327.韓鶴子総裁御言選集3 天一国と私たちの使命
第3巻 第27回
第3部 天一国安着のための私たちの使命
8. 私たちは真実を明らかにしなければならない
*このみ言は、2013年12月15日に清心平和ワールドセンターで開催された2013世界指導者前進大会で宣布されたものである。
尊敬する内外の貴賓、平和大使、そして、愛する全世界の祝福家庭、食口の皆様!歓迎いたします。
きょうは、歴史的で、後にも先にもない基元節から始まった2013年を締めくくる時間であり、新しく始まる2014年の新時代を新しい希望とともに迎えられるように準備する時間でもあります。しかし、今日、周辺で起こる出来事が、私たちを非常に寒々しくしています。
なぜ、人類歴史は、このように大変な形で展開するのでしょうか。(人類は)悠久な歴史を通し、良心作用によって善を追求してきましたが、今日、世界は人種問題、宗教問題、思想問題、領土問題、国境線、防衛線(の問題)などによる、想像も出来なかった複雑な時代に直面しています。
私たちは、じっとしているわけにはいきません。創造主であられる神様が休まずに摂理歴史を導いてこられた事を、私たちはよく知っています。問題は、人間が原理軌道から脱線したため、自ら本然の軌道に戻っていけるようにする蕩減摂理歴史が必要だったという事です。しかし、これは人間自ら解決する事の出来ない難問題でした。全ての宗教の歴史を通して、特にキリスト教を通して、私たちが最終的に待ち望むのがメシヤ思想です。
メシヤは、どのようなお方でしょうか。誤った人間の全てのものを新たにして下さらなければならないお方です。そのため、メシヤは真の父母として来られなければなりません。堕落によって落ちていった人間を再び生み直して下さらなければならないという事です。このような過程なくしては、この複雑な人類歴史が収拾される望みはありません。しかし、驚くべきことに、また感謝すべきことに、この地上に真の父母が顕現されたのです。
きょう、ここに集まった貴賓の皆様と、特に平和大使の皆様は、第一線において責任を果たして下さらなければなりません。なぜなら、天の摂理は待ってくれないからです。時があるのです。(皆様は)この時に合わせる真の子女、孝子の立場に立つべき重要な時点に立たされています。文(鮮明)総裁は、建学理念として愛天、愛人、愛国の教訓をもって教育してこられました。
たとえ深い摂理歴史は分からなかったとしても、天を敬えば、民を愛する心でもって国に忠誠を尽くすようになります。この国に責任を持った為政者や政治家が、自己の利益を中心に考えるより、どのようにすれば国のためになり、民を愛する事が出来るかという事を考えて下さればと思います。
平和大使の皆様が創設して下さった(自然災害を防ぎ、家庭倫理の確立を図る)平和軍と平和警察の使命が重要です。
この国だけでなく、全ての国の平和大使が先頭に立って、平和世界に向かう道へと案内して下さらなければなりません。
考えてみて下さい。韓国だけでなく、周辺の国々に天を愛し、民を愛し、国を愛する心があるとすれば、欲を貪る事が出来るでしょうか。私たちは、北東アジアの情勢を心配しています。
一度、このように考えてみるのはどうでしょうか。イザヤ書第2章4節に、つるぎややりを打ちかえて、すきとかまを作るようになる時に、平和世界が成されるという聖句があります。
最近、中国から飛んでくる黄砂と微小粒子状物質(PM2.5)によって、私たちは健康を脅かされています。全ての生命体が脅威を感じています。しかし、この国に申し上げたいと思います。
先ほど聖句を紹介しましたが、軍事費用として天文学的なお金を浪費していますが、その3分の1だけでも投入し、面積の30パーセントが砂漠化、荒地化している地において植樹運動、沃土化運動をするとすれば、どのようになるでしょうか。
中国の国民がまず生きる道を見いだすでしょうし、国が豊かで強くなるでしょう。そうであるとすれば、なぜわざわざ破壊力を持つ軍事のために費用をかけなければならないのでしょうか。そのようにしなくても、豊かで強い国になれるはずなのです。
このような運動がアジアから始まり、周辺の国々が愛天愛人愛国の心情で一つになれば、世界平和がアジアから世界に伝播される事は間違いありません。そうではないでしょうか。そのような意味で、統一家の祝福家庭と平和大使の方々は、内実を固めながら、祝福家庭として真の家庭運動、純潔運動の先頭に立ち、今、滅びていく全世界の青少年問題、家庭破綻、犯罪などの全ての破壊力を防ぐ事の出来る実質的な運動を展開しなければなりません。
そのため、私たちは真実を明らかにしなければなりません。真実とは、この地上において天が待ち焦がれ、人類が願ってきた私たちの真の父母の事です。世界の全ての国々は兄弟国として、真の父母様に侍る場に出なければなりません。父母の前において、互いにために生き、愛する一つの兄弟のような心情文化を成してこそ、世界平和が可能なのです。このような人生を生きてから行くべき所が、永遠なる世界、天上天国です。
私たちの肉身をまとった生活は、長くても100年を超えるのは難しいのです。私たちは地上生活を、創造主であられる本来の主人、天の父母様(神様)の所有物を借りながら生きているのです。それが、この現実です。何のことか、理解できますか。私たちは所有権を主張する事が出来ないということです。
借りて、しっかりと使って生き、天が願う姿で天の前にお返ししてから逝ってこそ、あの世において永遠なる自由と平和と幸福を享受できるという点を、皆様が実感して下さればと思います。
