27.韓鶴子総裁御言選集1 真の父母様を中心とした一つの世界

第27回
第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任
3. 伝道と環境創造

伝道をしなければならない理由

私たちは地の果てまでみ言を伝播しなければなりません。聖書にも、み言と鉄の杖で万国を治めることが書かれています。伝道しなければならないのです。神様が住むことのできる国が必要です。国を建てるには民が必要です。ですから、伝道しなければなりません。氏族メシヤの使命を果たさなければなりません。皆さんの残された生涯にこのことをしなければならないのです。これができなければ、霊界に行って真のお父様にお会いする面目がありません。「私は地上でこのようにあなたたちに教え、お母様までもあなたたちにこのように切に頼んだのに、なぜしなかったのか。このことはあなたたちだけでなく、あなたたちの子孫のためにも、必ずやるべきことなのだ」とおっしゃることでしょう(2013.2.10、天正宮博物館)

誰でも感謝の気持ちなくしては、天の前に進み出ることができません。皆さんは不足な人たちです。そのような不足な人を立てて率いてくださる父母様がいらっしゃるということは、幸せで感謝すべきことです。これからは時間がありません。どこかしら異なった形で行動しなければなりません。24時間は短いと思って、夜寝ずに働き、一つでも多くの生命を生かそうと身悶えする生活をしなければなりません。生命の問題です。皆さんと同じ時代に生きている人たちも、いつかは霊界に行くことになります。「あなたは統一教会の某牧師、長老、勧士ではないか。それなら、なぜ隣に住んでいた私を知らなかったのか。なぜ私や私の親戚に話をしてくれなかったのか」と言うでしょう。善良な人たちは準備された人生を送ります。天はそのような人たちをたくさん育ててこられました。そのような人たちを探し出さなければなりません。皆さんが精誠を尽くしてそのような人たちを探さなければなりません。そうして、天の前に立ててあげなければなりません。祝福家庭のためだけの教会ではありません。70億人類を救ってあげなければならないのです。本当に真の師、真の主人になるためには、どん底を愛さなければなりません。「自分を低くする者は高くされるであろう」(マタィ23:12)という聖書の聖句があります。「私がこの時代に息をして生きられるようにしてくださったことだけでも感謝であるのに、またこのような大きな使命を担うことのできる私となれるのだ!」ということが、どれほど有り難いことでしょうか。そのような心をもつようになれば、血気や欲がすべて消えます。皆さんはミサイルよりも力のあるみ言をもっています。真の父母のみ言よりも貴いものがどこにあるでしょうか。そのみ言のとおりに暮らしてみなさいというのです。(2013.4.15、天和宮)

私は日本の食口たちに富者になりなさいと祝福しましたが、韓国も例外ではありません。皆さん、富者になってください。皆さんが富者になる道とは何でしょうか。多くの生命を救ってあげてこそ、地上だけでなく、永遠なる世界で富者になるのです。私たちは生きてきた生涯よりも残された生涯のほうが短いです。人間の世界は、長く生きたとしても100年生きられません。しかし、私たちが父母様のみ旨に従って、実践躬行する人生を送るようになれば、永遠なる世界で祝福を受ける立場、愛される立場、中心の立場に立つようになる、ということを肝に銘ずるように願います。一世だからといって、二世と三世に、自分が責任を果たすべきことを転嫁してはなりません。皆さんも責任を果たさなければなりません。私たちは幸せな人たちです。皆さんがどのように行動し、実践するかにかかっています。皆さんによって救いを受ける生命が多くなれば、アジアと世界を抱くことができるのです。真の父母様はすべて成し遂げられました。

神様を中心とした自由・平和・統一・幸福があふれる世界では、世の中の法は通じません。弁護士、検事、判事が必要ない世の中です。そのような幸せな世の中に、全世界の人類が共に参加できるように、皆さんが真の父母様を紹介して教育しなければなりません。その道によってのみ、この時代を共にした誇らしい祝福家庭、誇らしい統一家の指導者になるということは間違いありません。(2013.10.27、清心平和ワールドセンター)

私たちは、伝道をたくさんして、お父様の高い位相を世界の前に示さなけれぱなりません。食口を増やすことが重要な課題です。もちろん、礼拝にどのくらいの人が参加したかという数が問題ではありません。教会では原理講義を続けなければなりません。そうしてみ言で生まれ変わらなければなりません。み言で生まれ変わって、真の愛を実践することのできる個人になり、家庭になり、社会になり、氏族になり、国になれば、それが天一国です。それが地上天国です。そうなれば、一人ひとり自らが心の平和を得るようになるのです。

