父の祈り 第98話
天の生命を備えさせてください
お父様のみ前に出てきたとき、
愛を感じられなかったことを
受け入れてくださり、
世のために苦労できなかったことを
受け入れてください。
お父様のご苦労と
お父様の悲しみと
お父様の困苦の路程を推し量るとき、
私たちの心が悲しみを感じられるよう
許諾してくださり、
私たちの心が困苦を感じられるよう
許諾してくださって、
痛みを感じることのできる
息子・娘となるようにしてください。
このような息子・娘とならなければならないことを知っていますので、
愛のお父様、
神様の生命を備えることができるよう
許諾してくださり、
生きて天を尋ねるために集まった息子・娘ですので、
自分たちのすべての罪悪相をもって
お父様のみ前に立つことができないとしても、
お父様が六千年間闘われながら
血の祭壇を積んでこられた
復帰の恩賜を見つめ、ひれ伏した者たちですので、
受け入れてください。
そうして、
私たちの心がお父様を喜ばせてさしあげられるよう
許諾してくださり、
私たちの体がお父様を喜ばせてさしあげられるよう
許諾してくださって、
お父様のものとしてすべてを捧げることができるよう
お許しくださいますことを、
愛する我がお父様、
切にお願いいたします。
今、個々人の心中をお父様が洞察してくださり、
自分の心の中心に染み通っている
要求の目標と望みの中心が何かということを
たどり探ることができるよう許諾してください。
自己を中心とする、その何かがあるとするならば、
摂理のみ旨の前に、
天の中心を探し立てることができない自らであることを
悟るよう許諾してくださり、
自分自ら察して、
天のみ旨に逆らうことがないように導いてください。
ただ罪人であることを自認しながら、
自らお父様のみ前にひれ伏して、
すべてのことをありのままに報告し、
お父様のみ前に涙の悔い改めをすることのできる
切実なる欽慕の心情だけが、
あなたの息子・娘の心と体にあふれ流れるよう
許諾してください。
そうして、
その心を中心として
復活のみ業を巻き起こしてくださいますことを、
我がお父様、
切にお願いいたします。
私たちはお父様のおひざの前にひれ伏しましたので、
お父様、
あらゆる心の門を開き、
天のみ旨に浸ることができるよう許諾してくださり、
お父様のみ愛の懐に浸れるよう
許諾してください。
そうして、
お父様のご心情を
体得するよう許諾してくださり、
お父様が願われる
栄光の姿で現れるよう
許諾してください。
すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五八・一・一九)