天聖経: 第396話
第十二篇 天一国
第三章 天一国国民の道と「家庭盟誓」
第五節 天一国主人の生活と「家庭盟誓」39-49
39 神様は、聖子を願います。聖人は世界が願います。国は忠臣を願います。家庭は孝子を願います。これが正に、真の真理の道です。真の父母がいるとすれば、「お前は孝子になったので、忠臣になってはいけない。忠臣の道を行ってはいけない」とは言いません。真の父母は、その孝子に、「お前は家庭を犠牲にしても、忠臣の道を求めて国に仕えるべきであり、国を犠牲にしても聖人の道理を果たすべきであり、世界を犠牲にしても天が願う聖子の道を行くべきであり、天地を犠牲にしても神様を訪ねていくべきである」と教えてあげなければなりません。今まで誰も、このような概念があることを知りませんでした。投入して犠牲にならなければなりません。そのようにしなければ、一つの世界、一つの国は永遠に現れないのです。
40 ために生き、またために生きる人は、中心存在になるのです。間違いありません。家庭において孝子とは、父母のために生き、さらにために生きる人です。その家庭の中心存在になり、家庭の相続を受けるのです。愛国者も同じです。国王のために生き、国のためにすべて投入して、投入して、犠牲になり、また犠牲になれば、国に責任をもつ人になるのです。必ず中心存在になります。ですから、家庭で孝子となり、国で忠臣となり、世界で聖人となり、さらには天地において聖子の道までも行きなさいと教えてあげるのです。
41 孝子は、父母の世話になる人ではありません。父母の世話をする人です。忠臣は、国の世話になる人ではなく、国の世話をする人です。聖人は、世界の世話になる人ではなく、世界の世話をする人です。私たちの家庭は、天の代表的家庭となり、この地上において平和と幸福と自由をもたらさなければなりません。ですから、いつでも天地に歩調を合わせなければなりません。その次に、神様と拍子を合わせたので、周辺に天運を運んであげられる家庭にならなければなりません。
結局、父母様の代身家庭と天の心情的統一圏をつくり、心情文化世界が今日の世界で出発するというのです。サタン世界の孝子、サタン世界の忠臣、サタン世界の聖人、サタン世界の聖子の道理はありましたが、これからは天の国を中心とした孝子と忠臣と聖人と聖子の道理です。その標準がなかったというのです。それを私たちが創建しなければなりません。
「家庭盟誓」の第三節
42 第三節は、「天一国主人、私たちの家庭は真の愛を中心として、四大心情圏と三大王権と皇族圏を完成することをお誓い致します」です。四大心情圏と三大王権は、堕落する前のアダムとエバの完成を意味します。堕落する前のアダムとエバは、四大心情圏と三大王権を成し遂げ、皇族にならなければなりません。それでこの節は、堕落した人類を復帰して、皇族をつくっていくことを意味します。祝福家庭がこの使命を完遂しなければなりません。
43 「家庭盟誓」の第三節は、堕落していない本然の世界を意味しています。本然の世界に帰るのです。赤ん坊が育って夫婦の位置を訪ねていき、父母の位置を訪ねていくのです。神様と一つの体になるための位置を訪ねていく道です。四大心情圏は、神様の単なる空想ではありません。「私」が行くべき道です。
44 人は、父母、夫婦、兄弟、子女に分けられます。誰もがこのような過程を経なければなりません。誰かの娘にならなければならず、誰かの息子にならなければなりません。息子、娘が大きくなって兄弟姉妹になります。兄弟姉妹が父母のようになるのです。アダムとエバも兄妹です。彼らが夫婦になり、父母になるのです。同じです。妻というのは妹です。エバは妹です。そして、夫は兄です。神様のみ前では息子、娘です。神様の息子、娘として男性には男性の行く道があり、女性には女性の行く道があります。男性の道理、女性の道理を果たし、父母に似ていくのです。父母のように結婚するのです。
45 「家庭盟誓」の第三節は、天の国の教材です。アダムとエバが完成できなかったのが四大心情圏です。子女完成の終着点、兄弟完成の終着点が結婚生活です。夫婦完成の場、父母完成の場が結婚生活です。結婚生活をして、神聖な息子、娘を生まなければなりません。それが実なのです。ですから、父母が子女を愛するのは千年、万年変わりません。結婚した夫婦の位置は、このように途方もない位置です。歴史時代に人類が願っていた子女としての希望が花咲く位置であり、兄弟としての希望が花咲く位置であり、夫婦としての希望が花咲く位置なのです。
46 夫婦は、四大心情圏を中心として見てみるとき、お互いが自分を完成させてくれた絶対的相対者なのです。ですから、夫は、妻に理想的神様の息子を迎えさせる立場であり、天の兄を迎えさせる立場であり、天の夫を迎えさせる立場であり、天の父を迎えさせる立場です。妻も、夫にとってこれと同じ位置に立つのです。このような夫婦は、神様が体恤したのと同じく、子女を生み、自分たちが育ってきたすべてのことを、子女を通して実体的に体恤することによって、喜びを感じるようになるのです。
47 四大心情圏はいつ完成するのでしょうか。息子、娘はいつ完成するのでしょうか。兄弟はいつ完成するのでしょうか。夫婦はいつ完成するのでしょうか。結婚するその時間です。結婚するその時間に、子女の愛と兄弟の愛と夫婦の愛、三つの愛が結実します。この三つの愛の基盤の上に、父母が立つのです。
ですから、皆さんは、赤ん坊を生まなければなりません。自分の後代を生まなければならないというのです。神様がアダムとエバを創造したのと同じように、第二創造主として息子、娘をつくるのです。そのため、父母は天を身代わりします。子女と兄弟と夫婦は地を身代わりします。夫婦を中心として一つになるとき、縦的基準が一つになるのです。そうして、アダムとエバの完成は、神様の創造理想の完成になるのです。創造理想として願っていたすべてのものが完成するというのです。
48 今や地上天国時代に入りながら、私たちの家庭が王の家庭になります。ですから、どれほど模範的になるべきでしょうか。王が自分勝手に生きることができますか。王と王妃、王子、王女たちは、その国の法をすべて守らなければなりません。それだけでなく、王宮法があるのです。
49 天の国に入れる人々は、神様の愛の直系子女として、天の国の王孫として、神様のみ前に王子、王女の門を経なければなりません。天国は、王孫として、皇族として行く所です。この地上において、模範的な兄弟の友愛をもつ直系の子女と傍系の子女となり、模範的な一つの一族と国家を形成した立場で、皇族の名誉をもって生きたのちに、そのまま移動していく所が天国なのです。