であれ、まったく同じです。天の父母様のもと、人類は一つの家族にならなければなりません。世界と一つにならない方向に進む国には未来がないのです。大国であっても違いはありません。これが神様の夢です。これ以上天の父母様は先送りすることができません。なぜならこの地球星に神様の子女として導く実体真の父母が誕生したからです。言い換えれば、真の父母を通して祝福結婚を受けない人は、天上天国に行ける資格がないというのです。
今日私たちは平和を切望しています。最も近い国である日本と韓国はますます距離を置いています。しかし私は独り娘、人類と宇宙の真の母なので、私と共にあればすべての問題が解決され、私たちの創造主・神様、天の父母様が共にある個人と家庭と国になるので、ここに何の心配があるでしょうか。そうではありませんか。ですから無知な人類を神様の息子娘として導く教育が必要です。堕落性を脱ぐことのできる人、本来神様が計画された真の人にならなければなりません。
今日、多くの国があり、それらの国に法律があります。私たちが平和な一つの世界で暮らすにあたり、日本の法、アメリカの何の法、何の法が必要でしょうか。神様を中心とする一兄弟が、ただ天に対する絶対信仰・絶対愛・絶対服従で天の前に喜びと頌栄をお返しして、天の祝福と愛を受ける位置にあるとすれば、その位置以上に何をもっと願うでしょうか。
6000年の間、頑なになった人類を一朝にして正常に回復させることができないために、時間がかかるということを私は分かっています。そのために私は真の父母として、私ができるすべての環境をつくりました。ここに同参するかしないかは皆さんの自由です。しかし皆さんは賢明な人であることを私は願います。皆さんだけの命ではなく未来を考えて、いま現在皆さんが経験している苦痛があるとすれば、そのような苦痛のない未来で、皆さんの愛する子女たちが暮らせる世界をつくるべではないでしょうか。
皆さんに機会があれば江原道の龍平に一度行ってみられるよう願います。私はその場所、發旺山で、天の父母様の前に約束しました。無知な人類を神様の民として、神様の息子・娘にするでしょう。暗い暗黒世界にいる彼らが光を見て、天の父母様の懐に入ってこられる聖火を作りました。それが江原大会をはじめとして、この名古屋大会まで来るようになりました。これからはヨーロッパ、アジア、オセアニア、アフリカ、中米を経て、今度の12月には北米ニューヨークで3万名のキリスト教牧師たちの大会をする時に、その火をつけるでしょう。
キリスト教が天の前に多くの過ちを犯して民主主義が現れ、共産主義もまたキリスト教圏から出てきました。政治と宗教は一つにならなければなりません。今日の政治家たちは謙虚な姿勢で天の声を聞くことができる者でなければなりません。天の祝福を受けることのできる人物でなければなりません。今日世界で起きていることを見てください。人間中心で偉いという人や、自分の国が一番だという国は平坦ではありません。まず彼らは人の心を持つことができないのです。父母は子供を抱きます。そのような人々が指導者として責任を果たさなければなりません。本来宇宙の主人であられる神様を分からなければなりません。神様の夢と願いが何なのか、また人類の願いが何なのかが分かり、その方向に導く責任者にならなければなりません。それが一朝一夕にはなりませんが、私は環境をつくって彼らを教育しています。
本来、神様が創造された美しい地球が疲弊していることを、私たちは皆知っています。環境問題です。環境問題の中で公害を一番大きくさせている国々が、大国と呼ばれる国々です。これ以上傍観して遅くなれば、人類の未来は勿論のこと、地球の未来についても大言壮語できないのです。私は主に夏に台風が来るものと思っていました。それは自然現象として必要なものです。しかし韓国も今回の秋台風で、多くの人命被害と財産被害を受けました。私がニュースで聞いたのは、アメリカも時期外れの大雪と洪水によって予想できないことが起りました。自然が私たちに訴えています。これを放っている今日の責任者は、歴史の前に指弾を受けるでしょう。私はそのようなことを願いません。今からでも私と一つになり、天の父母様を中心とする人類一家族、地上天国と天上天国をつくっていきましょう。
そうするために私は三度、鮮鶴平和賞を与えました。今回発表される2020年の受賞者は、政治界を代表する方と宗教界を代表する方、そして特別に壊れている地球を生かすために輝かしい功績を立てた方に鮮鶴平和賞を与えようと考えています。それでこれから委員会から、その方々に対する説明と発表があるでしょう。
私は願います。一日も早くこの国の指導者が、天の父母様に侍り神日本になって、韓国とアメリカと一つになって、アジア・太平洋文明圏時代を力強く開いて行かなければなりません。そのような組職を作ろうと思います。人類の3分の2以上を占めているアジア大陸が、アフリカ大陸と共に天の父母様の夢を成就する独り娘、真の母と一つになって母の心情で子女を養育し、その国のすべての面で元気によく生きていくことができる努力をすれば、遠からず人類はその夢を実現する日を見るでしょう。私と共にその道を進みゆく、世界から来られた貴賓とこの国の指導者になるように願います。特に祝福を受けた祝福家庭として責任を果たすきょうとなるように祈願いたします。