天聖経: 第473話

第十章 平和思想 7

第十一章 礼式と名節 1

7. 愛の王権時代を伝授される時代になるようにしてください

愛のお父様、きょうは五月三日、今月に入って初めて迎える安侍日でございます。天と地が祝福家庭を中心として一体となり得るこの場が一つの焦点となりますので、この焦点を中心として万宇宙が一つの動機によって、一つの関係に従って一つの方向を備えて、一つの結果世界に定着できるようにしてください!創造理想の安着点を立てようとする摂理歴史の全体が、一つの焦点と一致するようにしてください。その根源と目的、そして方向に一致できるあなたの心情の相対となって、あなたの覇権的な愛の主権を握り、万有存在の生命と永生の出発となる愛を中心として、一つの主権を連結させて立てられた実体が、あなたを中心として一つになれる相対的な存在として残っているのでございます。

あなたが苦労してすべての起源を再び回復し、その回復した基盤の上に花が咲き、実を備えて堕落がなかった王権を中心として、万宇宙を千年、万年統治できる平和の王国時代を備えるようにしてください。今から万世の主人の資格で万宇宙の小さな群れから大きな群れまで、全体を創造理想としてお立てになった価値的な存在として、抱き愛し、好むことができ、すべてのものをみな成し遂げたと宣布できるように許諾してください!

今、この地上にいる祝福を受けた家庭と、アメリカを主として連結されたすべての国の民たちが、国連を中心として一つの目的で結着されるべき、最後の希望的な目的を控えているのでございます。新しいアベル国連を中心として、あなたが玉座に定着できるように願うその願いを今年に集中し、連結させることを願いますので、お母様を中心として平和の王と平和軍人、そして平和警察が一つになって、最後の結実になるようにしてください。そうして、愛を中心とした主権の美を備えて、万事通過することができ、自ら主張できる地上・天上天国に進行できるように祝福してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

韓国を中心として世界に連結され、私たちが一体の行動を提示すべき内容、きょう宣布するすべての内容が一体化するようにしてくださって、万事通過できるようにしてください。天使世界と霊界全体が地上に協助して、万世の解放・釈放圏に入って、神様を中心とした家庭的な基盤から氏族と民族を連結し、地上・天上王国の世界を完結できるよう、指導してくださることを切にお願い申し上げます。

この時間以後の全体も、お父様にお任せしますので、全世界に真の父母が連結するこの指示事項を、一心一体となって一族と一国において成就しようとする全人類となるようにしてください。その目的に向かって前進することによって、愛の王権時代を伝授され得る時代になるよう、許諾してくださることを切にお願い申し上げます。

今や、きょうから始まる韓国と世界に広がっていくみ言を宣布した内容が、生きていらっしゃる神様のみ言なので、霊界の全体に中心となって、地上の宗教圏と統一教会の信者たちを中心として、一体となることができる価値を備えて、お父様のみ前に奉献し、その奉献した価値に従って、私たちも天の保護を受けられる解放的な地上・天上天国になることができるよう、許諾してくださることを切にお願いしながら、真の父母のみ名によって切に報告し宣布いたします。アーヂュ。(二〇〇六・五・三)

第十一章 礼式と名節

 

1. すべてのものを私たちの中で成就してください

この三千里半島にあなたが訪ねてくるまで、御苦労された歴史路程には、あなたの血と汗と涙の歴史がしみ付いていることを、私たちは知るものでございます。数多くの民族の中でかわいそうな韓民族を愛されるあなたが愛されるその心情を満天下に表すことのできる日が、一日も早く来るようにしてください。

人知れずこの民族をお選びになって、かわいそうな立場に追い立てたのも、あなたのこの上なく大きな摂理のみ旨があったからであることを私たちは知るものであり、あなたに万民の前で父として侍ってさしあげなければならないことをよく知るものでございます。悲しいそのお父様が私たちのお父様であり、苦痛をお受けになったそのお父様が私たちのお父様であり、この民族が困難な歴史路程を歩みくるたびごとに、血と涙をしのびつつ倒れた数多くの子女たちをつかんで痛哭されたそのお父様が、私たちのお父様であることを知らなくてはいけない私たちであることを、この時間、もう一度悟るようにしてください。

あなたは親しく愛と生命のみ手を連ねてくださって、あなたの息子、娘たちを捜してこられ、開拓者の中の開拓者、開拓の王として自ら役事してくださいましたが、今日、この三千万民族はあなたを知らずにいるのでございます。あなたに侍る日を待ち焦がれるべき民族とならなければならないのに、そうすることができずにいるのでございます。お許しください。昔も今も、お父様のみ旨の前に召命を受けた民族が時代を経てくるとともに、歴史的な汚点を残したことをよく知っているものでございます。今日、この民族が過去の路程を悔いれば悔いるほど、あなたの心情に一層仕えるべきであるにもかかわらず、そのような立場に立てないことをお許しください。かわいそうなこの民族を探し出してくださる時までの、あなたの御苦労が大きければ大きいほど、それを知っている私たちは、あなたのみ前に面目のない姿であることを感じないわけにはいかないのでございます。

お父様、かわいそうなこの民族と生命の因縁を結んだ以上、役事してくださいますようお願い申し上げます。全人類の前にかわいそうな民族だったことを誇り、苦痛を受けた民族だったことを誇れるようにしてください。この地上の何ものにも頼れず、誇れなかったこの民族が、天と共に誇り得るひと日が早く臨むように許諾してくださいますことを、切にお願い申し上げます。