草創期にお父様と結婚してから、私は夢を見ました。私は一人、子供を背負い、手をつなぎ、ふろ敷包みを持って、険しい道、崖道、前が見えない道を歩いていくのですが、崖から落ちることなく、光明を見いだして出てきた夢でした。今になって考えてみると、今がそのような時のようです。ですから基元節には、誰も彼も、潮水が瞬く間に押し寄せてくるように、人の群れが雲のようにここに集まってくる日を迎えるようにしてさしあげようというのです。ですから、多くの人材が必要なのです。(2012.10.1、天正宮博物館)

人類の前に6000年にして「真の父母」と「祝福家庭」という言葉が現れたことは革命中の革命です。世の中は真の父母様がどれほど貴いお方か分かりません。私たちだけが知っています。私たちだけがもっている貴いものを、この世に分けてあげなければなりません。真の父母様を知らせてあげなければなりません。キリスト教の歴史だけ見てもそうです。イエス様が残したみ言というのは、いくらにもなりません。しかし、2000年の歴史をたどってきたキリスト教の文化圏から、今日の世界をリードする中心国家が成長してきたのです。彼らの願いは再臨メシヤを迎えることです。雲に乗って来られる再臨メシヤに会えば、すべてが変わるであろうと信じています。ところが、人類歴史に蕩減があるということを知りませんでした。その蕩減を乗り越えることができなければ、天の前に進み出ることができません。サタンの法が遮るのです。

真の父母様は解放・釈放圏を成し遂げられました。これは驚くべき奇跡です。天の父母様は、真の父母を6000年間お待ちになりました。そして人類のために今日の4大宗教を立ててくださいました。ところが、4大宗教は根本を明らかにすることができません。私たちが真の父母様の子女になることができ、私たちによって天の父母様が願い、人類が望むその国と世界を成し遂げられるということがどれほど恵まれており、希望的であり、途方もない奇跡であるか分かりません。ですから、全世界の祝福家庭は、全人類に真の父母様が来られたことを教えてあげなければなりません。無知な人には発展がなく、完成もありません。ですから、教えてあげなくてはならないのです。その責任が皆さんにあります。その場でしんどいと言って座り込んではいけません。皆さんによって国が復帰されると考えてみよというのです。その責任のために努力する人は天が記憶なさるでしょう。(2014.5.24、天宙清平修錬苑)

私たちは祝福家庭です。真の父母によって祝福家庭になりました。サタン世界にいる彼らは私たちと血縁関係がありません。兄弟ではありますが、血筋が違います。世界の70億人類を一つに抱こうとするなら、知らせてあげなければなりません。「私は真の父母様によってこのような人になったので、あなたたちも私と一緒に行きましよう」と言うのです。これが父母様のおっしゃる「真の愛」運動です。皆さんによって一つでも多くの生命が新たな出発をすることができたならば成功なのです。彼らに皆さんが希望を与えるのです。

人類の真の父母様、万王の王であられます。それならば、王に仕える民がいなければなりません。万王の王であられるのに、韓国の国一つだけではいけません。6000年の間天が苦労して、今日私たちにこのような特別な関係と恵沢を与えてくださったのに、これを私たちだけ抱えて、いつも同じ考えと行動で生きては、子孫たちに対して責任を果たせなかった先祖、顔を上げられない先祖になります。これから年を取って、あの世に行く時「ああ、うれしい。私はあの時、お姉さんのおかげで、おじさんのおかげで天国生活をするようになりました。ありがとう」と言う人が何人いるでしょうか。これまで多くのみ言を聞き、「原理」も分かると言いながら、実践できませんでした。本は伏せておいて自分のすべきことを全部して生きてきました。私たちの生活において公的なことを区別しなければなりません。天の父母様、真の父母様を先に考えなければならないのです。(2014.12.18、天和宮)

天の父母様、神様は、私たち人間の父母様であられます。その父母様の前に進み出られるようにする方が真の父母です。真の父母がおられなければ、皆さんは神様の前に進み出ることができません。真の父母によって創造主、神様にとって私たちは子女の立場に立つことができるのです。東洋の家庭では孝を教えます。親を愛し、尊敬しなさいというのです。親は子供が自分よりも立派な人になることを願って精誠を尽くします。今日世界の多くの国では孝の思想を知りません。私たちは絶対者、天の父母様の前に責任を全うする子女になろうというのですが、それが親孝行することなのです。

