天聖経: 第476話
第十一章 礼式と名節 6-7
6. 天宙の統一と解放を宣布できる時代を感謝します
愛するお父様、「七・八節」を設定して、五回目を迎える記念行事の日です。この日を立てるために七数の完成を望む創造理想が塞がったものを突破し、真の父母様が七十七歳である一九九七年七月七日七時七分七秒を中心として「七・八節」を終えました。
六数の堕落によって七数の安息圏を越えられなかったすべてのものを、乗り越えることができる一つの境界線を立てて、父母様が生涯を通して天と蕩減復帰の七数完成を中心とした、「七・八節」という天地父母天宙安息の定着を宣言できる、この時代を迎えるようにしてくださったあなたの労苦に感謝を申し上げます。
歴史時代まで経てきながら、蕩減の紆余曲折と幾多の峠を越えるための受難の歴史の中で、数多くの宗教と善の人々の血痕を連結させた祭壇を集め、個人を越えて家庭、氏族、民族、国家、世界までまいりました。旧約時代には万物が祭物であり、新約時代には子女が祭物であり、成約時代には父母が祭物になる過程を経て、サタンの恨めしいあらゆる怨恨の峠の中に包囲された包囲網を突き抜けて、乗り越え得る新しい「七・八節」という七数完成の八数を立てる一つの境界線を設定することによって、新しい世界と摂理完成の世界に越えていける時代をつくってくださった恩賜を、お父様のみ前に感謝申し上げます。
歴史時代に数多くの宗教の教祖を通して、良心的な人々が自国で忠孝の道理を立てるために犠牲になってきました。そのようにしてきたすべての聖人や賢人たちの労苦と、犠牲の代価を清算し、新しい解放の祝福を中心として「七・八節」を迎えたのでございます。そうすることによって、天上世界に家庭的王権、民族、国家的王権、世界的王権がつくられることによって、三百六十万双を超えて三千六百万双、三億六千万双、全人類をお父様の懐に抱くことのできる解放的な権限として、直結させてくださった恩賜に感謝を申し上げます。
祝福を受けた群れを中心として、天上世界の解放を中心として、聖人たちを糾合して霊界に新しい神様の主権を中心とした、主流の行路を切り開けるようにしてくださったお父様の恩賜に感謝を申し上げ、アダム家庭を中心として失っていた祝福の恩賜を地上において、天上世界のカイン的なすべての先祖の祝福圏を糾合して、天上に主流的な一方向を設定すると同時に、地上に一つの主流的な方向が一体圏として、個人から天宙まで完結され得る時代的な恵沢を受け得る、恩賜の時代をもてるようにしてくださったことに感謝を申し上げます。
今、残ったものは、神様王権樹立を中心として準備する、一切が実を結ぶことでございます。二〇〇一年一月十三日の「神様王権即位武」を中心として、天宙の統一と解放を宣布し得る時代を迎えるようにしてくださったことに感謝を申し上げます。今、神様の愛を中心として、全体、全般、全権、全能の行使でもって悪の世界のあらゆる障害物を越えに越えて、自由的で自主的な立場で天下を統治し得る主人として、侍り得る時代と、家庭的王、国家的王、世界の王として、天地父母に侍り得る、環境的な条件を整備できる時代を迎えるようにしてくださった恩賜に、心より感謝を申し上げます。
今回、済州島(チェジュド)ですべての統一家の若者たちが修練を受ける十四日間に、この日を共に迎えるようにしてくださったことを、より一層感謝申し上げ、すべてのみ旨の中で疑わしいすべてのものを越え、人間が解決できなかったすべての難しいことを解決し、勝利の覇権を相続し得る解放的な息子、娘の権限をもった家庭的な中心を、この地上に立ててくださったことに感謝いたします。この家庭によって中心氏族、中心民族、中心国家、中心天宙として、神様の心情的な系統を備えて、神様の天民であると同時に、天の王権を相続し得る血統を受け継げる、祝福を受けた天地の家庭となるよう、許諾してくださることを切にお願い申し上げます。
今回の期間を通して、新しく転換される時代を迎えて、解放された主人の立場で万宇宙をあなたの愛で造られた万物を再び相続して、愛の主人、全宇宙に不足のない主人になれるようにしてください。そのような中心存在として恥ずかしくない行路を備えることができる、個人、家庭、氏族、民族、国家を形成できるように、天の祝福が全地球星に臨むよう、許諾してくださることを切にお願い申し上げます。