今、ここに集まったお父様の息子、娘たちがこのみ旨と使命を知りましたので、この者たちを通して復帰の路程を切り開いてください。私たちの血と肉が落ち、ばらばらになるとしても、私たちの一代において、この民族を見いだすのに苦労されたお父様をお迎えして、慰労してさしあげられる安息のひと日を迎えるために、生きた祭物にならなくてはいけないことを知っております。今日、私たちはこの民族を身代わりし、この世界を身代わりし、天と地を身代わりし、修行の道を行って倒れた数多くの霊人たちを身代わりした者たちですので、この時間に新しく覚悟し、決意するようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

あなたの心情とともに歌うべき万物であり、あなたの心情とともに和動すべきすべての被造物が、人間の堕落によって本然の立場と位置を失ったまま、六千年という歳月を悲しみながら嘆息してきたことを知るものでございます。この時間までも、あなたは復帰の心情を失われずに悲しい場や困難な場や死の場においても、所願成就のひと日を成すために闘ってこられ、我慢してこられ、耐えてこられたことを私たちは知るものでございます。

今、お父様を迎える私たちが、心から平和と愛と喜びの園を建設しなければなりません。しかし、いまだに私たちの前には悪のサタンがたくさんいますので、環境的にそれが許諾され得る条件にならないことを知るものでございます。そうではございますが、私たちは心からお父様を迎えて、本然の私たちの先祖たちがお父様のみ前に栄光を返して喜んだ姿を、心の中で成就して、生活する環境の舞台を備え、全天宙まで連結させなければならない責任があることを知るものでございます。

きょう、ここに参席した私たちは、お父様が自ら現れて、呼んで命令される時、邪魔になることなく歓迎できる自分たちになっているかを、自ら見極めるようにしてください。そのような息子、娘たちをどれほど恋しく思われたでしょうか。そのような息子、娘たちがあなたのみ前に頭を下げ、祝福を受けることをどれほど待ち望まれたでしょうか。きょう、私たちが本当にあなたをお父様として迎えるように許諾してください。そして、この場にあなたを自らお迎えして、全天地が栄光の頒栄を捧げるのにふさわしいこの時間となるよう、許諾してくださることを切にお願い申し上げます。

お父様の苦労された労苦は、到底推し量ることはできません。そのみ旨を身代わりして、今まで数多くの先祖たちがまいりましたが、堕落の恨を清算できないまま歴史の場で消えたのでございます。彼らは、この時間にも、天上において、地上の取るに足らないこの群れを見下ろし、解怨成就のひと日を待ち望んでいることを知る時、私たちの責任が重大なのを感じざるを得ないのでございます。きょう、私たちは、私たち自身だけのためにいるのではないことを、もう一度悟るようにしてください。私たち自身を中心として、天と地が連結されていて、天上にいる先祖と、これから来る子孫たち、そして現在の食口たちが連結されているのを分かるように許諾してください。

人類歴史が蕩減復帰歴史であるからには、きょう、私たちには解怨の条件を立てておき、蕩減してさしあげるべき歴史的な責任が残っていることを知るものでございます。今日、私たちが道を誤るとすれば、天の悲しみとなり、この時代の悲しみとなり、未来の悲しみとなることが分かるようにしてください。このような立場は、アダムとエバが神様のみ前に立った立場と全く同じであることを、私たちが悟り、今年からは自分自身をお父様のみ前に自ら証すことができて、新しいお父様のみ旨を抱いた者として、お父様のみ前に捧げられるのに不足のない息子、娘たちとなるよう許諾してください。

そうして、過去の私たちの先祖たちを解怨し、この時代の数多くの民族を解怨することによって、後代に来る数多くの子孫たちをお父様が愛する息子、娘として抱いてくださるのに、不足のない基盤を準備できるこの時間となるよう許諾してくださり、この期間を輝かせ得る新しい約束の痕跡と基盤を準備してさしあげられる、この朝となるよう許諾してくださることを切にお願い申し上げます。

お父様、この時間に韓国の各地に千人以上の食口たちが散らばっております。お父様、この時代に、自分の幸福のためにすべてのものを捨てて闘う人々はたくさんおりますが、お父様の安息のひと日のためにすべてのものを捨てて闘う人は少ないことを、私たちは知るものでございます。しかし、きょう、あなたの幼い息子、娘たちが各地に広がって闘うのは、世界的な使命を終結し得る理念を展開されるお父様のつらい心情の前に、近くに立つためです。この時間も寝床でひれ伏して、涙を流す食口たちがいるでしょうが、お父様、共にいてください。孤独な者たちを導いてこられたお父様であり、そのような場に共にいらっしゃるお父様であると思っておりますし、倒れようとする時、激励されるお父様であると思っておりますので、お父様、この時間に共にあってくださることを、私たちは信じます。自らお導きくださり、つかんでください。

私たちが果たすべき新しい使命と責任を全うし、行くべき所を知らないこの民族を、お父様の懐に導き得る開拓者たちとなるよう許諾してくださり、深い恨を抱いているあなたのその心を、どこか一部分でも解怨してさしあげられる祭司長の責任を負った、あなたの息子、娘たちとなるよう許諾してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

遠く海外でもこの時間を待ち望みながら、涙を流して祈る食口たちがいることをあなたが御存じですから、目的とされるみ旨を成就してくださって、万民があなたの懐に抱かれ、あなたの生命を中心とした血族であることを誇りながら、称賛できる日が早く臨むようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。きょう、ここに集まった私たちは、新しい覚悟と決意をもって新しく出発できる、約束の時間となるよう許諾してください。残されたすべてのみ旨に責任を負うために努力いたしますので、お任せくださるようお願い申し上げます。すべてのことを私たちの中で成就なさってください。主のみ名によってお祈り申し上げます。アーヂュ。(一九六一・一・一)

Luke Higuchi