皆さんが祝福を受けたその立場は、皆さんだけの立場ではありません。天の父母様の願いは、73億人類をみな子女として抱くことです。先に祝福を受けた皆さんが、彼らが祝福に参加できるように導いてあげなければなりません。簡単にいえば、幸福は分けるほど大きくなるということです。皆さんが祝福をすればするほど、幸福がより大きくなって皆さんに幸福が返ってくるのです。本心はそれを望んでいます。真の孝子と忠臣の立場に進み出られる道を行かなければなりません。(2016.5.8、天正宮博物館)

私たちはキリスト教を凌駕する文化をつくらなければなりません。父母様は天一国を開いてくださいました。それならば、皆さんも天一国にふさわしく行動で示さなければなりません。2000年の間キリスト教徒たちが天に仕えようとした一途の心で巨大な聖殿を建てたように、皆さんも未来の子孫が一つの道で行くことができる門を開けてあげなければならないのです。

それゆえ、ヨーロッパの国々を回りながら心の中でたくさん涙を流しました。今日統一家の祝福家庭の考えはどうなのでしょうか。6000年にして初めて祝福を受けた祝福家庭の価値が貴くて大切であるということをどれだけ知っているのでしょうか。このヨーロッパ文化、キリスト教文化に対して恥ずかしくない歴史と文化を残さなければならないということをどれだけ考えているのでしょうか。祝福家庭が、自分の家庭と自分だけの人生を生きているのではないかと心配しました。皆さんはどのような立場にいますか。自己中心ですか、未来を考えていますか。

今この時点において、私たちが世界の人々を教育すべきそのような内容があまりにもたくさんあります。皆さんにどのような話をすれば、私と同じ心になるでしょうか。父母様が一を言えば、自分で判断して、十も二十も準備することができる子女はどこにいるでしょうか。一から十まですべて私がしなければならない立場です。

私たちは、2000年間にキリスト教がつくり上げたものよりも永久的なものを残さなければならないのです。建築物をただ一つ見ただけでも、未来の子孫が真の父母様を欽慕し、愛しながら、「本当に乱れたこの世に来られ、真の愛を実践されながら、世界人類を子女として探し立て、彼らに永生の道を行くことができるように門を開いてくださった真の父母様、ありがとうございます。なぜこうして私は子孫として生まれたのでしょうか。真の父母様と同時代に生きていたら、私は私の先祖よりも途方もない、立派な功績を父母様にお返ししたでしょう」と言えるようにしなければなりません。皆さんは気を引き締めなければなりません。これから変わらなければならないのです。これからは見物人になってはいけません。皆さんはみな中心に立って主人意識をもたなければなりません。(2015.5.23、イーストガーデン)

ヒマラヤ山脈を越えていくアネハヅルの話を知っていますか。シベリアやモンゴルなどの地でひなを生んで6力月ほど過ぎたら、そのアネハヅルがヒマラヤを越えて、インドまで飛んでいくのです。そのようにアネハヅルがヒマラヤを越えていくためには、チベットまで行って気流を待たなければなりません。上昇気流が生じたら、30分以内に越えていかなければなりません。本当に不思議なことです。どうやってアネハヅルがその気流のことを知ることができるのでしょうか。そのアネハヅルが山を越えていく時は、様々な気圧や風の流れによって一直線に上がっていくことはできません。旋回しながら上がるのです。

どれほど神秘的でしょうか。その時、途中でためらったり止まったりしてしまった場合は、どうなるでしょうか。皆さんの責任分担は、皆さんが負わなければならない蕩減です。皆さんがそれを満たせなければ、皆さんの子孫がそれを満たさなければなりません。そのようなことを相続させたがる親がどこにいるでしょうか。これからは「苦しい、大変だ」という言葉を言ってはなりません。神様と真の父母様が霊肉共に周辺の環境を準備してくださいました。今後理想世界、天国に入れるかどうかは皆さんの責任遂行いかんにかかっています。

皆さんはいかにしてこの摂理の期間を短縮させてさしあげられるか、ということを考えなければなりません。皆さんは家庭では孝子、国家では忠臣、世界では聖人、天宙では聖子の道を行かなければなりません。(2002.8.18、日本、福岡)