そのような人生を生きるために、私たちはどのようにしなければならないでしょうか。
立ち上がらなければなりません。走らなければなりません。飛ぶことができるなら、飛んで行けばもっと良いのです。
私たちに残された時間は多くありません。どのようにすれば、私たちは地上において天のみ旨を全て成して差し上げられるでしょうか。
天の父母様から、ありがとう、誇らしい私の息子、娘よ(という称賛を受ける事が出来なければなりません)。
天の願いであり、私たち人類の願いを実現するその日のために、皆一緒に、力強く勇進しましょう。
9. 許し、愛し、一つになることを米国で訴えられた真のお父様
*このみ言は、2014年8月12日に清心平和ワールドセンターで開催された文鮮明天地人真の父母天宙聖和2周年記念式で宣布されたものである。
尊敬する内外の貴賓、愛する全世界の祝福家庭、食口の皆様、歓迎いたします。お会いできて、うれしく思います。
きょう、文鮮明天地人真のお父様聖和2周年を迎え、これまで天が私たちをどれほど愛されたことか、私たちに全ての祝福を下さいましたが、その責任を果たせなかった不足な姿の者たちであることを、もう一度、悔い改めます。
人類始祖アダム、エバの堕落によって、天は苦痛と恨の歴史で綴られた蕩減復帰摂理歴史路程を経ながら、失った子女を一瞬も忘れる事が出来ずに、彼らを救援されるその凄惨で骨髄に徹する摂理歴史を、4000年という、あまりにも長い摂理歴史の中で、天は選民という民族を立てて、約束通り、ある一時にご自身の独り子を送って下さいました。ところが、人類はその大いなる恩恵の前に、再び失敗をしました。
しかし、独り子は、「また来る」と言われました。その後、2000年のキリスト教の摂理歴史を通して、独り子が再び顕現されたのです。その基台の上に、天は独り娘を準備されて、真の父母の位相を高められました。それにより、人類歴史は、再び1ページを装飾するようになりました。
今日まで、この世の中は堕落した世界です。サタンが主人になった世の中です。ですから、いくら宗教を通して善なる生活をしようとしても、天に行く事の出来る道が分かりませんでした。しかし、今、真の父母様により、私たちは新しく生まれた祝福家庭という名前を持つようになりました。
私たちの、今日のこのあふれんばかりの感激を、どのように言葉で表す事が出来るでしょうか。
真のお父様、御苦労様でした。
真のお父様、愛しています。
真のお父様、慕わしいです。
しかし、無知なる人間は、過去2000年前にイエス様を歓迎できなかったように、再び来られた再臨のメシヤ、真の父母を受け入れる事が出来ませんでした。それでも、摂理歴史は進められてきました。
1971年、(真の父母様が)米国に行かれ、米国に「私は医者として、消防士として来た」というみ言を語られたのは、天がそれほどまでに準備されて、自由世界の堡塁として立てられていた米国が本来の天のみ旨に従う方向とは違う退廃文化、家庭崩壊、さらに共産主義思想で、その存亡の岐路に立っていたからです。天がどれほど苦労してその米国を育ててこられたかを、よく御存知の真の父母様が、再び一線に立たれるようになったのは、1971年です。(70年代)80年代、米国の警戒心を目覚めさせ、宗教問題や思想問題において、共産主義の脅威を受けている米国を救おうと、たったお独りで行かれる道でした。
そして、到底、人間としては成す事の出来ない多くの業績を残され、米国を生かされた事は、米国が天の父母様(神様)のみ旨に従って、世界人類を救うようにするのが目的でした。そして、自由世界、民主主義が揺れるその国に対して、真のお父様は「許せ、愛せ、一つになれ(団結せよ)」と、米国の全ての善なる人々を目覚めさせて下さいました。そして、自ら愛を実践されました。
しかし、ために生きる生活を実践されるレバレンド・ムーンを、米国はダンベリーの苦難の路程に送りました。お父様は、その道を行かない事も出来たのですが、(あえて)行かれながら、「一つになりなさい」と言われました。
そして、「私が行く道のあの向こうに、どのような天の祝福があるか分からないから、あなたたちは強く、雄々しくありなさい」と叫ばれたのです。
世界の摂理歴史において、米国を救い、世界を救った唯一なる私たちの真の父母様であられます。
聖和2周年は、特別に北米と南米を中心として、真の父母様が活動された全ての業績に再び光を当てました。大きな愛の前に、最後の、私たちの全ての力と能力を尽くして、父母様が見せて下さった枠の下で、一心一体一念一和で、私たちが天一国の誇らしい民としての基盤を作るために、最善を尽くして下さる事を願います。
聖和1周年には、ピースバイク大会で日本と韓国が一つになりました。そして、今回の2周年には、全世界的に14ヵ国が参加して、6000キロメートルを完走しました。どれほど、美しい姿でしょうか。全ての気候の変化と悪天候の中でも、私たちは屈しませんでした。ここに参加した全ての兄弟姉妹たちは、一つの心、一つの志となりました。そして、この聖和2周年に際して、これまで父母様が築き上げてきた業績の前に、世界人類の前に、私たちが誇り高い真の父母様の息子、娘である事を示しました。
これまで、皆さんが苦労した全ての業績に感謝します。今や、私たちの目標ははっきりとしています。私たちが行く所には、天の父母様、真の父母様が共にあられる事を忘れないで下さいますように、お願いします。