きょうの、この記念日をより一層感謝しながら、この日以後になされるすべてのことを喜びで歓迎しながら、前進的な勝利の結果を、お父様のみ前に奉献してさしあげる侍衛の世界に転換できるよう、許諾してくださることを切にお願いしながら、きょうのこの慶祝の日に、天の大きな祝福が全万民と天宙に等しく臨むよう、許諾してくださることを切にお願い申し上げます。そうして、愛を中心として絶対個人、絶対家庭、絶対国家、絶対天宙に、前進、前進、前進、勝利、勝利、勝利の覇権的な世界に前進することをお誓いしながら、真の父母様のみ名によってお祈りいたします。アーヂュ。(二〇〇一・八・二五)
7. 地上天国解放太平時代を迎えるようお願い申し上げます
愛するお父様、神様王権即位式、戴冠式の挙行を記念するこの日を中心として、すべての天とみ旨が地と一致して、あなたの覇権的な新しい出発をなし得た二〇〇一年一月十三日が数日前のようでございますが、既に五年が過ぎ去りました。その間、曲折の峠を地の上で清算し、水平的な基準に対する垂直的な愛の原点を中心として、天地父母を身代わりする神様が自由自在に活動できる地上の基盤を拡大できる出発を経てまいりました。五年を過ごしたきょうまで、サタンの蕩減条件が残ったものを清算し、再び天の主権に近づかせないように整備、拡張いたしました。
そうして、この時代においてはアベル国連を創設して、神様の活動舞台に連結させなければなりません。エデンにおいてアダムが成せなかったことを、国家的な基準でイエス様が来て解決しようとしましたが、ローマと野合したイスラエル民族がアベルの責任を果たせなかったことにより、残されたみ旨を延長して、再臨時代まで来たのでございます。今日まで待ってこられた神様とイエス様を中心とした、霊界に行ったすべての聖人、賢人たちが、神様を見つめて要求したことよりも、地を見つめて真の父母の勝利的なひと日を待ち焦がれてきた、もどかしくつらい歴史時代を、今からはお忘れください。この新年を中心として、天宙平和理想解放世界のために、あなたが自主的な立場に立って、家庭で失敗したアダム時代を踏み越え、国家的な基準で失敗したイエス様の基準を踏み越えて、世界的に勝利し得ることを願い、地上の国連だけでなく天上の国連を中心として、神様の王権的な本然の基準まで連結させるべき最後の息詰まる時間を過ごしたのでございます。
摂理史的な「天宙平和理想モデル摂理安着時代」を宣布した基準のもとで、私たちは天宙平和理想モデル家庭とモデル国家とモデル世界の基準を中心として、二〇〇五年に百二十カ国を巡回しながら講演したすべてのみ言のタイトルのように、神様の理想家庭を中心として、アベル国連圏勝利の覇権まで連結させるための息詰まる歴史時代を迎えたのでございます。その道を経て、清平を中心として興進君と大母様が摂理したすべてのプログラムを、真の父母と一体となって完了し得る時点をもつようになりました。そうして、アベル国連圏を中心として、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙までの蕩減路程を越えて、真の父母が勝利したものをお父様のみ前に奉献することによって、天が一切を主管できる時代として、伝授されたこの日に奉献する王権戴冠式の記念式を、喜びで受け入れてください。
今まで悪の霊たちが支配していた、すべての所有権も撤回いたしました。そうして、再臨主を中心とした勝利の覇権的な焦点から、平行あるいは垂直に拡大して整備できる大整備時代を迎えたその上で、きょうの戴冠式とともに、アベル国連圏を宣布できる時代を迎えました。
イスラエル民族を荒野において火の柱と雲の柱で導かれ、法度を破った彼らの前に石板を二回も作って、十戒を中心としてイスラエル民族が行くためのすべてのものを宣布したのと同様に、今、再臨主が責任を負って、イスラエル民族が失敗したカナン福地の入城を宣布いたしました。
地上にいるすべての善の一族やカインとアベルの一族が、一つになって選民権を認められ、イエス様が果たせなかったものを、再臨主が、天上世界と地上世界の塞がった塀とすべての国境線を撤廃して蕩減いたしました。その上に、新アベル圏国連を中心とした基盤が備えられることによって、お父様が自由に行使できる時代を準備して奉献いたしましたので、あなたが先頭で万事に通じることができるよう、祝福を受けた家庭の上に連結させてくださることを切にお願い申し上げます。
この日の神様王権即位式を、真の父母の立場で記念して、勝利の覇権的な条件を奉献する時間として立てようと思うものでございます。今後に万世の全天宙が、あなたの愛の圏で和合統一世界に前進し、地上天国解放太平時代を迎えるようにお願い申し上げます。この戴冠式を中心とした解放的権限を喜びでお受けくださいまして、真の父母が願うみ旨のとおりに一体となり、万事思いどおりになるようにしてくださることを切に願いながら、お祈り申し上げました。アーヂュ。(二〇〇六・一・三)