環境圏を広げよ

私たちは、天の前やお父様に環境を造ってさしあげることができませんでした。過ぎてみると、天の父母様や子孫、未来に対して、あまりにも不足な立場です。ところが、私たちの肉身生活は、これまで生きてきた生涯よりも短い期間しか残されていません。そのように残された短い生涯において、過去にできなかったことをしなければなりません。恩賜と愛の中できょうの日を迎えさせてくださった天に報いる私たちとならなければなりません。

お父様は「大韓民国は神様の祖国である」と宣布なさいました。実際に私たちが天の前にお捧げできるこの国にならなければなりません。天が開いてくださった天一国時代に皆さんが私と共に働いて、天が皆さんを抱く時、「ああ、大したものだ。お前だったのか!」と言ってもらえる皆さんになることを願います。

私が話さなくても皆さんが最善を尽くしてくれることを願います。「死生決断」、「全力投球」というこの言葉が、毎日皆さんの生活においてとてもおいしいおかずのようにならなければなりません。私が皆さんに「感謝する生活をしなさい」と言いました。これまで天の前に受けた恩賜に比べれば、私たちはあまりにも不足でした。真心から感謝する気持ちで皆さんがあらゆる仕事に臨む時、本当に皆さんに平和、自由、幸福が訪れるのです。統一されます。私は、皆さんが最善を尽くしてくれることに対して、感謝の心をもって皆さんのことを見守るでしょう。

私は、この祖国を天の前にお捧げすることになれば、お父様の願いもかなえてさしあげられるだろうと思いました。本当にお父様がなし遂げたたくさんの業績が内外にありますが、私はこれをきれいに手入れし、整理して伝統を立てるつもりです。誰もここに文句をつけられず、手をつけられない完璧なものとして成し遂げるつもりです。私がいるので、皆さんは幸せなのです。(2013.3.20、天正宫博物館)

「家庭盟誓」の第3節は何でしょうか。皇族圏を完成するということです。皆さんは、毎日口で言うだけでなく、実践しなければなりません。皆さんは受け止めきれないような福を愛けましたが、その福は分けるほど大きくなるのです。自分だけのものと考える人は、それ自体で終わってしまうのです。それを隣人に分けてあげる人は環境が広くなります。

皆さんは成長しなければなりません。成長するというのは、責任分担を果たすということです。皆さんが根をいかに大きく、深く下ろすかは、氏族メシヤの責任を果たすか、果たせないかにかかっているのです。この言葉は伝道をしなければならないということです。

皆さんは環境圏を広げなければなりません。皆さん一人、一家庭だけが根を下ろすようになれば、風に揺れるでしょう。しかし、皆さんの氏族が共に根を下ろすようになれば、荒々しい津波が来たとしても引き抜かれません。そのような点で、皆さんが生き残る道は伝道をすることです。皆さんが模範となって、皆さんの周辺と国家、世界の人々の意識構造を変えなければなりません。(2015.3.18、天正宮博物館)

私は皆さんに「環境創造をしなければならない」と話しました。環境創造がよくできているところでは、み言を一言語っただけで十が分かるようになります。神様がアダムとエバを創造なさった当時は、神様と一問一苔をしました。私たちも同じです。祝福家庭がそのような環境を創造するようになったら、伝道ができないはずはありません。皆さんは地上において肉身をもって生活しています。皆さんがみ旨のために生きてから天国に入籍する時、何の称号をもらうでしょうか。忠臣、もしくは孝子の称号をもらうことになるでしょう。(2013.2.10、天正宮博物館)

皆さん二世たちが統一家の中心に立ちましたが、皆さんの根を知らなければならず、皆さんも環境を創造しなければなりません。簡単に言うと、環境創造とは伝道のことです。霊界は愛の空気によって呼吸する所だというでしょう?皆さんが地上で責任を果たせずに逝くことになれば、永遠なる世界においては、その分だけ皆さんの生活できる環境が狭くなるのです。どうせそうならクジラの背中のような(瓦屋根をもった広壮な)家を建てて楽に暮らしたいでしょう。

誰彼を問わず伝道しなければなりません。その道だけが、皆さんが讒訴されない道であり、方法なのです。いくら皆さんが世の中で名誉や何かをもって霊界に行くといっても、讒訴がある限り、何の価値もありません。み旨の中で乱れることなく生きたとしても、讒訴を地上で残して霊界に行った場合は自由ではないということを知らなければなりません。それゆえ、皆さんに刺激が必要なのです。私たちは人類のことを考えなければなりません。まだ私たちの環境は狭いのです。私たちが死生決断、全力投球しなければならない理由を実感しなければなりません。

それでは皆さんはどうしなければならないでしょうか。ある人は、「伝道をしなければ寝付くことができない」と言っていましたが、皆さんもそうですか。仕事のほうが先であり、重要であると考える人もいます。仕事もしなければなりませんが、皆さんの後代のためであり、永遠なる世界でお父様が記憶なさる人になろうとするなら、伝道しなければなりません。

聖書にはヨシュアとカレブに関する話が出てきます。彼らは歴史にどのように表現されているでしょうか。他の人たちが不信する時、彼らはいかにして天を信じたか、ということを皆さんはよく知っているでしょう。ところで、そこには美しい話がもう一つあります。ヨシュアはエフライム支派であり、カレブはユダ支派でした。ところで、カレブは大将気質だったようです。けれどもヨシュアと一つになって行動しました。美しい姿ではありませんか。

皆さんがいかなる地位や職責に就いていようと、私たちの目標は一つです。全世界の人類を天一国の民にすることが私たちの目的です。皆さんは、地位に執着することなく、行動して実践し、実践しなければなりません。特に二世たちは天のために最善を尽くさなければなりません。世界人類をすべて天一国の民にする時まで皆さんは休んではいけません。(2012.12.14、天正宮博物館)

私は、「許せ、愛せ、団結せよ」と言いました。これが、真の父母様がこの時代に与えてくださる真の愛のインフルエンザ(ウィルス)です。韓国を越えて、全世界に拡散されなければなりません。私たちのする仕事は世の中を救うことです。これ以上感謝すべきことがどこにあるでしょうか。皆さんは寝ることに恐れをもたなければなりません。お父様はほとんどお休みにならずに仕事をなさいました。孝子、忠臣になろうと言いましたが、父母様の似姿にならなければなりません。父母様に似て、父母様の願いをかなえてさしあげる息子、娘になろうということです。それが子孫に祝福を与える道です。近頃、私は蕩減についてたくさん考えています。どのようにすれば未来の子孫に蕩減のない世の中を譲れるのかということです。真の父母様は地上天国の門を開いてくださいましたが、地上天国は、皆さんが環境創造をどのようにするかにかかっているのです。皆さんは実績を出さなければなりません。(2014.9.1、天正宫博物館)

皆さんは皆さんだけではなく、先祖を解放してあげなければなりません。先祖を解怨して、すべての蕩減から抜け出せる環境を造るために、一生懸命に伝道しなければなりません。死生決断、全力投球しなければなりません。それで、エキスのごとき天一国経典『天聖経』と『平和経』をつくってあげたのです。一つでも多くの生命に真の父母様のことを教えてあげなければなりません。夜寝なくても努力する皆さんにならなければなりません。実践躬行しなければなりません。皆さんは生涯を閉じる前に、皆さんよりも能力があり、すベての面で備わった後継者たちを誕生させなければなりません。それだけが、皆さんが父母様に負っている借りをある程度お返しする道なのです。伝統をいかにして数万年受け継いでいけるようにするかは、皆さんにかかっています。(2013.6.23、ハワイ)

キリスト教の基盤が真の父母を早くに受け入れて、環境圏を造成していたら、今日全世界で起こっている宗教紛争、人種紛争、国境線問題はなかったことでしょう。神様が心血を注いで創造した美しい地球が荒れはてていきつつあります。予想もできない地震や津波、海水面の上昇など、言語に絶する大きな被害を受けていることは事実です。しかし、手をつけずにいたら、人間の未来も地球の未来も保障され得ないのです。それはおそらく皆さんがよく知っていることでしょう。ですから、私は真の父母なので、73億人類を前にして、未来の生命問題と環境問題に対して黙って見てばかりいるわけにはいかず、それを治癒し得る事業を始めています。私たちは、天の願われる基準には大きく不足しています。私たちは、2020年までに天の父母様の体面と真の父母様の体面を立ててさしあげる祝福家庭にならなければなりません。

皆さんは幸せな人です。皆さんは真の父母様と同時代に生きている祝福家庭として何が恐ろしいでしょうか。躊躇せずに、真の父母様が来られ、真の父母様を中心として摂理歴史が活発に展開されているということをこの世に知らせなければなりません。73億人類に希望を与える祝福家庭にならなければならないのです。(2016.10.22、天宙清平修錬苑)

Luke Higuchi